激情・カオティックハードコアの日本の『今』をパッケージングした V.A.「TILL YOUR DEATH vol.3」

till your death 3

TILL YOUR DEATH RECORDSより:

TILL YOUR DEATH RECORDSというレーベルをやっておりますバンナイと申します。
TYDは国内のメタル系のバンドのリリースが多いので、ご存知でない方がほとんどだと思いますが、今回LIVEAGE 編集/代表の矢田さんからこういう機会を与えていただきましたので駄文ですが最後までお付き合い願えたらと思います。

メタルのバンドのリリースが多いのでどうもメタルを中心に聴いているように思われがちなのですが、1990年代中盤くらいから今に至るまで最も買って聴いてるのは国内のメロディックパンクだったりします。
今も全国各地のDISTROから国内のメロディックパンクバンドのDEMOを買い漁っています。
と同時に国内のメタルやハードコア等々の音源も買い漁り、今では音源の数がとんでもないことになってしまっているという。。。

元々国内のメロディックパンクへの入りはやはりハイスタでした。
BEYONDSやニューキーパイクスなども聴いていましたが、メロディックパンクという認識でハマることとなったのはハイスタのsnuffy smileからリリースされた1st EP「THE BRIGHTLY MOONLIGHT」。
ハイスタのデモテープも持っていたものの、やはりこの1st EPを聴いたことがその後日本のメロディックパンクにハマる要因になったと思います。
そこからsnuffy smileのリリース物は全て購入し、同時に1995年のV.A.「SCUM」から始まったSPICE OF LIFEのリリース作品やその他のメロディックパンクの音源をバカ買い。
90年代中盤から後期にかけてHi-STANDARD、SHERBET、HUSKING BEE、GREEN GIANT、DAMAGE、GOOFY’S HOLIDAY、LIFE BALL、NAILS OF HAWAIIAN、BLEW、NAVEL、LOVEMEN、CIGARETTEMAN、SNATCHER、MIDDISHADE、INTERNATIONAL JET SET、JELLY BELLY、SCREAMING FAT RAT、PUNK NINJA BRIGADE、POP CATCHER、MICRO PLAN、THREE MINUTE MOVIE、SPRAY PAINT、矢田さんがやられていたTHIS WORLD IS MINE等々が好きで本当にどっぷりとハマっていました。
今考えても本当に独自のスタイルを持ったバンドが多く、魅力的なシーンだったなと思います。

90年代後半にはGRUBBY、結成したばかりのREACH、BENCH WARMER、PUNK NINJA BRIGADE、RISE OF BREEDなどのインタビューを掲載したSUNSET LIFEというファンジンを制作。
メロディックパンクにハマりつつ、ファンジンのインタビューをさせていただいたバンドのラインナップのように、メロディックパンクのみならずハードコアやメタルにも傾倒していました。

同時期に最初に行った大学に在籍していた日本のアンダーグラウンドメタルファンジン「KABBALA」の編集長の杉浦との出会いによって国内のメタルにもよりどハマりしていくことになります。
最終的に僕もライターとして微力ながら参加しておりました。
KABBALA zineは現在休止中ですが、まだ探せばバックナンバーが購入可能なお店もあります。
もし興味がありましたら探してみてください。
この杉浦との出会いがTILL YOUR DEATH RECORDSのリリースにメタルバンドが多い遠因になっているのかなと。

そしてさらに中退して入り直した二回目の大学で、今afterforeverというカオティックハードコアバンドでギターを弾いているシローと同級生になったことが今回の国内のカオティックハードコアバンドを収録したV.A.TILL YOUR DEATH vol.3に繋がっているように思えます。
彼は入学時MEGADETHやCANNIBAL CORPSEにハマっていて、GRUBBYやハイスタ、ニューキーパイクス、COPASS GRINDERZなどのCDを貸したところ彼はこっちの思惑通り日本のアンダーグラウンドシーンにハマっていき 笑。
でその後ATOMIC FIREBALLなどのライブに一緒に行ったりしていて、afterforeverが現在のスタイルになり。
そこからは彼に新しく出てきた国内のカオティックハードコアのバンドを色々教えてもらって、DEMOとかをこれまた買い漁る日々。
そこで教えてもらったWOMBのメンバーの方と矢田さんが現在BROILERというグラインドコアのバンドをやっているというのもなにかしらの縁を感じずにはいられません。

そんなこんなで色々な出会いもありつつ、レーベルを立ち上げて11年になります。
メタルやハードコアばかりではなく、メロディックパンクも好きな奴がやっているようなレーベルです。
どうしてもメタルのレーベルと思われがちなのですが、元ATOMIC FIREBALL、Bucket-Tのメンバーによって結成されたREDSHEERや金沢のTHE DONORといったカオティックハードコアのバンドのリリースや今年はCOPASS GRINDERZのCDもリリースさせていただきました。
O.G.Dという東京のグラインドコアのバンドもリリースしています。
また今回日本国内の激情系/CHAOTIC HARDCOREのバンドを収録したV.A.TILL YOUR DEATH vol.3を11月9日にリリース致します。
LIVEAGEをご覧の方々ともリンクするようなリリースもやっておりますので、よかったらチェックしていただけると幸いです。

最後まで駄文にも関わらずお付き合いいただきありがとうございました。
そしてこういう機会を与えてくださったLIVEAGE 編集/代表の矢田さん、本当にありがとうございます!

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