Piri Reis(Malaysia) Japan Tour 4日目 新宿 Hill Valley Studio

5. Piri Reis
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ここ最近マレーシアからはOSMAN TIKOSやDAIGHILA、シンガポールからはyumi、インドネシアからはStraight Answerなど東南アジアから多くのバンドが来日しツアーを行なっている。そして今回はマレーシアのエモバイオレンスバンド、Piri Reis。

DAIGHILAを見たときに特に感じたことなんだけど東南アジアのバンドはライブの爆発力がとんでもないんですよ。
音源を聞いて「まあ結構格好良いよな、ライブも見てみようかな」くらいの感じで会場に足を運ぶんだけど予想の斜め上を行く迫力あるライブをする。

この日のPiri Reisもまさにそうだった。もうライブが初期衝動の塊なんですよ、気迫がものすごく伝わって来る。
先日配布されたnine days wonderのインタビューが載ってるI Drink Milk No.19の見出しに書いてあった「やるからには一音目で殺す気でやらないと」って言葉を体現したかのような迫力を感じた。

音源的にはエモバイオレンスの代表格Orchid、Ampere、Reversal Of Manのごとく洗礼された鋭さがあるというよりはどちらかというといなたさを感じるんだけどライブはもう全然違う。野生のイノシシを目の前にしたかの如く前のめりに全力で突っ込んで来られる感覚を味わえた。

2007年にtialaがマレーシアから招聘したBLOOD ON WEDDING DRESSのメンバーは仕事を辞め、給料の何ヶ月分を貯めて日本ツアーに来てるみたいな話を聞いたことがある。
現在マレーシアのGDPは2007年に比べれば大きく成長していると聞くけどそれでもまだまだ物価は日本の方が高いだろうしそもそもインディペンデントなシーンでのツアーをするでは生活を賭けてまでの決意で臨んでるんだろう。

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ツアーに合わせてsto cosi cosiとPiri ReisのsplitCDをzine付きで1200円で販売していたのでこれから見に行く人は是非買って欲しいなと思う。
※(zineを1000円と記載していましたが1200円の間違えだったので訂正しました)

マレーシアのバンドシーンの他に、ムスリム(イスラム教徒)の生活、食事について(ベジタリアン、ヴィーガン)、政治、徴兵制度、仕事について、マレーシアでの女性のバンド活動についてと色々興味深い内容のインタビューが載っていてすごく読み応えがあって面白かった。
ちなみにwebでもツアー前に掲載した別のインタビューがあるのでこちらのリンクからどうぞ。

もちろんsplitCDの内容も2極タイプの同ジャンルの激突って感じで素晴らしく格好良かった。
sto cosi cosiはなぜかタイミング合うことなく一度も見れてないけど音源はまさに「洗礼された鋭さ」がある方のエモバイオレンスですげー良い。

Piri Reisのメンバーはさすがというべきかレコードジャンキーのようで色んなレコード屋を渡り歩いているらしく目撃情報も多数。
中古100円特価コーナーに歓喜しながらディグってるとの情報。

それとかなりフレンドリーな性格みたいなのでちょっと頑張ってマレー語で話しかけてあげたりするととても喜ぶかも。
スラマッ ダタン!(ようこそ!)位ならすぐに覚えれるので挨拶代わりに使ってみるのも良いと思う。

他の単語の例も載せときます。


おはよう(Selamat pagi / スラマッ パギ)
こんにちは:12~14時(Selamat tengahari / スラマットゥンガハリ)
こんにちは:14時~夕方(Selamat petang / スラマッ プタン)
こんばんは(Selamat malam / スマラマッ マラム)
ようこそ!(Selamat datang / スラマッ ダタン)
元気ですか?(Apa khabar? / アパ カバー)
元気ですよ (Khabar baik /  カバッ バイッ)
ごはん食べた?(Sudah makan? / スダッ マカン?)
食べました(Sudah /  スダッ)
まだ食べていません(Belum /  ブロン)
さようなら:帰る側(Selamat Tinggal / スラマッ ティンガル)
さようなら:見送る側(Slamat Jalan / スラマッ ジャラン)
じゃ~またね!(Jumpa lagi / ジュンパラギッ)

長々と書いてしまったけど要は素晴らしい体験ができるはずなんで気になる人は残りのツアーに参加してみることをお勧めしますよってこと。
この記事を執筆時点(2016/9/15 1:21)で残り4箇所。是非。

9/15 (thu) –KYOTO Saiin GATTACA
w/ Failure, Flat Sucks, myna, sequence, サクラショック!(名古屋), EYE HAVE YOU
Open 17:00 / Start 17:30
(前売: 1500円 / 当日: 2000円 / ドリンク代別)
京都GATTACA TEL: 050-1225-6613 email: info@kyoto-gattaca.jp
京都府京都市右京区西院西三蔵町13-1

9/16 (fri) –AICHI Nagoya studio 246
w/ DO NOT, CHEAP SKATE, ヒズミ小屋, The Tug
Open 19:00 / Start 19:30
(当日: 1,500円 / DOOR代のみ)
スタジオ246 NAGOYA TEL: 052-783-2460 email: pirireisjapantour2016@gmail.com
愛知県名古屋市千種区東山通り5-65 東山ビルB1F

9/17 (sat) –TOKYO Koiwa Bushbash
w/ sto cosi cosi, Kowloon Ghost Syndicate, ENDZWECK, asthenia, Thirty Joy
Open 17:30 / Start 18:00
(前売: 2,000円 / 当日: 2,300円 / ドリンク代別)
小岩Bush Bash TEL: 03-6657-9939 email: info@bushbash.org
東京都江戸川区南小岩7-28-11ファーストセントラル101

9/18 (sun) –TOKYO Nakano Moonstep
w/ sto cosi cosi, This Time We Will Not Promise And Forgive, ENCROACHED, TRIKORONA, BUMPED HIS HEAD, SHUT YOUR MOUTH
FOOD: VESPERA’s Falafel and Deli
BEVERAGE: あかほし珈琲
Open 17:00 / Start 17:30
(前売: 2,000円 / 当日: 2,300円 / ドリンク代別)
中野MOON STEP TEL: 03-3380-7739 email: moonstep@snow.ocn.ne.jp
東京都中野区中央5-39-16

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