UK HARDCOREの金字塔RIPCORD “POETICJUSTICE”を機材から検証する by 丸山えれくとりっく

ここから本題でもある音の考察にやっと行こうと思う。
「POETIC JUSTICE」は比較的ベースが聴き取りやすいので難航はしなかった。
割とベースのみのパートが有ったりで本当に説明しやすいと思っている。
ある種Westoneで無ければ無理とも言える音なのだ。
P.U.を見れば分かって頂けるかと思うのだがFenderのプレシジョンベースタイプのP.U.一発
プレシジョンベース系の音なのだが音が硬い。
Jimが使用している黒いWestoneのボディ材がメイプルだから、これだけ硬い音が出ると考えて間違いは無い。
アッシュでは少々パキっとした感じの方が強く出るが近いニュアンスが出し易いがアンプのセッティングと応相談でもある。

音については、これだけではなくエフェクターを使っていると考えて実際間違いは無い。
ベースのみのパートを耳にする事が多くアンサンブルの中でも突出している。
自分でも選んでいるわけではないのだが出ました…RATだと思われます(笑)

この二つのRATのどちらかではないか?
なぜそう思うかと言えば80年代中期、生産時期が被っているからである。
とても考えてしまうがRIPCORDはUKのバンドである事から下のLARGEBOXではないと思われる。
UKのバンドの多くが割とLARGEBOXを使用している記憶があるというのもあるが音の傾向からしても間違いではないと思う。
しかしRATである事は少し感の良い人であれば納得頂けるのではないだろうか?
UK THRASH、CRUST、GRINDの基礎的な音を作ったのはJim WhiteleyでありRATなのではと思う次第であります。

最後になりますがUK HARDCOREシーンに無くてはならないのがAria ProⅡのギター/ベースだと信じております。
80年代中期のAria ProⅡは中古市場でも安く使える上に「いなたい」のでMUST BUYです(笑)
RIPCORD「POETIC JUSTICE」を邦題にすると「勧善懲悪」ですが個人的には「私の志集」かな?

次回はベーシスト的エフェクターレビューをする予定です。極力早く!!!それでは熱中症などにはお気をつけて下さい。

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