MIRRORキモトのいつだって生涯原液 ~ コイめ・オオめ・カタさはフツーで ~ vol4

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大学卒業したら就職するの?なんで?ねぇ、なんで?

前回のコラムが、イイ歳コイて大して売れてないチャンチキバンドマンの皆様(含む我々)に響いたとか響かなかったとか、いずれにしましても、沢山の方々に読んで頂けたようで、本音で言うと、ありがとうございます、と、そんなに読まれることを元々想定して書いてないからナンだか参ったなぁ、というのが正直なところです。
元々、この連載コラムも編集最高責任者CEOであるY氏から依頼があった時に「え?ボキが?何も大して書くことないんスけど」と思い、断るつもりでしたが、Y氏からの熱烈な依頼と断り切れないタテ感に恐怖すらおぼえて始めたものなのです。
そして、始める際に連載原稿の御礼のキモチ的な話があったのですが、まぁ、何も分からず始めるハジメテノコトlike穴探し的なことなので、ソレは前じゃなくて後で、つまり、連載が全て終わってからご判断頂いて決めて下さい、と言って始めております。
これには自分の中での感覚として、金をもらったらその金額に問わず仕事としての責任を持って取り組まなければいけない、というものが精神的に働いてしまう点が強くあり(真面目過ぎてフラれるタイプ)、そう考えると、ココに書き記していく内容もソレナリなものしていかないといけないという変なプレッシャー・気負いみたいなものが生まれてしまうので(付き合ったら結婚前提にゴムピストンするタイプ)、そうなると悪い意味で真剣に取り組まないといけないなぁ、色々配慮しないといけないのかなぁ、面倒くさいなぁ、と思った次第(突然バックレるタイプ)。
そうなると好き勝手出来ない性分なのですよ。好き勝手出来ない=ツマンナイ内容にしかならない、となると双方にとって無意味なモノになってしまうからなぁという自己結論。

改めて申し上げますが、このコラムは、自分の思うことを.便所の落書きを丁寧に書くようなスタンスでやってるのでご理解のほど宜しくお願い申し上げ。

世の中カネ、とまでは言い切りたくはないですが、カネがないとどうにもならないのが現実でして、カネのために日々あくせく仕事働いて、色々耐えて、腹立つことにも堪えて、ツマラナイ時間にも耐えて、色々な外圧に潰されないようにという内圧を自分にかけたりしてる人がほとんどではないでしょうか。

仕事って大変ですよね。ジャンル問わず、個人的には、そもそも仕事というワード自体が相当ツラい。ゴトシートーソーライツー。エルモミーゴ=燃えるゴミ。

親しい方々には話したことがあるかもしれませんが、僕は元々は働きたくなかったんですよね、いわば、ヒモになりたかった派代表。ええ。
大学在学中にバンド始めて、楽しさもあったし、大学出ても絶対働きたくねぇなぁ、バンドやってたいなぁと思って、周囲の皆がリクルートスーツ着て就職活動してる中で俺は一切のソノ手の活動をしないでギター弾いていたワケで。就職氷河期でしたし、E~Fランク的な大学であったボクらは企業職種も選べなかったあの頃、外国語学部なのに英語全然関係ない仕事の面接受けるとかイミフだったし、無理して働きたくもない会社でリーマンやるくらいなら、今はやりたいことやってたほうが全然イイっしょ!的なノーフューチャー的思考で過ごした大学最後の年。
この頃には、既に今の妻と出会い交際し始めたばかりだった記憶。曖昧me ThisWorldIsMine。今思い出してみてもゲロマブでグンバツなチャンネェだったなぁ。。。おっと、ノロケ大変申し訳。
まぁ、そのチャンネェとバンドがあれば俺の日々楽しいからあとはテキトーでヨロシク位の感覚だったので、バイトでカネ稼げばイイっしょて感じで大学卒業。そもそも、4年の時に外国人講師と授業中、相手の理不尽な言いがかりとブチギレ具合に口論喧嘩になってファッ○クユー言い狂ってモノとか投げつけ狂ったら停学喰らって単位的に卒業すら危うかったin ユニバーシティ。至りof若気。

そもそも、大学を卒業したら即就職するというルール、ルールというかソレが常識というところが元々ハテナ?だった。
就職活動の中身も意味も全然分からなかったし、就職セミナー行ってたヤツの話を聞くと大体の職種が営業で手取20万満たないのが相場だった記憶。当時の自分は夜勤バイトをしていて、月に大体20万位、ガッツリやると25~30万もあって、つーか、就職してもバイトで稼ぐのと変わらないじゃん!と思って、別にバイトでいいっしょ!という結論に至っていた。ちなみに妻とはバイト先で知り合ったので同じ職場。
そのまま、バイトしながらバンドをやってて、楽しかったし、ずっとコレでいいっしょ!という感覚も確かにあった。貯金200万以上あったし。今オケラ。
でも、卒業から暫くした頃、妻から「最近、まわりからカレシはバンドやりながらバイトしてて大丈夫なのか、そんな男やめたほうがいいんじゃないか、アナタはいいコだからもっとちゃんとしたカレシ見つけたほうがいいよ、あたしたちが言ってやるよ!と言われるんだよね…」的な発言あり、即時にB’zの恋心の歌詞「これが女の連帯感なのか」のイナバヴォイスが脳内再生された系TAK with肩パット。それと同時に、あ、俺このままだとフラれるのか?という一抹の不安が。相当ズイマーだと。
そこで取った行動が、転職系のDODAという雑誌を購入するということ。それしか大学での就職活動を放棄してきた、就活には無知な俺には術がないと思ったワケで。そして、ペラペラとページをめくってはなんだかなぁ~と思いながら、ある一社を見つける。
外壁タイル・レンガの企画営業で新卒も可と書いてあって、なんだか気になるぅ~って感じで電話してみちゃいました。リンリンハウス系ドキドキa.k.aドキがムネムネ。そしたら、面接来て、と、で、面接受けると、後日連絡来て、是非と、採用だ、と、こちらもお願いします、と。
オイオイ、マジかよ、皆、何十社も面接受けては落ちてって言ってたけど一発ツモあんじゃん!と思ったのは言うまでもない。

妻に「やべ~!一発採用だよ!いいのかね、こんなでいいのかね!」と喜んで報告して、妻も驚きながら喜んでくれた記憶。大人の階段系エモ。
四年間働いたバイト先にも報告して、結構色々な人に頑張ってね!と送り出されて送別会までやってもらった。意外と真面目にキッチリとやってたタイプなので、弱冠の惜しまれてる感もあったわけで。ちょっと切なかった。

本当は働きたくないけど、カノジョに愛想を尽かされないために、カノジョのためにした初めての就職。今思えばそういうこと。

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