残酷なまでに無垢な美しき真夜中の音楽、しののめメンバー全員ロングインタビュー!

・ここまで眞保さんの考えを話してもらいましたが、眞保さんがしののめの中心人物じゃないですか?その眞保さんの表現に対して久間さんと真下さんはどうリンクさせてる感じでしょうか?

真下:私はイメージの拡張器でありたいなと思っていて、眞保君が曲に込めてる思想とかに触れて、そこで感じた情景とかを音に出して、眞保君が3考えてるなら6にして返したいなって。それがバンドでやってる意味だと思います。
私は空想とか妄想が好きなので、そういう情景だ!ってなったら私の中ではそういう世界になってるんですよね。それを眞保君に伝えると最初はレスポンスが良くなかったりするんですけど、合わせてるうちに気付いてくれてる事もあって、それが他人が介在する意味だと思います。

・眞保さんが描いた色をブーストさせるのが真下さんなら、そこにまた違う色を加えるのが久間
さんだと個人的に思います。一つのテーマやコンセプトに対して近いけど違う色を付け足してるというか。

久間:基本的に暗いので、根っこが暗いというか。一番暗いかも。
眞保君がデモを持ってきた時に普通にリスナー目線で聴くんですよ。それを聞いてブーストみたいにはならないんですけど…何だろうな?

真下:私はこういう意味が分かってない人がいるのも重要だと思うんですよ。自分なんでいるのかな?みたいな。そういう感覚の人も重要だなって。
私みたいにしっかりと思考を持ち過ぎてるとまたそれはそれでバンドの雰囲気とかバランスが変わりますし、ウジウジと「何で!?」って感じで久間ちゃんにはいて欲しいなって思います。無理しないで「何で私が歌っているんだろう?」みたいな人も重要ですね。

久間:分からぬままで、ずっとファンみたいな感じで所属してて、デモ聴いて「これめっちゃいいじゃないですか!!え?これ私歌うんですか?」って感じなんで。

・ますます一筋縄ではいかないバンドですよね。しののめって。こうして話していると皆さん穏やかな方ですが、根はダークサイドだなって。

久間:もしかしたら眞保君が根っこは一番明るいかも。

・次の展開は決まってますか?

眞保:アルバム出してから今日までゆっくりし過ぎたので、少し飛ばして行こうかなって。何なら今月とか来月とかには色々動こうかなって感じですね。

久間:寒い間に何かします。

眞保:冬の間だけ頑張ります。

・逆冬眠ですか(笑)。

真下:夏は夏眠します。冬は頑張るので夏の間はWANIMAみたいな明るいバンドに頑張ってもらう感じで。冬は私たちしののめが頑張ります。

・改めて夜や冬が似合うバンドですよね。次のアルバムやライヴも楽しみです。

眞保:アルバムは出しますけど、ライヴはどうしようかって感じですね。

真下:基本的に作るのが好きな人たちが集まっちゃってるんで。

・100s結成前の中村一義みたいな。

久間:レコーディングしたりとかMV撮ったりしてる方が楽しいです。

真下:でも今日のライヴで観ている人たちの顔が見れたのは本当に幸せでしたね。

久間:観てくれてる人がいるって状況が半年以上なかったので…

・しののめの音楽は今の時代だからこそ広まる筈なので、マイペースながらも頑張って作り続けて欲しいです。20年とか30年とか続けて欲しいなと。

真下:今日、割礼さんのライヴを観て、自分があの位の年齢になった時にどんな音を出してるんだろうって興味が出ましたね。

眞保:割礼すごく格好良かったな。

真下:目指せストーンズで!転がる石になります。

久間:割礼さんがMCで「公民館で練習したりもする。」と言ってたので、私たちも次のライヴはまた公民館かな?

眞保:個人的に蒲田温泉でライヴしてみたいですね。

・次のライヴはまた公民館で!ライヴハウスでライヴしないバンドって感じで。真冬の水上公園とかも良いですね!水元公園とか。

久間:寒さに震えてもらいながら。

真下:でも冬のフェスとかやりたいよね。

久間:「ロウライト」の長くなったイントロの部分を私たちは「レイキャヴィークの部分」と呼んでまして。

眞保:当時シガーロスにハマってて、アイスランド行きてえ!って思いながらフレーズ作りましたね。

・アイスランドでもライヴして欲しいですね。

眞保:シガーロスと対バンしたいと思いながら、それを目標に末長く続けていけたらなと。

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