LIVEAGEメンバーが選ぶ2020年ベスト!

MOCHI
YADA
AKSK
テル
yu mikawa
MUNEHIRO MACHIDA

 

◆TAKAHASHI

2020ベスト10をリリース順(手に入れた順)に選んでみました。
昔のレコードとか再発盤ばかり買ってるので新譜は思ったより聴いてなかったです。

01. BENBE『NANCY WHISKEY』

 

札幌のフォークバンドのTHA BLUE HERB RECORDINGSからの7インチ。初めて聴いた人もお酒を飲んでたら一緒に歌わずにはいられない、札幌の酔っ払い賛歌。この曲を聴くと必ずアイリッシュウィスキーが飲みたくなります。
動画はカウンターアクションでのライヴ映像。ライヴって本当にいいもんですね。

02. 曽我部恵一と真黒毛ぼっくす『純情LIVE』

サニーディサービスの曽我部恵一と、足立区のトム・ウェイツこと大槻ヒロノリ率いる真黒毛ぼっくすのジョイントライヴ盤。
甘く優しい歌声とアウトオブキーな歌声のハーモニーはTHE POGUESのクリスマスソングを彷彿とさせる、儚い美しさを感じます。“酔いどれ東京ダンスミュージック”は、タイトル通りの永遠の酔っ払い賛歌。

03. Gale Boetticher『Gale Boetticher』

元over head kick girl、Sleeping Aides & Razorblades、The Roofdogsといったメンバーによる札幌のメロディックパンク・バンドの1st7インチ。吐き捨てるようや歌や音の質感から、大好きなPEGBOYの2ndのEarwigを思い出して、久々にEarwigを聴きまくってました。
メンバーが在籍するThe Roofdogsの、はっぴいえんどのRadiohead風カバーもふざけてて面白かったです。

04. V.A.『Stay healthy, stay calm, and stay positive』

Waterslide Recordsによるサイコーなメロディック・ポップパンクが詰まったコンピレーション。2020年の不安な気持ちを吹っ飛ばしてくれました。
レーベルブログの音源紹介もグッときました。

 

05. LOS BITCHOS『TURKISH DELIGHT』

ガレージクンビアバンドの2nd7インチ。A面のSHADOWSとINCREDIBLE BONGO BANDの“Apache”をクンビアでオマージュしたような曲は、いつ聴いても小躍りしたくなる楽しい曲です。B面のレイドバックしたクンビアも体を揺らしたくなりますねー。早くアルバムを聴きたいしライヴを観たい。

06. チャッカーズ / ダブチャッカーズ

ヘヴィストーナーズ・バンド、チャッカーズの2019年に出たリミックス7インチ7枚ボックス(CD付き)のCDのみが再発したんで、無理矢理2020ベストにねじ込みました。チャッカーズのパンチラインだらけのキャッチーな曲が、モクモクなダンスミュージックにアップデートされていて、クラブで不意にかかったら腰抜かしちゃいそうな曲ばかりです。
ダブチャッカーズの曲はYoutubeになかったんで、情景がマジマジと浮かんでくる冒険旅行ソングを貼っておきます。

07. AARON FRAZER『MY GOD HAS A TELEPHONE』

ニューヨーク・ブルックリンのモダンソウル・バンド、Durand Jones & The Indicationsのドラマー兼ヴォーカルがソロで出した7インチ。
極上に甘くてスローな曲に、ファットなドラムと音数少ないギターにメロディアスなベースという完璧な組み合わせがいつまでも聴いてられます。
同じくブルックリンのHOLY HIVEのアルバムも良く聴きました。

08. UNDER TWO FLAG『MASKS』

今年一番の発掘音源。英国のポストパンク・ゴスバンドによる84年リリースのシングル。
B面の ”Early Sunday Morning”が、ダークなラフメロディックという感じで最高です。ドタバタしたドラムと深いリバーブがかかったギターに、頼りない掛け声がたまらない。
いつもお世話になってるStay Free Recordsで年末にゲットしました。

09. DEATHRO『4D』

KEN-O No.1ロックヴォーカリストDEATHROの最新シングル。2020年初頭に出た3rdアルバムの『FEEL THE BEAT』も、もちろんヘビロテでした。
中学生の頃にZIGGYとKATZEに夢中になって、ヤンキーの先輩たちがコピバンをやってたD’ERLANGERやSTRAWBERRY FIELDSを背伸びして聴いていた、J-ROCKがDNAに刻み込まれている僕のような人には、2020年にDEATHROの新曲を次々と聴けるのは幸せでしかないです。

10. Discharming man『POLE & AURORA』

Discharming manの最新作はまさかの轟音アルバム。1曲目“future”のノイジーなギターと、朴訥とした唄からの激しい叫びは初めてキウイロールを観た時の衝撃を思い出しました。たしかSubsonic WheelとBonescratchを観に行った時にキウイも出てきたはず。あの時からだいぶ未来にいるんだなー。2曲目のスラッジ感はGomnupersを思い出すし。Discharming manのPVの最後の楽しそうな雰囲気にはなんか救われます。
あと、アルバムタイトルが札幌の地下街ポールタウンとオーロラタウンと知った時は目頭が熱くなりました…

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