Quicksandは二度の来日をしていますが、印象的なエピソードはありますか?
具体的なエピソードを取り上げるのは難しいけれど、日本で予想を上回る歓迎を受け、今も連絡を取り合えるような良い友達を作れた。これまでに演奏してきた中でもベスト・ライブだった。
Rival SchoolsとQuicksandは似ているようで、全然違いますよね。どのように曲を書き分けていますか?
別のバンドメンバーと全く異なるケミストリーだという事実のほかに、僕が判断できる限りでは、Rival Schoolsはメロディーにより空間があり、Quicksandはよりアグレッシブで感情むき出しなんだ。別の角度では、エフェクトがかかったギターをRival Schoolsのギタープレイヤー、Ian Loveが弾くけども、Quicksandでは、ほぼ、ギターにエフェクトをかけないんだ。Quicksandではそうだったけど、Rival Schoolsでは新しいディレクションに進みたかったんだ。
いろいろなNYHCのレジェンドと過ごして来たと思いますが、今だから言えるエピソードをお教えください。
滅多に紙面で語ることのない話だけど、今日に至るまで続く友情と、今でも僕に影響を与え続けているハードコアを通じて、数々のカッコいいライブを見て、多くの素晴らしい人たちに会えてきたことは僕にとってラッキーだった。これが、今だから言えるビッグ・エピソードだよ。
あなたはQuicksandの他にもWorld Fastest Car, Dead Heavens, Gorilla Biscuits, Moondog, Project X, Rival Schools, Vanishing Life, Walking Concert, Warzone, Youth Of Todayというバンドに在席していました。これらのバンドの中で面白いエピソードがあったらお教えください。
僕の人生において、それぞれのバンドにそれぞれ特徴があり、伝説があった。ここに挙げるには多すぎるほどの人の名前や出来事があった。まるで『The Lord of the Rings – ロード・オブ・ザ・リング』の映画の三部作のようにね。
自身の関わったバンド以外で好きなNYHCバンドはなんでしょう?
僕個人の考えでは、Agnostic Frontが最高のバンドで、スタイルを定義した『Victim In Pain』はこれまでのNYHCの中で最高のアルバムだね。
Revelationのベストレコードを3つ挙げてください。
『New York City Hardcore – The Way It Is』コンピレーション、『New York City Hardcore 1987 – Together』コンピレーション、そして自慢するわけではないけど『Start Today』(Gorilla Biscuit) だね。
Ray CappoとJohn Porcellはあんなに筋トレをしていたのに、あなたは何故しなかったのでしょうか?(笑)
何を言ってるんだ(笑)!僕は彼ら2人よりも、もっと筋トレしてるんだぞ!彼らは元々あんな身体付きだけど、僕は基準レベルをキープするために重量上げをやらなければいけなかったんだから。
長々とインタビューありがとうございました!日本ツアー楽しみにしています!日本を楽しんでください!
ありがとう。僕らも待ちきれないよ!
翻訳:半澤順子