メタルコアの過去と未来をつなぐホープ、その名はGraupel!アルバム『Bereavement』リリース記念インタビュー!

――Graupelの楽曲には、ほかの同年代のメタルコアバンドよりも、いわゆるニュースクール・ハードコアの影響が顕著だよね。

Yuu「ニュースクールは、HELLNEやfilosofemみたいなニュースクールなアプローチをしている地元のバンドをきっかけに、AT ONE STROKEとかを聴くようになりました。あと大阪のfate in spiralも、ニュースクールの影響が強いバンドですよね。そのあたりを通って、もう少し上の世代のバンドにもたどり着いた感じです。ほかにも後追いですけど、海外だとEarth CrisisとかAll Out War、ほかにもドイツのMaroonなんかが好きですね。エモい感じのコード使いがあって」

――ほかのメンバーも、そういったバンドは通っているの?

Sota「Yuuほどの深さでは、さすがに(笑)。でもメンバーみんな、Misery SignalsやI Killed The Prom Queenは好きですからね。ニュースクールと繋がっているバンドは聴いているので、ニュースクール要素が強い曲をやるにしても、ちゃんと理解したうえでやれていると思います。ありがたいことに、ハードコア方面のイベントにも声をかけてもらうことも多いですし」

――さっきも話に出たisolateについては、Yuuは一時期サポートギタリストとして参加していたよね。

Yuu「もともとisolateは好きでライヴにも通っていたんですけど、下手ギターのIwataさんが仕事や家庭の事情で忙しいこともあって、Andoさんからサポートお願いするかもって言われてたんですよ。2014年の末くらいに、来年、1年くらいサポートしてくれない? と正式に話をもらいました。isolateがアルバム『ヒビノコト』を出した後のツアーですね」

――当然、Graupelとはまったくスタイルが違うよね。そこでの経験は自分の活動に生かされていると思う?

Yuu「ギターのコード選びなんかは、自分の身体の中に蓄積されていったと思います。それと、今まではテクニカルというか、楽器をちゃんと弾かなければならないバンドが多かったんですけど、isolateはコード弾きが多いので、よりライヴパフォーマンスに目を向けられるようになりましたね。特にKokeguchi(b)さんなんか、ステージですごいじゃないですか。そういったところで影響された感じはあります。もともと好きでいろんなバンドを観に行ってましたけど、プレイする側になったことで得たものは大きかったです。ほかにもああいった激情系だと、もちろんenvyやheaven in her armsは音源をほぼ持っているし、すごく影響を受けています」

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