drumkanリユニオン、そして彼らの歴史

DRUMKAN

ツアーを大成功に収めた後、ケンタッキーに戻り、Kevinとスタジオに入る。ルイビルにある「VMLスタジオ」。Queen of stone ageで、デイブ・グロールもレコーディングをしたスタジオ。drumkanは、その空間の中で真摯に楽曲制作に臨む。約10日ほどのレコーディングで、1枚のアルバムが完成する。サウンドは轟音とメロディラインを意識した、オルタナティブサウンド。アルバムタイトルは、Elliottの出身地ルイビルから名付けた「Louisville」。(これを機に、その後、Kevinとは3枚のアルバム制作を行うことになる)

「Louisville」を完成させたdrumkanは、日本へ戻り、リリースとツアーの準備に入る。先行として、シングル「Throw」をリリース。それに合わせて、海外バンド招聘企画を計画。「Ex-Hivision」と名打ったシリーズツアーが始まった。
Ex-Hivision #1。当時、USエモとして頭角をあらわしてきた、MAEを招聘することになる。MAEは、Elliottと同じエージェントであったために、スムーズに招聘ツアーの話が進んだ。勿論、ツアーをキッカケにMAEとの親交を深める。

そして少しの時間をあけ、アルバム「Louisville」をリリース。ツアーに向けての調整に入る。メンバーはスタッフと共に、何か面白いツアーができないかを考えていた。そんな中、デイメア・レコーディングスから、SENSE FILEDのデモや未発表曲を入れたアルバムをリリースし、日本でのツアーを考えているとの情報が入る。すぐにデイメアへ連絡を取り、Ex-Hivisionでのツアー企画をオファーする。すると、SENSE FILEDがツアーに承諾。さらにもう1バンド、RUNNNING FROM DHRMAも参加が決定。さらにはその頃、drumkanはRevaration Recordとの繋がりも続いており、Garrisonの来日の話も上がることとなる。

こうして、drumkan/SENSE FILED/RUNNNING FROM DHRMA/GARRISON での、強力な4バンドでのツアーが実施された。SENSE FILEDは、オリジナルメンバーでの来日となり、drumkanメンバーのみならず、多くのファンを魅了。しかし、、、この日本ツアーを最後に、SENSE FILEDは解散。Elliottに続き、またしても重要なバンドが幕を降ろした。

自主企画シリーズツアー「Ex-Hivision」を機に、drumkanが運営するレーベル、waver waverが活性化してくる。日本ではまだ未知な海外バンドを中心に、日本でのリリース、招聘ツアーの実施を目的としたレーベルである。第一弾としてElliottツアーでも、drumkanと共に参戦した、Your black starのリリース。ElliottのKevinがベースで参加し、リリースに合わせ「Ex-Hivision」に招聘、日本で再会。無事にツアーを成功させる。

そして2005年、drumkanは、再び渡米する。Kevinとタッグを組みスタジオへ入る。アキが加入してからの作品「SAVE THE WORLD」のレコーディングの為だ。全編英語歌詞で、海外を意識した作品に仕上げる。このレコーディングでは、コジマ、スナガの両名はスケジュールが合わず、不参加となる。ドラムはKevin、ベースはYour black starのJeremyが代奏。そして、drumkanとして、これまでにはない楽曲「WHO SAVES THE WORLD」が完成。初めて、歪み表現のない曲として、新たな新境地を開いた。PVにも力を入れ、初のアニメーション、楽曲の世界観を物語として表現した秀逸な作品となり、新たな代表曲となる。
DRUMKAN

SENSE FILED解散後、ボーカルのJon BunchがFurther seems foreverへ加入。SENSE FILED/ Further seems foreverのツアーマネージャーが、同一人物だったこともあり、再度デイメアレコーディングスとタッグを組みFurther seems foreverの招聘を企画。日本ツアーは大成功に終わり、drumkanとJonの親交が深まっていった。そのツアーの真っ只中、コジマが脱退。オリジナルメンバーはツガハラのみとなる。

新ドラマーとして、親交の深かったhap circleのジュンペイが加入。しかし、ギターのアキもここで脱退を表明。またしてもdrumkanはメンバーチェンジを余儀なくされる。その後、新ギターリストとして、ヨコミゾが正式加入。これが最後のdrumkanの形となった。
DRUMKAN

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