徹底的に痛めつけろ!HARM DONE(フランス)来日初日!鶯谷What’s UPレポート!

HARM DONE

text, photo by Yoshinobu Yada
2017/11/18 at 鶯谷What’s UP

平日の夜のライブは最高だ。なぜなら、私はなるべく土日は家にいたいからだ。
土日は家族でかけたり、家でダラダラ家族で過ごすことに時間をつかいたい。特に息子が喋れるようになってそう思うようになった。
いちいち、息子の発言が面白いのだ。そうとうアホに育っている気がするが。。。
だから、外国のバンドが仕事帰りの平日、特に金曜日の夜、東京でライブをやってくれるのはとても自分にとってはありがたい。
しかも鶯谷What’s UPなら家が近いので、遅くまで残れるし、酔っ払える、そしてぐっすり寝て、7時に子供が起きてきたら、ちょっとプロレスごっこをして、9時には公園にいくことができる。

HARM DONEは来日のフライヤーが気に入って聴き始めたバンドだ。フライヤーには屈強な白人が筋肉ムキムキで演奏している写真が使われていた。このツアーフライヤーをみて欲しい。
HARM DONE
筋肉である。
私は筋肉が好きだ。これは子供のころ、「北斗の拳」や「男塾」、「初期JoJo」ばかり読んでいて、その漫画を自分なりに解釈してノートに書きまくっていたからだろう。刷り込みってやつだ。だからNYHCが好きだし、Youth Crewが好きなのだ。
屈強な男の筋肉が好きなのである。筋肉と筋肉がぶつかり、汗と血が飛び散るようなピットが好きだ。

HARM DONEは非常にジャンル分けするのが難しいバンドだ。
POWER VIOLENCE, GRIND CORE, DEATH METAL, DARK METALLIC, NYHC, DEATH COREをミックスしてると言われたりする。DEATH COREやDARK METALLICというジャンルは自分も良くわかっていないが。。。
なので、私はHARM DONEを「とにかく筋肉ムキムキのフランス人がクソやかましいハードコアを演奏するバンド」ということで理解していた。

私は鶯谷What’s UPに着いたらまず、HARM DONEのメンバーを探した。おもったより小柄だ。みんな175cm無いくらいである。筋肉も期待したほどない。ちょっと心配になりながら。ライブレポートをFucking GO!!!

1番バンド目 LOW VISION
LOW VISION

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LOW VISION3回ほど観ているバンドである。YOUTH CREWのイメージを打ち出しながらも、LESS THAN TVの企画にもよく出ている印象がある。
「東京JUSTICE SIDE HARD CORE」を標榜している。とにかく真っ直ぐで、純粋なボーカルのMCや眼差しが光るバンドである。
以前観た時はYOUTH CREWの印象が大きかったが、今日は違った。とにかく「熱い」のである。ドラムのヨツノさんをはじめ、とにかく「熱い」。それはYOUTH CREWというイメージを凌駕し、「純粋な日本のHARDCORE」に感じられた。もはやLOW VISIONにはYOUTH CREWという冠は必要ないのかもしれない。ボーカルの方のMCを含め、このHARM DOME来日に対する想いが伝わってくる素晴らしいライブであった。(ギターの方は産休の為、SHUT YOUR MOUTHの方がサポートしていたが非常に上手かった)
あと、ベースの方が着ていた「END RACISM」のメッセージTシャツが世相とあいまり、グッと来た。

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