CAROL JAPAN TOUR予習コース「めくるめくブレーメンコアの魅力をあなたに」

ブレーメンコアの後継者

さて、ではこのブレーメンコアに影響を受けた(と思われる、もしくは系統的に近い)バンドを紹介しましょう

STACK

CAROLともSplit7″を出したフランクフルト地区のパワーバイオレンスバンドです。
SEEINREDともSplitだしているのでそちらが有名かもしれません。

LEBENSREFORM

激怒度の高いストレートエッジパワーバイオレンスの先駆けですね。
7インチ2枚出してて、OCHREとかと近い雰囲気あります。ユニオン特価コーナーに突っ込まれてる感強いんですがお買い得だと思います。

Loxiran

居住地はブレーメンではないらしいのですが同じドイツの北部のバンドとして、NorthCoreムーブメントの一派と数えられています。 よりニュースクールハードコアのスタイルと近づいた感じですね。
このライブ映像がかっこいいです

Aclys

後にCALIBANへとつながるこのバンド、ブレイクの作り方とか影響が感じられますし、メロディックパートがどうしようもなくドイツメロディで最高です。

SHIKARI

オランダパワーバイオレンスのひとつの完成形と捉えていますが、URANUSとブレーメンコアを煮込んでスピードアップさせたらそりゃカッコいいに決まってるだろ。
文句なし。

ZANN

2000年代のバンドなのでHHIGやDEPなどの要素も加わりこの文脈で紹介するのは迷いますが、カオティックハードコアの金字塔の一つですね。もうこの辺くると冒頭で書いたドイツのハードコアバンド弱いとか撤回しないといけない。HYDRAHEADから出ててもおかしくなかった。

APRIL

ブレーメンでないながら自らブレーメンコア後継者を称するドイツのバンド。RORSCHACH後継のDEADGUYやKISS IT GOODBYEに通じるソリッドさがあります。

UNRUH

アリゾナのバンドですが、KOTMから出しているバンドは全般的にACMEと近い要素を感じます。

Shahrazad

カリフォルニアのバンドです。ONE EYED GOD PROPHECYやURANUS、3 Studies Of Crucifixionとも親和性のあるヒリヒリするサウンド。

そして日本ではNervous Light Of SundayとREDSHEERがあげられるのではないでしょうか?

REDSHEER

多分ブレーメンコアのことはほとんど知らないと思うのですが、燃える漢、小野里隆司の情念と山口君の作る曲のセンス、荊尾君の出すグルーブは出自やアプローチこそ違えど多くの共通項を感じます。さながら異母兄弟。

Nervous Light Of Sunday

Nervous Light Of Sundayは今回の来日の打ち合わせの中で聞かせたところ「これなに?超ブレーメン感じる!」と絶賛していたので、当事者公認ということでw
もちろん時代が経過しているので激しさの表現においてはブレーメンコアの何歩も先を行ってるのですが、内面に向き合い燃やすような楽曲の構成は近いものを感じます。

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