六番手:RENA
Garrett Klahn with RENA
RENAである。初ライブから3回目のライブになるらしい。多くの人が前に詰めかける。
日本語で歌われるヨッチャンサウンド。変拍子を封印し、日本語の歌とギターのハーモニー、リズムの心地よさを聴かせるバンドである。
音源よりもアグレッシブに歌うヨッチャン。素晴らしかった。
Texas Is The Reasonの曲は演奏しないのかな?とおもっていたら、普通に”back and to the left”を演奏しはじめたのである。
ボーカルはヨッチャンだ。実はShino-Shitも仕込んであり、曲の冒頭でいきなりShino-Shitがダイヴしてくる。実はこれは下記のyoutubeの再現を仕込んでいたのである。
RENAの”back and to the left”の完成度にギャレットは泣いていたという。色々な事を思い出したのであろう。
“back and to the left”が終わる。なんとそこで、ヨッチャンは実はもう一曲用意していたのである。”antique”である。7インチに収められた屈指の泣きの名曲である。
ここで、ドラムのペーター君が立ち上がり、ギャレットを誘いにいく。この行動も凄いとおもった。後で話を聞いてみるとそこまでTexas Is The Reasonに思い入れがなかったから出来た行動(笑)ということだった。
楽屋のツルイくんやジュンコさん(Texas Is The Reasonのニューヨーク時代の友達)がギャレットを押し出し、ギャレットがステージに出てきた。
まさかの展開である。「絶対にやらない」と言っていた事なのである。
このGarrett Klahn with RENAでの”antique”。本当に鳥肌がたった。完璧なバックの演奏にギャレットの声が乗る。Texas Is The Reasonである。
1996年の伝説がここで観れるなんて。会場も感動のあまり泣き出す人が続出。会場にいた200人ほどの人だけがこの名演を観ることができた。
歴史的、伝説的な一幕だったと思う。何度もヨッチャンとギャレットは抱き合いRENAのライブは終了した。
Garrett Klahn with RENA ”antique”: