本当にBOLDってかっこよかったの?BOLD “LOOKING BACK”クロスレビュー!

BOLD "looking back"

次は矢田(LIVEAGE)。

BOLD。88 YOUTH CREW SxEサウンドに心惹かれた人は避けて通れないバンドだ。
上記のツルイ君のレビューにあるように、BOLDのTシャツを来ている88 YOUTH CREW SxEバンドは山のようにいる。
その大胆なデザインは否応なく頭に刻み込まれる。で、私も例にならってBOLDのスタンダードなTシャツを所有している。
しかし、このバンド、サウンド的にはどうだろうか。

このBOLDのオリジナルメンバーをみてみるとMatt . Tim . Zulu . Drewというラインナップであり、この最後の作品”Looking Back”にTom Capone(後にQuicksandに参加することなる)が参加してくる。
このオリジナルメンバーを見るとわかるように、スターがいないのである。サウンド的に革新的であったYOUTH CREW バンドには必ずキーマンがいる。

・ゴリラビスケッツなら、ウォルターとCIV
・YOUTH OF TODAYならレイ・キャポとポーセル
・JUDGEならマイク・ジャッジとポーセル

そう、BOLDにはいないのである。サウンドは後期はエモーショナルでメタリックなYOUTH CREWサウンドを披露しているが、どうも芋くさいのである。
“RUNNING LIKE THIEVES”とか曲名も芋くさいのである。
というか、サウンドは初期IRON MAIDENに非常に似ているとおもっている。
跳ねるリズムにツインリード。そう、彼らは1993年に1982年のIRON MAIDENのサウンドにやっと到達したのである。

しかし、BOLDの1stアルバムの”Speak Out”はめちゃくちゃ骨太でかっこいいアルバムだと思う。Tom Caponeの加入により、EMO化するはずが、間違ってメタル化したのが”Looking Back” EP7日と思う。とにかく、BOLDは1stがシンプルでかっこよいと今は思っています(2021年6月加筆)

そう、BOLDはTシャツとロゴと写真がYOUTH CREWの5割のかっこよさを決めるという法則を作った革新的なバンドなのである!それがHARDCOREの愛おしい部分でもある。

1 2 3