ポストハードコア・ゴッド “Quicksand”来日直前、独占インタビュー!! ウォルターにマニアックに聞いてみました!

Quicksand始める時、あのサウンドには目指していたモデルがありましたか?ギターコード感的にはイギリスのthe Smiths,The Stone RosesやRide、My Bloody Valentineの影響を感じます。Quicksandのヘヴィでグルーヴィなサウンドはどこから来ているのでしょうか?当時NYで活動していたHELMETやPRONGには影響を受けていましたか?それとも当時のハードコアのScreamの変化を意識していたのでしょうか?もしくはRevelationから一足先にデビューしたBurnの影響でしょうか?はたまた、FUGAZIやJAWBOXがヒントになっているのでしょうか?

Quicksandを始めたとき、僕らはJane’s Addiction、Fugazi、Public Enemyに強い影響を受け、そしてSlayerにもある程度、影響を受けていたんだ。バンドが成長するにつれ、僕らはMy Bloody Valentineや一般的なシューゲイザーが僕らのサウンドやディレクションに大きな変化を与えていることに気づいたんだ。僕はJawboxも大好きだよ。彼らは影響というよりも、同世代という感じだけど、彼らには常に驚かされてきたね。

Revelationからのリリースの後、QuicksandはPolydorとメジャー契約をしますが、どういう経緯でメジャーと契約する事になったのでしょうか?

あれは厳しい決断だったけど、最終的には、音楽をプロフェッショナルに演奏し、より幅広いファン層を獲得するチャンスにもなった。”セルアウト” として受け取られることを懸念していたけれど、ものごとの範囲内で負う慎重なリスクだった。インディーズのバンドとして残っていたら、僕らはもっと大きな成功を掴んだかもしれないし、メジャー・レーベルは時に負担にもなったけれども、あの時、下した決断に後悔はしていないよ。あの経験がここまで僕らを導いてくれたんだ。

Quicksandが2ndアルバムを出した後に解散した理由を話すことが出来ましたらお教え下さい。

僕の見解では、僕らはツアーをしすぎて、そもそも何故バンドなんかやっているのかと見失ってしまったんだと思う。バンドの楽しさも見えなくなり、バンドを続けていられることの幸運さも見えなくなっていたんだ。若き日のバンドによくあることだけど、そのおかげで、今こうやって一緒に演奏出来ていることがより嬉しく感じるよ。

Quicksandが世界中に与えた影響、フォロワーの存在をどのように捉えていますか?また、世界的なムーブメントとなったポストハードコア/エモについてどう思いますか?

僕らが作った音楽が、今も影響力を持ち、関連し続けていることを嬉しく思うよ。そうなろうと努力してなれるものではないからね。たまたまそうなっただけで、だからそれについては非常にラッキーだったと思う。それと同時に、僕らはまだ一度もやったことがないものや、何よりも他の人がやっていないことをやろうと努力してきた。僕にとって意味を持つバンドが沢山いる中、他の人にとって自分たちがそういう存在であることをとても誇りに思うよ。

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