『Under the Surface Vol.4』 に賭ける熱き二人の想い

Vol.4

LIVEAGEには最近、様々な人から連絡が来る。ありがたいことです。
今回は熱き志をもった、アンダーグラウンドミュージックの企画者からの投稿だ。
渾身の企画を打つようで、その決意表明とバンドの紹介であります。

text by YRAK & MOCHI(Under the Surface)

日本のヘヴィミュージック・シーンは、間違いなく世界でもトップレベルです。その一方で、オーバーグラウンド/アンダーグラウンドを問わず、マンネリズムという名の停滞がシーンに色濃く染みついているのも、また事実だと思います。そんななかで、これまでの人生でずっと正道から外れ続けてきた二人の男が2015年の冬に立ち上げたのが、Under the Surfaceです。

自らレビューブログを運営し、アンダーグラウンドの「今」をDIYな形で発信し続けてきたYRAK。音楽媒体にライター/編集として勤め、国内外のシーンをリスナーとは違った視点で俯瞰的に見つめてきた経験を持つMOCHI。年齢も出身地も歩んできた人生も違い、共通するのは性別と好きな音楽のみ。そんな二人が「これとこれが対バンしたら超熱くねぇ!?」という、中二病マインドが出発点ではあるのですが(笑)。英語で「表層の下」という意味を持つ言葉を企画名としたのは、すさまじい早さで流れていく情報に惑わされず、今いる場所から一歩踏み出すことで得られる未知との遭遇や化学反応を信じ、発信していきたいからです(お察しの人もいると思いますが、Neurosisの名曲も由来のひとつです)。

過去3回のラインナップで、言いたいことは充分に伝わると思います。スタイルの隔たりも、世代間のギャップも、シーンのしがらみも、ここにはありません。意外でありつつも、ひとつでも好きならば、全バンドを気に入ってもらえる組み合わせには、常に心を砕いてきましたし、自信があります(もちろん会場である東高円寺二万電圧の協力、そして出演バンド実力あってのことですが)。

1 2