KENNY BAKER 17年ぶりのアルバム発売記念!LIVEAGE流『マル秘・楽屋トーク的』インタビュー

KENNY BAKER

―― ワンオクのメロディとかJIMMY EAT WORLDとかなり似てると思いますよ。クオリティ高いし。しかもレーベルはFueled by Ramenですよ。Less Than Jakeのメンバーがオーナーの。昔ポップパンクレーベルだったのに、今はスクリーモが主力なんですよね。ONE OK ROCKの海外の体制(アミューズが現地のエージェントと契約してると予想)もしっかりしてるな〜と。80年代にLOUDNESSがアメリカ進出した時は、ツアーとか組むの大変だったんだろうなと今は思います。

学:あ!丁度、池に貸すのに持ってきたCDがあるんだよ、LOUDNESSの”THUNDER IN THE EAST”の30周年記念盤。アメリカ進出当時のドキュメントもDVDで入ってる。

KENNY BAKER

池:俺、好きなんだよね〜 実はKENNY BAKERの今回のアルバム・ジャケにオマージュ入ってるから、LOUDNESSの”THUNDER”の。

―― 僕も好きですよ。マイク・ヴェセーラがボーカルの時期も好きです。”Soldier Of Fortune”とかヤバいです。ギターソロがクリーントーンのフルピッキングてありえないですよ。

池:あのアルバムは全曲いいよね。

―― 純さんはLOUDNESS直撃世代だと思いますが、LOUDNESSがアメリカ進出していくのをみて当時、どう思いましたか?

塚本純(Dr 以下 純):LOUDNESSを語るにはレイジーの存在が欠かせないのだけどラストの宇宙船地球号が最高だったので誕生前夜は発売日に購入してその日のうちにコピーしてた、ってくらいのLOUDNESS大好き人間から言わせてもらうとアメリカ進出そのものより進出に合わせて音がガラッとと変わってしまったのがショックだったな。それまでの湿ったサウンドが俺にとってのLOUDNESSだったのでいかにもアメリカ受けしそうなカラッとしたサウンドと楽曲に残念な思いをした記憶はある。ジャケットも含めアメリカ進出への意気込みは評価したいとは思いつつどうしても受け入れられず結局これ以降のLOUDNESSには全く興味がなくなってしまった。結果今だに4枚目までが俺にとってのLOUDNESSであり、それ以降のアルバムはほとんど聴いていない。
で、改めて最近THUNDER〜聴いてみた。曲のクォリティは高いしどう聴いてもLOUDNESSなのだけどやっぱりそれ以前が最高すぎて心から楽しめず。それ以降のアルバムもさして興味が湧かず。まぁその時期が好きなマナブには悪いけど、世代差はあるよねー。

―― なるほど。高崎晃は当時、METALLICAに誘われていたという。

学:その辺の話も入っているよこれに。そう話また戻るけど、その辺り聞くのに最近は子供からの影響もあるなぁ、うちの子がMAN WITH A MISSIONとか教えてくれたり。

―― 今年のMAN WITH A MISSIONの前座がJIMMY EAT WORLDっていうのはびっくりしましたね。

池:いきなり”BREED AMERICAN”からはじまったらしいよ。

学:ギョエー!

―― 昔はLOUDNESSがアメリカに行った後に、VOW WOW、EZOも海を渡りましたが、LOUDNESSほどは続かなったというか。
それが、今はアメリカでワンオクが数千人規模の会場を埋めてるってのが凄いな〜と。僕がもし20代前半だったら、目指すかもしれないですね。息子には将来、是非、目指してほしいな〜と(笑)。日本人にもできるんだな〜って思うんですよね。
ワンオクとかみてると。ボーカルの方は英会話教室通って英語の発音勉強して、森進一の遺伝子あるけど。夢があるな〜と。
それでアヴリル・ラヴィーンの妹と結婚ってアメリカンドリームですよね。ベースの彼は英語ができなかったんですよ。なのに口説いてるんですよ。その勢いがスゴイなって。

学:あ、あとLOUDNESSの二井原さんのブログの”THUNDER IN THE EAST”レコーディング秘話は必読だよ。英語の発音チェックが厳しすぎて一行歌うのに3日間もかかるという。。。あとLOUDNESS結成秘話とか本当に面白いよ。

―― その辺のバンドが過ぎ去って、スラッシュメタルの流れが来て、OUTRAGE、UNITEDが海外行くかと思えば。。。その間に実はアンダーグラウンドの日本のHARDCOREがアメリカ・イギリスに進出しまくっていたという。。。
今は世界を視野にして活動しているバンドが増えましたよね〜。

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