text by Takumi Shouji
photo by Takumi Shouji & Yoshinobu Yada
本日は平日の月曜日。新宿Hill Valley Studioで行われる東南アジア マレーシアから来たPiri Reis(ピリレイス)のjapan tour東京編初日。スタート時間は20:00。会社終わりのサラリーマンにも幾分優しいスタート時間。
今回のツアーは2015年に日本に遊びに来たPiri ReisのGuアーウィス(ex-Utarid ※tialaとsplitをリリースしているバンド)がsto cosi cosiのライブを見て気に入ったことが発端となり、sto cosi cosiのVoシロー君が先導をとって他に2003年にtiala,gauge means nothing,coholの3バンドでシンガポール/マレーシアツアーを実施したことがあり、アーウィスとも親交のある小岩bushbashの店長柿沼さん(tiala)、当時gauge means nothingの笠沼さん(現kowloon ghost syndicate)の2人を交えてサポートする運びとなったらしい。
当日はそれなりに早く仕事も終わってたんだけど時間までに軽く1杯飲もうと考えたのが間違いだった。
適当に入った店で頼んだ料理が出てくるのが想定よりだいぶ遅く焦る。急いでビールと海鮮丼を腹に流し込んでなんとかギリギリ20:00前に会場に着く。
危なく1番目のkubiakを見逃すところだったし、本日出演のbroilerギター矢田さんに借りていたカメラの充電も出来てなかったので到着が遅くなってヒヤヒヤさせてしまった。
会場に入って少しでも電池の充電を回復させるべくコンセントに充電器を差し込み、写真を巧く撮る方法を急ぎ聞き出したりしているうちにあれよあれよと1バンド目が始まってしまう。
1. kubiak
kubiakはilillのメンバー3人にex-blue friendのギターsho tokuraが参加した新バンド。
こっちももうすぐilillのベースがドイツに行ってしまうので活動は止まるのかな。
(確認するのを忘れてた。知りたい人はライブ見に行くなりして聞いてください。)
音的にはメンバーがメンバーだけにそのままilillにギターが1本追加された感じ。
なんともそのままの感想だけどほんとにそうなんですよね。強いて言うならさらに叙情的で内面に刺さってくる楽曲かな。
沸々と温度は上がっていくんだけど決して沸点には達しない感じというか、淡々としているんだけど少しずつ侵食されていくような不思議なエモーショナルさがあってすごく格好良かった。
2曲演奏してsho tokuraはそのまま退場。残りのメンバーでilillの演奏が始まる。
デモテープを50本出してるみたいだけど残念ながらすでに売り切れだって。
どうしても聞きたい人はデモを買えなかった人用にmediafireにzipあげてくれてるみたいなのでここからDLして聞いて。(掲載許可あり)
2. ilill
前回見たのは少し前にShirokumaとi hate sexのライブレビューを書いた以来。
このバンドすごく格好いいんだけど例えようがないのでレビュー書くのがすごく苦手なんですよね(笑)
他のレビュアーはどんなこと書いてるのかな〜と気になって色々とwebを徘徊してみたけどなんて書いていいかのか解らず苦戦してる感じが見て取れたので笑った。
cuthetensionだけはとても的を得たレビューをしていたので俺もどう例えればいいのかなんとなくわかった気がする。
90年代の激情ハードコアバンドは名前の通り基本は曲がすごく激しいし躍動している楽曲が多いんですけどたまにミッドテンポですごくメロウないい曲を作ってるんですよね。
「Twelve Hour Turn」のアルバム「The Victory of Flight」から「Little One」。
「The Assistant」のアルバム「st]から「Isabelle Hates Charlie」。
例に出すとすれば上記の曲のような意外性のあるメロウな曲をもっと淡々とした感じに落とし込んで自分たち独自の楽曲を作り上げる感じ。
まあこれも俺が感じた感想だし気になる人はあと1回だけ見れるチャンスがあるので次のライブに足を運んでみるのがいいと思います。
9/25(日)場所は同じく新宿 Hill Valley Studioでasthenia, kubiakとやるとの情報。
時間や他の出演は俺もわからないので各バンドに聞くなりtwitterをチェックするなりで見つけてください。