シカゴという街について、ちょっとした解説
NY、LAに次ぐ、全米第3位の大都市であるシカゴ。僕は2009年に一度仕事で訪れたのだが、郊外にあるホーウィン・レザー社いう皮革なめし工場の取材がメインで、当時の印象に残っていたのは、五大湖に面したミレニアム・パーク、ダウンタウンで食べたディープ・ディッシュ・ピザくらいの記憶しかない…。
成田から直行便に搭乗し、到着したのはシカゴ最大のオヘア空港。キオとヒデちゃんは5時間ほど前に到着しており、早速LINEでやりとりする(Softbankのアメリカ放題は使える!)。当初はタクシーを使おうかと思っていたが、ブルーラインという中心街まで一本の地下鉄に乗り込む。雑多な人種が乗り合わせた車内は旅行者が多く、意外と安全に思えた。CTAと呼ばれる高架を走る鉄道は、数々のアメリカ映画でもお馴染みの公共交通機関。部分的に地下に入るが、大半は地上を走る。サブプライム・ローン問題以降、荒廃した郊外の街並みを眺めながら過ごしていると、40分ほどでホテル最寄り駅に到着。
約10年ぶりに降り立ったシカゴ中心街は、平日だったこともあり人通りはまばら。ホームレスはほとんど見かけず、治安が良さそうなエリアだ。スーツケースを引きながら、ホテルのロビーでキオとヒデキと合流。二人はすでに、周辺のレコード店やCAP’N’JAZZが演奏したことがあるバーなどを散策していたそうだ。ホテルの部屋で荷ほどきを終えた頃には、すでに陽が傾き始めていた。