札幌EMOレジェンド”ヒグさん(CUT BACK, THE SUN, BLACK FILM DANCE, NEXT STYLE)”インタビュー!

LIVEAGE : NEXT STYLEが”Photography” 7inchを出したのはどんな想いだったのですか?

ヒグさん : あの当時の彼女が亡くなって、「なんか残さないなと、あの娘が生きてた証を」って。
正直いうと、自分の想いを形にして残したかったんだよね。
KOちゃんも「やろうよ!やるべ!」って言ってくれて。中ジャケとかもとことんやって。
写真をドカンとやりたいですって。曲ってよりも何かを残したいって思って。
“Photography”と”Winter”って曲。初めて日本語でやった曲かな。

LIVEAGE : NEXT STYLEが解散したのはなんでですか?

ヒグさん : ギターの人が辞めるって言って、二回目だったから。
その頃はPortraits Of Pastが大好きだったから。それでメンボかけてBlack Film Danceを結成した。
俺は近田さんを入れたかった。近田さんはBONE SCRATCHやってて。
近田さんはNEW WAVEが好きで。で、近田さんを丸めこんで「俺もNEW WAVE好きっす」って嘘ついて(笑)

で、FINE TUNING!から誘われて、緑色のCD出した。

その当時、HALFLIFEがRISE AND FALLになって、BEIRUT 5とかTHE CARNIVAL OF DARK-SPLITとかでてきて、皆、音が変わっていった時期だよね。

で、近田さんに嘘ついた手前「NEW WAVE」聴いて、テクノが好きになったのさ。drum&baseが好きになって
毎週月曜日にプレシャスホールでイベントやってて。10人くらいしかいないんだけど。
そのうち5人がBlack Film Danceのメンバー(笑)
NEW WAVEよりテクノだったね。SMITHSとかは全然聴いてない。

LIVEAGE : THE SUNの話になるんですが、Black Film Danceよりさらにカオティックになっていきますよね。THE SUNのライブをDOIT2008(山形で開催されたDIYフェス、筆者はMOD LUNGで参加)観て、東京のバンドとは全然、違うというか、アクションもファッションも。

ヒグさん : 向かいのステージがZ(ゼアイズが進化したバンド)だったよね。
あの頃ね。ステージングとかも、、、悪い言葉かな、「流行ってた」。

LIVEAGE : でもサマになってましたよね。ファッションとアクションがヒグさんはキマってましたよね。ネモジュンさんもヒグさんもテツさんも。流行ってたというのもあるのかもしれないですけど。

ヒグさん : 俺、昔からピンボーカルが好きでさ。
なんでかって言うとさ「ピンボーカルはマイクしかない」のさ。
ピンボーカルは常にファッションとか動きとかを考えてる。

Frailの動画、観たことある?
これがギター・ボーカルだったら「ないよな」って100%思うよ。
頭おさえて、内股でさ。

LIVEAGE : CUT BACKについて教えてください。完全オールドスクールサウンドに戻りましたよね。ANMAはプロジェクト的なイメージがあって。基本に戻ったのはなんでですか?

ヒグさん : やっぱりさ、バンドを変えるときはなにかの影響があるとおもうんだよね。
90’s リバイバルユースクルーが来たとき、97aとかRain On The Paradeとかさ。洗練されていてYOUTH OF TODAYとかよりリフもいいと思ったよ。
GET THE MOSTが出てきたときにびっくりしたんだよね。
でもANMAの再結成から流れているんだよね。藤山くん誘って。
面子集めて。

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