DCハードコア パンクスが使用していたギターと影響についてのLIVEAGE的考察

DCハードコア パンクスが使用していたギターと影響についてのLIVEAGE的考察

text: Yoshinobu Yada

先週LIVEAGE編集部に一通のメールが送られてきた。

差出人はギター・マガジン様。

9/13発売のギター・マガジンにて「DCハードコアをSG観点から考察する」という特集をやるのでそれに関してなにか書いてほしいという内容であった。記事には魚頭くん(OSRUM)や安藤さん(Tokyo Unlearned)も協力している。記事も丁寧に添えてあった。
これはギター・マガジンさんがShinoShitのSALAD DAYSのレビュー記事を読んでのことである。

これがコール・アンド・レスポンスということか。
しかし、私にはあまりギターの知識がない。。。ShinoShitには更に輪をかけて無い。

しかし、ギター・マガジンは中学生の頃から読んでいる雑誌だ。確かメタリカのエンターサンドマンのリフを覚えたのもこの雑誌だ。このプロレス、なんとか受けて立とうではないか!

しかし、世の中も進んだなと思う。今まで日本に数あるギター雑誌ではほとんどパンクバンドのギタリストのギターなど無視されてきた。特に80年代のUS HARDCOREのギターに注目がいったことなどないのではないだろうか。

知らぜらるひとつの物語。80年代DCハードコア、狂乱のSG(ギター・マガジンより)

知られざるひとつの物語。80年代DCハードコア、狂乱のSG(ギター・マガジン提供)

記事を読んで感じたのはDC HARDCOREの「見た目」という点にSGギターは大きく貢献していたのではないかということ。あのSGのもつ攻撃的なシェイプ。二本の尖った角!私が思うに、イアン・マッカイやジェイソン(BLUE TIP)がSGを使う理由は「攻撃的なシェイプ」と「軽さと機動力」「レスポールに比べ、安めの価格設定」「乾いた中音域(DCサウンドの肝)」という4要素であるとおもう。特に機動力は重要だ。とにかく軽いしジャンプをキメるにも最適なギターだ。

sick of it all ピート氏のジャンプ

sick of it all ピート氏のジャンプ

完全に余談だがSick Of It Allのピート氏もいつもSGで軽やかなジャンプをキメてますね。

ワイノの叔父貴

ワイノの叔父貴のSG

あと記事には書かれていないが、当時DCで活動していた伝説的なストーナーバンドthe obsessedのワイノの叔父貴もSGを使っているのもヒントかもしれない。

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