ポストハードコア・ゴッド “Quicksand”来日直前、独占インタビュー!! ウォルターにマニアックに聞いてみました!

Quicksandが日本にやってくる。90年代に2回。今度が3回目の来日になる。そこで、LIVEAGEはQuicksandのフロントマンであり、伝説のニューヨークハードコア/ストレートエッジバンドであるGorilla Biscuitsのウォルターにインタビューを試みた。

インタビューアーはYoshi Yada (LIVEAGE編集長。Dirty SatellitesというEMOバンドをやっている)、Tominaga (Sunday Bloody SundayというヘヴィグルーヴなEMOサウンドを鳴らすQuicksandマニア)、Tsturui (現OUTWARD, 元Soon, State Craft。 数年前行われたウォルターナイトでウォルターとセッションしたウォルターマニア)。翻訳は当時のニューヨークでHARDCORE/EMOシーンにどっぷりつかっていたJunkoさんという鉄壁の布陣だ。

色々と気になっている点をマニアックに聞いてみた。

ウォルター、はじめまして、LIVEAGEというPUNK/HARDCOREのウェブジンの編集長をしているYoshiです。よろしくお願いいたします。来日、本当に楽しみにしています。Quicksandの二回の来日はまだ高校生だったから観に行けなかったのですが、ようやく観られます!では質問をはじめさせてください!

今回、再結成ということで再度、Quicksandのメンバーで集まり音楽を作ることになったきっかけをお教えください。

ウォルター:僕らはファースト・アルバムとセカンド・アルバムを演奏しながらツアーを回り、新たなケミストリーを築いていったんだ。そして、僕らにチャンスがある間に、形あるものとしてこの音を残す努力をすべきだと思ったんだ。

再結成アルバム「Interiors」は過去のQuicksandサウンドからまた大きく飛躍した傑作アルバムとなりました。今までのQuicksandサウンドと今作のサウンドで意識して変化をつけた点があればお教えください。

そう言ってくれて嬉しいよ。僕らメンバー3人は最初の2枚のアルバムから『Interiors』を作るまでの間に、いろんな音楽的プロジェクトに数多く携わってきたし、いろんな人生経験も積んできた。元々のファンが親しみを感じるようなアルバムを作りたかった。そして、僕ら自身を偽らず、今の僕らの人生の証となるアルバムを作ることが一番ベストだと思ったんだ。

現在は3ピースでのUKツアー、アメリカツアーを成功させているQuicksandですが、4人から3人になったことによりリズムが強調され、より空間を使ったサウンドになったとYoutubeを観て感じました。スリーピースになった変化はどのようなものがありますでしょうか。

確実にダイナミックさは増してるだろうね。セルジオ(Ba, 現deftones)のメロディーははっきり聞こえると感じるし、もっと気軽にアドリブ演奏ができるようになった。僕にとっては比較的新しいことなんだけど、エフェクト・ペタルをどうサウンドに適応させるかを学ばせてもらったよ。

今回の来日はどのようにして決定しましたか?また、DrumkanのSatoshiがREVELATIONの方にウォルターを紹介してもらったと聞いていますが、来日の経緯を教えてください。

Dead Heavesとして来日した時に、Satoshiと出会ったんだ。彼からQuicksandを来日させたいと連絡があり、それが現実的になってとても嬉しいよ。日本はいつだって、最高のファンたちと一緒に楽しめる場所なんだ。

日本ツアー後、しばらくは「Interiors」のツアーを続けていくと思いますが、次回作なども期待してもよいでしょうか。今後のQuicksandの展望についてお聞かせください。

今後のプランについては公表しないでおきたいね。かなり長い期間、『Interiors』の演奏をしていたから、日本ツアーが終わったらリラックスする時間を設けると思うよ。

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