perfectlife “CPU”レコ発 ファイナル @新代田FEVER レポート

perfectlife

2バンド目 zArAme

zArAme

泣く子も黙るex-COWPERS~SPIRAL CHORDの竹林現動さんがフロントマンのバンドである。
ギターには元moonwalk~the sunのイサイさん。ベースにはエガワさん(元Dischaming man)といった屈強の職人肌プレイヤーが揃っている。
前出のfishと違い、そこには歴戦の強者がたっていた。立ち姿だけで格好いいのだ。
現動さんがギターを弾き、歌うだけで、そこにはざらつき乾いた世界が広がる。イサイさんは会社の部長レベルの方のような風貌でノイズを出している。エガワさんはいつも笑顔で朗らかだ。
私はCOWPERSは1回ほどしか観たことがない。BLUE TIPが来日した時だったか。新宿LOFTでNAHTの企画だったと思う。ボーリングシャツでキメたCOWPERSに一発で痺れた。
私はWALL~THIS WORLD IS MINEというバンドにいた事からsnuffy smileのライブに行くことが多かった。だからNAHTもCOWPERSもGOD’S GUTSもFOULもそんなに多く観れてない。
当時はsnuffy smileとそういったバンドには壁があったと思う。”D.I.Y.感の違い”というか。
もう時効だと思うから書いてしまうが過去にWALLがNAHTの企画に誘われた事があった。私は喉から手がでるほど出たかった。NAHTの”downt”という作品の大ファンだったからだ。だが、”D.I.Y.感の違い”という理由で出演は却下された。
そんな事を思い出しながらzArAmeを観ていた。広がっていくディスコーダントなギター。焦燥感と言い切ってしまうには複雑な感情がまじった声。
リズムがゆっくりな曲が多かったと思った。ギターのフィードバックが延々と鳴っていた。
もっと聴いていたいとおもった。今まで全てのzArAmeの音源は聴いているが、アルバムを早く聴きたいと思った。

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