INTO IT. OVER IT. 来日直前!岸野はじめ氏(the lost boys)インタビュー対談!

岸野はじめ

ーーはじめ君は現在のツアープロモーター的な立場を今後、どういうふうにしていきたいと考えている?ぶっちゃけ将来、hostess entertainmentみたいにそれで食っていけるくらいまで大きくしていきたいとか考えたりしてる?

これは少し前に起業も考えたりしてたんですが根本的に友達の好きなバンドを呼んでるだけなので誰もロスなく楽しめればOKと今は思っています。なので今のところメンバーに一人も会った事がないバンドは呼んでいません。
企画をして呼ぶバンドが日本国内じゃなくたまたま海外のバンドだったという考えでやってます。

ーーはじめ君の英語力ってほとんど無いと言われているけど、ツアーを成功させているし、海外によく行っている。やっぱ、パッションでなんとかなるもんなの? 細かいところはやっぱり通訳が必要になったりしない?

英語は全然ダメで気持ちでやってる部分が大きいですね(笑)
ただ理解しようと真剣に接してると結構通じてたりするのが不思議です(笑)
共通原語の音楽もあるし、そもそも日本語話せてコミュニケーション取れても嫌いな人間もいるように言語は全てではないと言う部分を自分に言い聞かせてます笑
英語話せなくてごめんねって海外のバンドに言うと大抵俺も日本語話せないから大丈夫って言ってくれるのも救いです。みんなの優しさで成り立っています。
招聘に関しては前回のdogs on acidから友人のトシに英語面をサポートしてもらってるので成り立ってる部分が大いにあります。
ただfootball, etc.は完全に僕一人でやってたのでバンドの規模感次第では英語力が高くないと無理かと言えばそうではない気もしています。
その辺は相手を選ぶ所だと思うんですが、僕は友達しか呼んでないので何とかなってます笑

ーー実は、俺はあるバンドを日本に呼びたくて少し、動いた事があるんだけど、バンドがエージェントを雇っていて、直接やりとりができなくて、お金も相当かかりそうだったから、頓挫したんだよね。はじめ君が呼んでるバンドはエージェントはついていないバンドなの?エージェントの壁にぶつかったことってある?

football, etc.とdogs on acidはエージェントいませんでしたがIIOIはエージェントがついてるのでビジネスとしてやっています(こっちは儲けようとしてる訳ではないですが相手に合わせてビジネス対応しています)。
ここで前記の友人トシがサポートしてくれてる事が相当デカイです。特にIIOIに関しては‎彼無しでは成立していません。
彼は英語力だけではなくアメリカのライブハウスで働いた経験があるのでその辺のノウハウを持ち合わせてる部分が大きいです。
トシが単に英語が話せるだけだったらここまでスムーズに事が進められていなかったと思います。
DIYな招聘ではエージェントがいる事による金銭的デメリット‎もありますが相手はビジネスなのでちゃんと返事が来るし、金銭面をクリア出来る状態を作れれば、やり取りが楽なのでメリットもあります。自分たちで自由にやってるdogs on acidは返事が遅い、または全くないと言う事でかなり頭を悩ませました(笑)
なので向こうの条件に合わせられる様に金銭的にも成り立つ状況を国内で築いていくのが特に重要だと思ってます。

はじめ君とINTO IT. OVER IT.のEvan達と

はじめ君とINTO IT. OVER IT.のEvan達と

ーーでは、今回のツアーについて。INTO IT. OVER IT.について、魅力を教えてくれないかな。「ここを聴いてくれ!ここを観てくれ!」みたいな。

まずEvanのソングライティングの素晴らしさ。そして音源以上にラウドなライブです。音源でそこそこと思ってる方がいたとしてもライブ観たら撤回してもらえるようなクオリティです。
ソロ、バンドセット含め20回以上観てるので信用してください(笑)

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