そしていよいよGAMEFACE!やはりフロントマンのジェフの存在感は際立っていて、どことなく新日本プロレスに参戦している外人レスラーのデビット・フィンレーを彷彿とさせる朴訥としたたたずまいながらもどこか神経質そうなミュージシャンらしい雰囲気を持っている・・・かと思えばいきなりステージ上でチップスター食べ出すなど謎に満ちた面も見せる(笑)毎晩の演奏で声がつぶれていて申し訳ない、と話していたがこれが万全の状態ならどんなに伸びやかな声になるのか?というくらいこの日の声の出具合も初見では申し分ないように感じた。トランプ政権についてこんなヒドイい状況にしてしまい申し訳ない、と語るなどどこまでも誠実さが伝わるようなMCが何度かあり、それをツアーに同行されていたdrumkanのメンバーの方が和訳することにより意味がよく伝わり会場に広がっていた。
先述したように私はにわかGAMEFACE好きなのでセットリストがどうこうというレポはできませんが、これだけは記しておきたいのは演奏中に会場に溢れていた多幸感!
よくあるアツさや、狂騒感ではなくグッドメロディーと高い演奏力でじわじわと作り上げられていく雰囲気がいつものライブ体験とは違う感覚に陥りました。
ライブ終盤には矢田さんが感極まりダイブ!その後マイクを渡されステージ上で唄う矢田さん!しかし両手でマイクを握りやや挙動不審気味で素人っぽさ全開に歌い上げる矢田さん!百戦練磨の矢田総帥もやはり愛してやまないバンドの前ではひとりのキッズになるのだろうか…
客層は当時から聴いていた人ばかりではなく後追いで知ったと思われる若い人も多く、エモリバイバルという言葉も頭をよぎりつつグッドメロディは世代を超える、という真っ当な論理でもあるのかな、と考えつつ終演後も忙しい矢田さんと再会の約束をし帰路に就きました。