――Fortitudeっていう言葉は、日本語だと「不屈」っていう意味だよね。この言葉選びからも、二人が強い決意のもとでやってるんだって分かる気がする。
「考えたのはルークなんですけど…常に泥臭くありたいんですよね。それを表す単語としては、パンチもあっていいんじゃないかなと思います。ルークがツアーを提案してくれるバンド、全部めちゃくちゃかっこいいですからね。名前がまだ日本では知られていないバンドっていうのも、僕としては熱いんですよ。これからいろんなものを作っていくっていう感じで。僕たちが組んだツアーの後でまた次に日本に来てもらえるとしたら、そのときはまた最初とは違う形でできるだろうし、そういう可能性を考えるのも、すごく楽しいんです。だからこれはもう病み付きになったっていうか、やめらんないなって感じですね(笑)」
――将来的に、例えばヨーロッパやアメリカのバンドともツアーをブッキングし合ったり、日本をツアーする海外のバンドの作品をリリースする…なんて動きは考えてる?
「ルークがアメリカのツアーカンパニーと繋がって、アメリカのバンドのオーストラリアと日本のツアーを、Fortitudeで組まないかっていう話はもらっています。とはいえまだ始まったばかりだし、追々やっていきたいと思っています。レーベル的なことも、もしできたら面白いですよね。このツアーカンパニーをやるうえで、自分が二万電圧で働いているっていうのが、ものすごくでかいんです。日本のシーンを盛り上げるためには、日本のバンドが自分の国で結果を出すっていうのが最優先ではあるんですけど、今は若いバンドも少ないし、日本のパンク/ハードコアもどんどん高齢化してきている。それをもっと活性化させるためには、海外からのパワーが必要かなと考えていて。なんでそう思ったのかというと、ライヴハウスでやる企画やイベントの内容によっては、外国人のお客さんがたくさん来るときがあるんですね。その人たちって、いいものには正直に反応するし、めちゃめちゃ盛り上がるんですよ。そのパワーがすごく好きなんです。ルークといっしょにFortitudeをやることによって、もっとたくさんの外国の人たちにも日本のライヴハウスに遊びに来てほしいし、僕たちや、僕が呼んだバンドを見て、影響を受けて、いろんなところでつながりを作って、いろんなものが日本から海外、海外から日本に循環していくようになればいいなって思ってやっています」
――Lo!、MENTAL CAVITY、TIRED MINDが5月~6月に集中したけど、その後はどんな構想があるの?
「次は年内に僕らがオーストラリアに行けたら一番いいんですけど。オーストラリアから来てもらうばっかりじゃなくて、こっちからも行かないとバランスが取れないですからね。ほかには、年内にもう1バンドくらいは日本ツアーをやりたいなとは思っています。とにかく、これからもガンガン広げていくつもりなんで、よろしくお願いします!」
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