Corbata Presents “Blast Punk Ass!” 10th Anniversary Special!

CORBATA

BUTCHER ABC
BUTCHER ABC

BUTCHER ABC

BUTCHER ABC

BUTCHER ABC
次はBUTCHER ABC。
私の中ではCOFFINSと並ぶ、日本のデスメタル・グラインドのゴッドファーザー的バンドであります。
この長いキャリアの中で、今度、待望の1stアルバムが出るということで楽しみすぎなのです。

そして、この日のライブですが、この日もいつもと同じく、最高峰のデス・グラインドでした。
ライブにムラが無いってのは素晴らしいです。いつ観ても最高なのです。プロ・グラインドというか。

サウンドの方は初期CARCASSのゴアグラインド流れをさらに洗練さして、キャッチーにしたようなイメージを持っています。
ゴアといっても、血だらけのシャツを着用したり、歌詞面でのゴアであって、ボーカルはストレートなデスボイスです。
なので、初心者にもアピールすることができるんではないかと思います。リフも聞き取りやすいですし。

ドラマーの強靭なブラストと2ビートはNICE VIEWの太郎さんくらいのパワーを感じます。一発入魂ってやつです。
ギターのナルトシさんのギターリフは観ている人の腸をえぐります。
ベースの方は弦が光ってますし、ガスマスクをつけていて、バキバキなサウンドです。
そこに数年前から加入した迫力満点の単独ボーカルがのり、まさに死角無しの状態なのです。

いや〜最高でした。

MILKCOW
MILC COW

MILC COW

MILC COW

MILC COW
次はMILKCOWです。
今回は写真撮影(嫁のカメラを借りているので壊せない)もしないといけないので、ボーカルのツルさんを遠巻きに撮影しました。

説明するまでもなくMILKCOWは超絶テクニックの現代的なグラインドコアです。(MILKCOWは90年代前半にも活動しており、ネオハードコアテイルとよばれるようなバンドと対バンをし、Snuffy Smileからもリリースしています)

ツルさんはRELAPSEにいるようなMISERY INDEXやDying Fetusも好んで聴いているようで、ドラムの方はトリガーを使った超テクニカルなグラビティブラストを使います。カチカチカチといったバスドラの音、そこに機械的かつ不協和音ギターが絡み、カオスを生み出します。
カオスの種類としては最近のBRUTAL TRUTHと方向性は似ていると思います。

今回はベースの方がいないという前情報だったのですが、直前にツルさんが会場にいた外国人の方をハントしてベースを弾かせていました(笑)

ツルさんはホール全体を使ったショーをするただ一人のバンドマンではないでしょうか。その場にあるものを使ってカオスを生むというか。
脚立、テーブル、アンプなんでもよじ登ってしまう運動能力も凄いのですが、観ている人、全員が楽しくなるようなオーラ。

危険!と思いつつ笑ってしまうような。この日は上に投げたマイクが天井のスピーカーに引っかかってしまって、その辺の流れも最高でした(笑)

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