— そして、2014年、Equal Vision Recordsから再結成アルバムをリリースしましたね。文句ない素晴らしい傑作でした。どういう経緯で再活動に至ったのでしょうか?
解散したことがさして重要ではないという理由を構築するのに10年間という期間は十分だったよ。もちろん数年前もReunionを話し合ったことがあった。でもReunionを推し進めたものはRevelation Recordsの25周年記念ライブだね。CaliforniaとNew Yorkでやるライブの準備のため俺たちは集まることにしたんだ。リハーサルを行うにつれて、Gamefaceって楽しいじゃん!ということが明確になってきたんだ。最初は数回のReunionライブを行うだけということになっていた。俺はバンドメンバーに新しい曲を作る気は無いし、昔の曲しかやらない、と宣言していた。でも望もうが望まないが音楽を演奏すると創造力を刺激してくるんだよ。そこが音楽の持つ力なんだよ。一緒に集まり、一緒にライブを重ねていく内に俺は新曲をいくつも書いたよ。湧き上がってくるんだ。Come On Downを初めて演奏した後に明らかになったんだ。もっと沢山の新しいGamefaceの音楽がくるぞって。だからこのアルバム作成に挑んだことを非常にうれしく思っている。すごくいい経験となったし、10年前のやな思い出を消し去ってくれたよ。「Now Is What Matters Now」でいままでずっと言いたかったことを言えたと思うよ。
— GamefaceのサウンドはDescendentsやALLが作り出したCruzサウンドを元に始まったと聞きますが、そういったバンドをさらに進化させ、EMOとPOP PUNKの融合を初めて行ったバンドだと思います。というのが私の考えなんですが、とにかくGamefaceが作る音は素晴らしいと思うのですが、そのサウンドはどうやって作っているのでしょうか?どこからアイデアがきているのでしょうか?
とても素晴らしい表現方法だと思うね。俺たちはCruz Soundが大好きだ。まだ若かった時、俺たちはALLやBig Drill Carを見に行ったよ。てゆうかLAで行われたALL/Big Drill CarのライブでToddと初めて出会ったんだよ。またPaulとBobとも出会い、友達になったんだ。(The Chemical PeopleとDown By Lawも出てた。) バンドとして進化していく過程で俺たちは国中にあるパンクとは違う音楽シーンからも感化されてきたんだ。またイースト・コースト・シーンのTexas is The Reason, Lifetime, Quicksand, Errortype:11, Jawboxなどなどと一緒にプレーしてきたこともGamefaceのサウンド形成に貢献したと思うよ。Pop, Punk, Rock, Emo,なんであろうと最終的にはいつもGamefaceサウンドになってたね。
— バンドを始める前に影響を受けていていたバンドやアーティストをお教えください。
俺は7 Seconds, Descendents, と Big Drill Carだね。彼らの存在が俺に音楽をしたい、演奏したい、と思わせてくれたし、また、バンドを結成することは可能なんだ、ということに気づかせてくれた。もっと若かった時はロックバンドとヘビーメタルバンドが好きだった。彼らは俺にとって人生より大きい存在という感じだった。違う惑星から来たというような。一般人がバンドをやるなんて不可能だと思っていたよ。でもパンクを発見し、現実味が帯びてきた。パンクは個人レベルで接してくれた。1987年に初めてパンクロックライブを見に行った時、7 SecondsとVerbal Assaultを見たんだ。そこで彼らは「やりたいことは何でも出来るんだ」という世界観を教えてくれた。だから始めたんだよ。
— 今、現在、影響を受けているバンドやアーティストをお教えください。
ここ最近では俺の音楽テーストも変わってきてね。 ソングライターとして影響を受けた一人を選ばなければならないということであればRyan Adamsだね。彼は完璧。閑静なアコースティックからヘビーなギターサウンドとソロがある壮大なロックソングまで。彼はとても多才でとても刺激的だよ。