THINK ABOUT FUTURE vol.2

NINE CURVE
GOOD-BYEでイキオイをつけ12年ぶりの復活へ。わざわざNINE CURVEを観るために関東や大阪から足を運んでくださった酔狂な方々が若干2名(笑)(すごく嬉しかったです、ありがとうございました)燃えないはずがありません。ただ、いつもはステージに立てば余計なことを考えず絶叫し果てるだけですが今回はちょっと違いました。感慨や感傷にとらわれた、というのもちょっと違う複雑な感情。それは12年という歳月を越えて、また同じ楽曲を演奏している事実を俯瞰して見ているもう一人の自分が脳内にチラつき入り込みきれないのでした。やや自分自身に戸惑いつつ数曲を乗り切るとそんな感情を打ち砕くようにサプライズで現れた6歳の息子がフロアから不思議そうに私を見つめる視線が!!(笑)なんともまぁ良い意味で現実に引き戻してくれましたよ…そこからはいつもの全開かつ全壊の演奏を叩きつけて大団円。改めて僕らを観てくれた全員に感謝します。

NAVEL
もはや説明不要、中京地区メロディックパンクレジェンド降臨!!常に現役でありノンストップの活動には敬意を払わずにはいられません。私がメロディックパンク・ハードコアのライブに行くようになったのは9CVEギター竹内がNAVELメンバーを先輩に持つ中京大学出身で伝説の音楽サークルPSC所属だったことから結成直後のCIGARETTEMANとNAVELのライブに誘ってくれたのがきっかけでした。それから何回ライブを観ただろう・・トミさんのゴードンスミスのギターにメサブギのレクチファイアーという組み合わせは唯一無二、例えるならランカシャーレスリングをベースにしたレスラーが蛍光灯デスマッチで血塗れになりながら闘うような、ありそうでなかった組み合わせだと思います。   今宵もトミさんはギターを掻き鳴らし、唄う。分かり合えない寂しさを、人生に射す刹那の喜びを、それでも世界と折り合おうとする苦闘を。トハタ君のベースラインとコーラスがそれを支え、深め、タクミさんのツーバスとフィルインがさらに加速させていく。NAVELがこんなにも心に染み渡るのは僕らが大人になりきれないから?それとも大人になったから?

DO NOT
個人的に気になっていてずっと観たかったバンド!ようやく観れました。
なんたってメンバーがTHE ACT WE ACTごみ君がベース、yep石田君がギター、ex.SLAPPING BIKINIたけしさんがボーカル、ex.EASIES/depression recordsオーナー、からきさんがドラム、とみんなお世話になってる&長い付き合いの方々ばかりだしメンバー構成からはどんな音か想像つかないしで興味をそそられ続けていました。ちなみにたけしさんはLOGIC VIBRATIONという企画をハイペースで打ち続けそのセンス溢れる組み合わせで名古屋を盛り上げています、この企画は要注目!!そしていよいよDO NOTから放たれた音はGERMSを彷彿させるハードコア一歩手前のUS PUNKサウンド。少しNEW WAVEの雰囲気も感じさせる?ドタバタと性急なドラムに絡むごみ君のベースがフレーズもアクションも渋い!!たけしさんのボーカルもスラビキ時代とは違う怪しさに溢れて目が離せない。石田君の隠れた芸達者ぶりが際立つギターも目が離せず、トータルでなんとも怪しく魅力に溢れたバンドでした。

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