MIRRORキモトのいつだって生涯原液 ~ コイめ・オオめ・カタさはフツーで ~ vol5

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“ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤氏のブログを読んで”

これまでコラム(風)を4回書き連ねて参りましたが、先日、私も好きな日本のロックバンドであるASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤氏a.k.a Gotch氏が11/17に投稿されたblog記事「やめなくてもいい音楽」を読まさせていただきました。(当方、アジカンのゴッチとかって簡単に言えない派)
皆さんは読まれたでしょうか?

「読んでないよ~」という方は、まずコチラからご一読いただけると幸い。

この記事を拝読させていただいて、まず、感じたこと。

「俺がこのコラムで1年間かけてじんわりじんわり、コトコト煮込みながら伝えていこうかなぁと思っていた大体のことを、Gotch氏は1発の記事でドンズバで表現なさっていらっしゃる」
でしたね、ええ。中華は強火が命的に煽り炒め系。パラパラ炒飯とシットリ炒飯の差異。

この気持ちをもっと分かりやすく伝えるなら

「俺、もう自分のコラムで書くことないや」

ですかね。

更に、もっと分かりやすく言うなれば、強烈に片思いを寄せる同級生のアノ娘との談話中に「アタシは付き合うなら年上のヒトじゃないと絶対無理~」という、もはや、同い年の俺全否定しにかかるキラーフレーズa.k.aカオティックフレーズを放たれた時の虚無感。ないし、クラスの女子から「アンタのせいでクラスがイマイチまとまってないの分かってんの?」といきなり寝耳に水的に詰められた時のソレ。

余談ですが、真剣に恋している時って、いつも1日に最低4,5回は自慰行為してるジブンがとても汚らしくてみっともなく思えてしまって、思いを寄せるアノ娘にとても失礼なんじゃないか?って考えてしまって、自慰行為をやめることを決断し、自慰行為をやめている俺のこの思いって本物の本気の恋だよねって、自慰行為をしてしまうか?orやめてしまうか?でしか自分の思いの本気度合を計るモノサシを持ってなくて、2,3日は耐えるけど、辛抱ならず、その後、つい1,2回はしてしまった経験のあるヤツは大体トモダチ。

脱線。

何を書こう。

そうだ、メジャーとインディと、について。

氏のblog記事にもその辺の記述もあったんだけども、僕は15,6年バンドをやってきて、これまでメジャーフィールドの経験は一切ない。じゃあ、インディかと問われれば、まぁ、インディなんだけども、インディの中でも、大きなインディとそうでないインディがあって、更に地下組織的な場所もあって、まぁ、その大きくないほうのインディと地下的な場所辺りですかね、という感じでしょうか。
ちなみに、よくテレビで軽々しく放たれるインディーズという言葉とインディは別物という私感。アレ、一言で言うと、ダサい。
で、メジャー。以前のコラムでも書いたのですが、世間様的にはバンドの成功=メジャーデビューという一方的な価値観、あると思います。
僕はバンドを組んだころからメジャーへの憧れ等は一切なく、「別に、ソコ目指してない」というスタンスでやってきているので、一言で言うなれば「良い悪いというよりも、興味・関心がないから、その辺の事、よくワカンネ」ですかね。
よくワカンネだから、メジャー=悪とも言えないし、やっぱり、ソレってメジャーを体験したひとでないと語れないモノじゃないのかなぁと。
食べログにおける、どんな味覚・感覚の持ち主なのかも分からないヤツの旨い・不味い・まぁまぁの意見を見て、どこそこの店はイイらしい、イマイチらしいとドヤるような感じ。不毛。食べロガー。

「メジャーには興味ない」と言っているバンドマンの一人ですが、冷静に考えて、自分に言葉をかけるとすれば「うん、ていうか、メジャー側からすると、そもそもオマエのバンドには1ミリも興味ないから」ですかね。はい。

インディで活動しているバンドにメジャーから声かかるじゃないですか。僕なんかからすると、メジャーに興味なくても、「いやぁ、大したもんだね~」と思うんですよ。
プロ野球のドラフトみたいな感じ。ドラフトに引っ掛かるだけでも凄いし、実際にソコからプロの世界に行くのも凄いし、その後、活躍することもあれば、そうでなくて引退することもあるんだけど、それでも、一回でもプロの世界に行けたことは凄いよなぁ、と素直に思う派。

でも、世間の目はどちらかというと、もう少し好奇の目な感じなんじゃないでしょうか。

メジャー・プロの世界に飛び込んだはいいけど、そこで通用しなくて、負けて帰ってきたんじゃないの?都落ち?ヒソヒソ、のような。

それでもまだ続けるの?へぇ~。

のような。

元々、好きで始めたことだから、好きという思いが少しでもそこにあるならば、続けていけばいいし、やめなければいけないなんてことはないでしょ、と思うんですよね。
それと同時、つまり、やめなくてもいいという自由と同じ位に、やめてもいい自由があるということ。

その決断というか、結果にあーだこーだと第三者が言うのもいかがなものかと思うワケですよ。

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