22年の歳月を経て咲いた、愛の花。Swarrrmが新作“こわれはじめる”で示した、グラインドコアの到達点とは?

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――“こわれはじめる”には、2015年以降にリリースしたTerror Squad、DISGUNDER、KILLIEとのスプリット3枚に収録された楽曲の、ほとんどが収録されています。それぞれタイプが違う3バンドとぶつかり合ったわけですが、アルバムを制作するにあたって、スプリットの相手や対バン相手から刺激を受けたり、影響されたりすることはありますか?

Kapo:もちろん刺激を受けますよ。刺激を受けるためにスプリットを作っていますし、相手がどんな曲を出してくるのか、いつもドキドキで楽しみです。

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――スプリットというと、やはりシーンやスタイルが近いバンドとリリースすることが多いです。しかし先に挙げた3バンドのほかにも、Swarrrmは国もシーンも違うバンドと、多くのスプリットをリリースしてきました。「どこの誰が相手でも受けて立つ」という感覚だったりするのでしょうか?

Kapo:スプリットの誘いを断らなかったのは、最初期だけです。“偽救世主共”あたりで、海外からかなりの数の依頼メールが来るようになりましたが、いろいろ経験するなかで、海外のバンドやレーベルのルーズさに嫌気がさしてしまったんです。締め切りを急かしてきた挙句、こっちから音源のマスターを送ってから、発売されるまで3年以上かかったレーベルもありましたし。スプリットの依頼は、返信もせずに消去していました。でもINSECT WARFAREやPARLAMENTARISK SODMOMIのようなかっこいいバンドもいたんだし、引き受ければ良かったなと今では思います。

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