UK HARDCOREの金字塔RIPCORD “POETICJUSTICE”を機材から検証する by 丸山えれくとりっく

まずはギタリストのBAZから。
HERESYの時に使用していた機材と同じ物なのか?という疑問が有った。
その為、HERESY、RIPCORDと幾度となく聴いた。
ミックスやマスタリングの違いはあれどギターの音の質が違う。
因みに1988年ではAria ProⅡのRS Wildcatシリーズを使用している。

画像はHERESYの時だが…。
リアピックアップがDiMazioのX2Nである事が確認出来る。
何故DiMazioのX2Nと断言出来るかと言えば、元々このギターのシリーズにバーマグネットタイプも存在するがBaz使用のギターは明らかに変えたと見える為だ。
X2Nと言えばDEATH、STEVE VAI、MOTORHEADのイメージがあるが割愛。何故ならジャンルが違うから…
因みにAria ProⅡのRS Wildcatは中古楽器相場を見ても安い…2、3万円あれば買える。
UK THRASHが好きな人は是非購入して欲しい。雰囲気は掴めるので後悔するしないは貴方次第!!!

今まで自分が調べてきた結果、UKのCRUST、THRASH、GRINDのギタリスト、ベーシストは何故かAria ProⅡの使用が目に付く。
安いからか?それとも日本製だからか?(1980年代=日本製は良い!Back to the future参照)
話はBazに戻そう。
何故このギターを使ったか…購入価格が安い以外の理由があれば知りたい。
憶測なのだがBazはパンク、ハードコアのギタリストではあるがメタルなのでは?という事だ。
実際METALLICAのRIDETHE LIGHTNINGのTシャツを着ている事からそう思ってしまう。
80年代のメタルの必須条件になるかは微妙だがロック式が採用されたギターがブームでありストラトシェイプかと…

80年代のメタルの必須条件になるかは微妙だがロック式が採用されたギターがブームである事が必須である事かもしれない。
次にギターサウンドについてだがシンプルが故に疑問しかない。
HERESY時代はMARSHALLのアンプにBOSSのDS-2である事は間違いない。
使用している画像が無いのが残念ではあるが、その昔SPEEDSTATEからリリースされたHERESYの編集盤のインナーで確認する事が出来る。
時期的に日本製であるか台湾製であるかは聴いただけで判別は出来ないが恐らく日本製で間違いないと思う。
その理由としては台湾製になるのは89年製以降と記憶しているからだ。音についてはそこまで変わらないので気にせず試して欲しい。

しかしHERESYとRIPCORDでは音が少々違うというかRIPCORDの方がやや自然に聴こえる。
とりあえず考察である事は常に忘れずに読んで頂きたい。
現行品ではあるが実際にBOSS DS-2を使用した事ある。全部全開にしてTURBO Ⅰにするとオルタナティブロック的になる。
Bazサウンドにするには基本センターでTURBO Ⅰであると考える。
RIPCORDとHERESYの違いは歪みの量であると思われる。実際聴いているとRIPCORDの方がギターの音が生っぽく感じるからである。
それだけではなくノイズの感じが、BOSSらしいノイズの乗りがあるという事でもある。
ピッキングした際の時折聴こえる、クケっとした中域の感じで、エフェクターで失われた中域をアンプで補っている気がしなくもない。
UK THRASHが好きな方は是非一度DS-2をブッ繋いで頂きたい。
セッティング次第でHERESYにもRIPCORDにもなれるかな!?

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