THINK ABOUT FUTURE vol.4 (Emitationインタビュー)

—三河方面在住ということでやはり岡崎という場所への思いや岡崎のバンドからの影響はどれくらいありますか?

(長坂)岡崎のハードコアシーンについて触れたのがわりと遅いので、物凄く思い入れがあるわけではないですが、ライヴを観に行ったり人から話を聞いたりすると凄いことが沢山あってめちゃくちゃ凄い街なんだなぁと思います。
確かCrow Dragon TeaのVoの方が「やっと憧れだった岡崎に来ることができた」ってMCをしてて、その言葉聞いて実感した感あります。

(サカイ)近所にバナナレコードシビコ岡崎店という中古レコード屋があって、いろいろな音源に出逢った場所なのでとても好きですね。
今でもよく行きます。
岡崎への思い入れに繋がるかどうかはわかりませんが、マニアックハイセンスのディスコグラフィに掲載のサンクスリストにユアソングイズグッドやダブルの名前があったときはテンション上がりました。

—Emitationがよく対バンする、仲良いバンド、スタイルが違っていてもシンパシーを感じていたりするバンドなどEmitation周辺のシーンがどんな雰囲気か教えてください。
私のイメージとしては私達の世代では知らないシーンが創り出されているように感じます。

(サカイ)同じレーベルのローキャロリーのグッドラックウィズユアファンや、スティッフスラックのTHE T.V.DINNERS、あとは4ブラザーズとかが比較的対バンする機会が多かったと思いますが、亮平さんどーですか?

純粋に音楽が好きだと感じあえるバンドとの共演は、非常に楽しいことであるし、自分たちとして活動の意義を見出しやすいです。
ネットの発達で自分の好きなものを好きなときに聴くことが出来るということが、ある意味明確なジャンルによるシーンを形成しにくいものにしているのかもしれないですね。
メリットにもデメリットにもなり得ますが、自分の意思をしっかり持って活動しているバンドになりたいなと常に思っています。

(長坂)特に「このシーンでやってる」みたいなのは今のところないんですが、色々なバンドと対バンして思ったことはみんなやってるスタイルは違えど結局なところ音楽が好きな印象があります。
エモやハードコアが好きだけど、スピッツもめちゃくちゃ好きみたいな。

ショウさん挙げたバンドは確かによく対バンしてますね!
特に昨年末頃からTHE T.V.DINNERSに「Emitation良いね」などのお褒めの言葉をいただき、めちゃくちゃ嬉しかったです!

— Emitationのスタイルってなかなかいそうでいないように思うけど周りから○○っぽいね!とか言われたことありますか?また目指しているバンドとかありますか?

(サカイ)Emitationを始めるときのコンセプトとして、キャップンジャズミーツスクールジャケッツというものがありまして。
エモをかなりショートカットするという発想に自身がとても酔いしれておりました笑

アルジャーノンキャドワラダーやスノーイングといったエモリバイバルバンドももちろん好んで聴きますが、海外の方からジャパニーズスノーイング!と評されたときは嬉しかったですね。

(長坂)ショウさんの言うよう「エモをショートチューンで」ってのが元々のコンセプトでありますね。誰もやってなかったので面白いかなぁと笑
最近ではオルタナやポストハードコアの要素も取り入れてます。 FUGAZIを一時的めちゃくちゃ聴くみたいな時期とかあったり。
「ショートチューン」って部分だけは今後変えていく気はないかなぁと個人的に思います。
ジャパニーズスノーイングと評されたのはめちゃくちゃ嬉しかったですね!

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