男も女もぺヤング

昨年末、出勤前に妻から唐突に「次に結婚するなら、淫乱女と結婚して」と言い放たれたでお馴染みの小生です。

性豪。

ハゲは絶倫。ハゲ治療をすると絶倫じゃなくなりそうだからハゲ治療はしない派。

話を戻しましょう（何に？）

昨日、家のテレビで録り溜めた番組の整理をしておりました。デリートデリート、これ見るの？消していいの？みたいなことを妻子に確認しながら。
すると、まだ見ていない録画番組に「妻にキレられる夫」というような実話ドキュメンタリー番組があったワケです。タイトルがモロすぎるじゃありませんか。

俺が録画したものではない。

明らかに、妻がアレしたソレ。

妻に恐る恐る尋ねる。コレってサ、まだ見てないみたいだけどサ、見るのかなぁ～サ？と。語尾のサの間違った引用からも感じ取れる俺の胸の内のソレ。
妻もいつ録画したかも分からないし、そもそも、ソレを録画しようとしたときのモチベーションやエモーションも今となってはご自身でも存じ上げてないご様子like下着屋店員の巨乳女性客に対する「お客様は～おムネのカップが大変大きいご様子なので･･･」的に気遣うご様子。

結果、二人で一緒に見てみよう、というドキドキな展開に。動揺しながらも平静を装うボキと、ホットコーヒーなんか煎れてニヤニヤくつろぎながら見ようとする妻のコントラストが秀逸な隠れ名スプリット７epの予感。

番組再生。

再生ド頭から、番組ダイジェストシーンが始まる。

自宅と思しき部屋で隠し撮りされている映像。BURN TO SHINE的カメラワーク。

妻「つーかさー、昨日もさー、アタシが具合悪いっていうのにさー、テメーはのうのうと寿司なんか食って帰ってきやがってよー、ホントにアタマくるよねー、つーか、聞いてんのかよ？」
夫「（ビクン）はい･･･すいませんでした･･･」
妻「つーかさー、アタシが今なんて言ったか聞いてんの？！」
夫「（ダンマリ）･･・いえ･･･聞いてませんでした･･･」
妻「はぁ？なんで聞いてねぇーんだよ？ホント、ムカつくよね！」
夫「（ビクビク）すいませんでした･･･」

ド頭からコレモンですわ。鬼ですわ。アメリカン・ハードコアのDVDと見間違うかのようなキレ。ないし、愛のないSM。完全なる何か系ハラスメント。寿司食って帰宅しただけで鬼ですわ。夫がベタオリすぎて、妻の会話をフル流しでとりあえずすいません言うだけのマシーン化しているソレ。基本的に敬語。圧迫面接会場はコチラ系。

そのあとの、別のサラリーマン例はこうだ。
彼は会社の決まりで週に１回ノー残業デーがあり、定時に帰れる日があるのだが、その日がとても憂鬱だという。家に帰れば妻からツメられ狂う展開が待っていて、早く帰れば帰るほどその苦行タイムが長くなるからツライのだという。だから、彼は大して用事も無いのに、街中の家電量販店とかに寄り道して時間を潰すのだという。家にいるのがツライから、と。自宅＝アリ地獄。

これはヒドイ、そう思いながら妻と見る俺。