着用Tシャツから見るメンバーの趣向
これだけネットが発達する中でも、やはりバンドマンが着てるTシャツからのバンド発掘、音源掘り下げはやめられません!FORESEENのメンバーが公言している影響と、Tシャツから来るメンバー個人の趣味がどれだけ音に反映しているのか?探っていくだけで楽しくなりますよね!
GUNT INSTINCTシャツ
Gut Instinct-1989-92 Complete Discography (Full Album)
ボルチモアハードコレジェンド。スラッシーなメタリックリフ、ハードコアにグルーブを加えたサウンドは後のNYHCと連動し90年代メタリックハードコアの土台を作り上げた。
INTEGRITY シャツ
INTEGRITY – those who fear tomorrow 1991 (full album)
凶暴なバンドが多いクリーブランドの中でも人気の高い彼ら。ハードコアは速さだけじゃない所謂NEW SCHOOLの土台となるも、その影響はジャパコア、SEPTIC DETAH、デスメタル等の邪悪な音楽全般から。メンバーはかなりのハードコア/メタルマニアックス。
BATHORY シャツ
Bathory – Bathory(1984) Full album
1人の若者が全てこなしたといわれるブラックメタルの源流となるスラッシュユニット。VENOMをスラッシュ化したようなサウンドはハードコアパンクス特に、メタルクラストへの影響も大。
VENOM シャツ
Venom – Welcome To Hell (full album 1981)
サウンドとしてはMORTORHEADやTANK等のNWOBHOM周辺のパンキッシュメタルながら、アルバム内のSE、構成、ロゴ、服、歌詞等徹底して悪魔崇拝。本人達は嫌悪感を与える為にはじめたかもだが、後の邪悪なメタルの原点となった。
AMEBIX シャツ
AMEBIX – Arise!
それまでのハードコアパンクとは違うヒリヒリとした緊張感や冷たさ、BLACK SABBATH譲りのドゥーミーなパートやミッドテンポを主体としたメタルクラストの新たな形。VOIVODやCELTIC FROSTからの影響も感じる。
WARZONE シャツ
Warzone – Dont Forget The Struggle, Dont Forget The Streets
NYHCの中でもSKINSからSxEに向かったレジェンド。NYHCアンセム目白押し。FORESEENのボーカルアクションやファッションにも彼らからの影響を感じる。着てるTシャツは一般的に迷作とされる超メタル化期のもの。
NASTY SAVAGE シャツ
Nasty Savage – Nasty Savage (FULL ALBUM)
これはとんでもない(笑)ヘビメタルマニアックスからカルト的指示を得る、パワー/スラッシュメタルバンド。強烈なハイトーンボイスと邪悪なギターリフがハードコアでは味わえない緊張感。
HALLOW’S EVE シャツ
Hallows Eve Tales of Terror Full Album
カルトスラッシュメタル。ジャケからも音からも漂う危ない雰囲気漂いまくるサウンドはハードコアにも通じるサウンド。NASTY SAVAGEにも通じる狂ったハイトーンボイスが強烈!
REPULSION シャツ
Repulsion-Horrifed (full album)
後のグラインド、デスメタルに大きな影響を与えたプロトグラインド、スピードコアサウンド。当時はあらゆる音楽が速さを競いあい、80年代の一つの完成系がこれ。
TERRORIZER シャツ
Terrorizer – World Downfall – 1989 – (Full Album)
NAPALM DEATHと同時多発でアメリカでも起きたグラインド現象の張本人。ドラムは後のMORBID ANGEL。ハードコア、特にクラストのにおいがぷんぷんのグラインド名盤。
STRATOVARIUS シャツ
Stratovarius – Episode Full Album [HD]
ハードコアの記事では最も縁が遠いメロディックパワーメタルバンド(笑)中学生の時に大好きでした!HELLOWEENとイングヴェイを足したようなネオクラシカルスピードメタルは後にフォロワー多発!なんとこの中で唯一の同郷フィンランドのバンド!!!!
その他POISON IDEA,EXICTER、AUTOPSY、METALLICA, ANTHRAX, NUCLEAR ASSAULT、VIO-LENCE、SLAYER、KILLING TIME等キリが無い(笑)
FORESEENのメンバーは相当なメタル/ハードコアマニアックスである事がよくわかります!単にクロスオーバーの焼き直しではなく、自分たちが好きな世界各国のハードコアにメタルエッセンスを大胆にぶち込んだサウンド。MUNICIPAL WASTEに代表される2000年代初頭のクロスオーバームーブメント80’s回帰が前提でバンダナスラッシュやファストコアとリンクしながら広がりましたが、2010年代のモダンクロスオーバーはNYHCを土台としながらもネットが発達した今だからこそ得れる豊富な知識から凝縮された濃厚なサウンドが違った形でブームになりつつあります。
ちなみにメンバー全員がよく着ていて、何種類持ってるねん!レベルのTシャツはAGNOSTIC FRONTでした。メンバー全員の共通点なんでしょうね!