あの夏の夜の記憶とともに、、、東京のINDIE GUITAR POP バンド “letniy”1stカセットTAPEリリース記念インタビュー!!

letniy

家でTwitterを見ながらぼんやりしていたとき、HALFMASTのイセ君が挙げたletniyというバンドのライブ映像に心奪われた。その真っ直ぐな眼差しから放たれるインディーギターロックはスッと胸に残った。
そして、2021年は7月になってletniyがテープをリリースするということでMVが公開された。そのMVは正直、素晴らし過ぎた。


蒸し暑い東京の片隅のマンションに涼し気な風を運んできてくれた。めったに感じない特別な感情を久しぶりに感じた。例えばJawbreakerの良さが初めて分かった日のような。
どうしてもインタビューをしたくなりHALFMASTのイセくんに連絡をとった。驚くべきことにletniyは私の出身大学の後輩であった。14歳下だが。。。
そんな一方的な縁もあり、私にとって一年半ぶりのインタビューとなった。オンラインで45分ほど談笑した後のメールインタビューとなります。

Interview by Yoshi Yada

LIVEAGE:MVとテープのリリース、おめでとうございます!まずはバンド結成から現在までのプロフィールをお教えください。
 
Suzuko(Vo/Gu):ありがとうございます! letniyのメンバーは、元々、大学の軽音楽サークルの先輩・同期といった間柄です。
 
バンド結成の経緯は、10年前にさかのぼるところから始まります。わたしたちの母校は軽音楽サークルが多数あって、わたしと直也くんは同じサークル、しょうこは別のサークルに所属していました。
 
何個かのサークルで合同ライブを行う機会が多く、そこでしょうこに一目惚れしたことが結成のきっかけです。当時のしょうこはショートヘアに、Tシャツ、スキニージーンズというスタイルで、MASS OF THE FERMENTING DREGSやスーパーカーのコピーバンドをやっていて、それがすごくかっこよくて。他の人には無いオーラを感じました。
そのときから漠然と「バンドを組むならしょうことやってみたいな」と考えていました。しかし、しょうこの1ファンだったわたしは、恥ずかしくてなかなかしょうこと話すことができず、バンドの構想は風化していきました。
 
そんな中、大学を卒業してしばらく経ったある日、突然しょうこからインスタグラムでDMが送られてきて。なぜか「明日飲もう!」という流れになったんですよね。2019年/2020年の大晦日でした。会って話しているうちに、最近聴いている音楽の話などで盛り上がって、年越しも一緒に居て、たのしくて朝まで飲みました。そこから「バンドやってみない?」と、満を持してスカウト活動が始まりました。(笑)
 
Shoko(Vo/Ba):ありがとうございます。すずこは大学の同級生で、別々のバンドサークルに所属していました。お互いのことは知っているし会えば話すけど、特段すごく親しかったわけではないのですが、ずっと気になる存在でした。仲良くなりたいと思っていたけど卒業してしまったあとはきっかけもうまく作り出せなかった感じでした。お互いインスタグラムをフォローし合っていて、ある日すずこがストーリーにハリネズミのラベルの日本酒を投稿していて、「なにそれ可愛いね、日本酒?」と反応したら返信をくれて飲みに行くことになりました。
 
2019年の大晦日に初めてじっくり話をすることができて、永遠に喋っていられると思うくらいとても楽しかったのはよく覚えています。何でもっと早く勇気を出して話しかけなかったんだろうと後悔しましたが、仲良くなるのに遅すぎることはないしこのタイミングで距離が近くなって本当に嬉しい気持ちでした。そこから頻繁に会うようになり、バンドやろう!と誘ってくれました。社会人になりベースも放置してしまっていましたし自分がバンドなんて…と怖気ついたのですが、すずことなら出来ると思いました。
 
そこから直也君ともつながりました。彼は二人は同じサークルの先輩後輩同士で、お名前は聞いたことあるけど顔は知らないなという間柄でした。3人で初めて対面で会い飲んだときもすごく楽しかったです。こうしてletniy は始まっていきました!
 
Suzuko:バンドをやるなら3ピースがいいなと思っていて、ドラムを叩いてくれる方を探していたとき、直也くんがインスタグラムに宅録機材の写真を載せているのを発見しました。それに対して「じつはわたしもたまに曲を作っていて・・・」と連絡をとって、一人で録りためていたデモ音源をお送りしました。
 
直也くんとは同じサークルに所属していたものの話す機会があまり無く、大学時代に一緒に演奏をしたのも1回きりでした。ただ、この1回がとんでもなくたのしかった思い出で。直也くんとだったらたのしく活動ができそうだなと思い、一個上の先輩でしたが、勇気を出してお誘いしました。
 
Naoya(Dr/Cho):私は社会人になったあと特にバンド活動はしていなかったのですが、いつかやりたいな〜とは思っていました。スネアやペダルといった機材も大学卒業で手放していましたが、こっそり給料で買って集めていました。(笑)そんな中すずこから連絡がきて、曲を聴かせてもらったところ「一緒にやってみたい!」と思いこちらこそよろしくお願いしますと返事をしました。しょうことはその後初めて会いましたが、このメンバーなら楽しくやっていけそうと確信しましたね。
 
Suzuko:こうして3人がそろい、2020年2月にletniyを結成しました。
 
その後、SounCloudにデモ音源を投稿していく中で、東京都内のライブハウスでライブに出演させていただくようになりました。
 
 
LIVEAGE:バンド名” letniy”とはどういった意味なのでしょうか。
 
Shoko: letniy はлетний ロシア語の形容詞で「夏の」という意味です。すずこの声、作る音楽は夏の匂いがすると強く思っていて本当に大好きです。また、ロシアのサンクトペテルブルクというところに「夏の庭」という場所があります。有名な観光地です。summer garden летний сад は本当に美しい場所で、彼女の作る音楽を聴いていると思い浮かべる景色です。響きが好きなこと、呼びやすいこと、程よく短い言葉であることも決め手となり、バンド名にしました。
 
Suzuko:しょうこはロシアに住んでいた時期があって、ロシア語を話せるんです。しょうこに「ロシア語で好きな言葉はある?」と聞いたところ、letniyが「夏の」という意味でバンド名にぴったりなのではないかと提案してくれました。わたしは季節の中で夏が一番好きなので、作る曲から夏の匂いがすると言ってもらえてすごく嬉しかったです。
 
 
LIVEAGE:TESTCARD RECORDSからのリリースとなった経緯をお教えください。
 
Suzuko:TESTCARD RECORDSを運営しているヒヌマさんは、Cattleというバンドのギタリストでもありまして。自分がletniyの前に活動していたバンドが、Cattleと対バンしたときに友だちになりました。
 
そこからしばらくは連絡をとっていなかったのですが、SoundCloudでletniyのデモ音源をアップしたところ、ヒヌマさんから「音源いいね。一緒に作品つくらない?」とお話をいただきました。
 
とくに期限は定めず、バンドのやりたいことをやってくれていいよ、と言ってくださり、のびのびと制作ができました。TESTCARD RECORDS、友だちという贔屓目無しにすばらしいレーベルです。
 

1st Tape “Same Here”

 
LIVEAGE:テープリリースですが、CDや配信にしなかったのはどういった拘りでしょうか。
 
Suzuko:今回は、TESTCARD RECORDSのヒヌマさんから「letniyのサウンドはカセットテープが似合うと思う」と言っていただき、カセットでリリースする流れになりました。
 
CDや配信でクリアなサウンドをたのしむのもいいですが、カセットにはカセットにしかない音があると思っています。テープの伸び具合で音程・速度が変化していくような、音の「不完全さ」みたいなところが好きです。
 
 
LIVEAGE:”A girl”のMVですが、非常に素晴らしい映像作品(監督 : 山下晃平さん)になっていると思います。どういった狙いで作られた作品なのでしょうか。
 
Suzuko:”A girl”は、じつは曲名にこだわりがあります。”The girl”や“Girl”ではなく”A girl”としたのは、特定のだれかや「女の子」といった概念ではなく、「不特定多数の中にいるだれか」のことを歌いたかったからです。狙いかどうかはわからないのですが、こういった話は監督の山下さんにもお伝えしていました。また、歌詞の中にも出てくる「夜」「花束」のシーンは、特に重要に思っていました。
 
話がずれるかもしれませんが、曲の最後の「美しい涙に花束を 眠れぬ瞳にあたたかい夢を」という歌詞は、最初の段階では無かったものでした。この歌詞には背景があって。
あるとき、どうしようもなく落ち込む悲しい出来事があって泣いていたときに、しょうこに電話したら花束を持ってかけつけてくれたことがあったんです。その夜、たくさん飲んでさんざん泣いたあと、最後にしょうこがアカペラで子守唄を歌ってくれて。感銘を受けました。そのときの記憶が鮮明に心に残っていて、この歌詞を付け足しました。
 
しょうこがしてくれたことを自分もいつかできるようになりたいな、と思います。「花束」は自分にとって思い出深い大切なものでした。
 
 
LIVEAGE:サウンドについての質問です。letniyはギターとドラムはインディー・ギター・ポップ的でありながらも、ベースは70’s ロックを感じるようなフレーズを感じさせます。そこが非常にオリジナリティーになっていると感じました。それぞれのメンバーの曲作りやサウンド面での狙いをお教えいただけますでしょうか。
 
Suzuko:ありがとうございます。いつも曲を作っているときには、「この3人でこんな曲を演奏できたらたのしそう」といったことをよく考えています。それがフレーズにも繋がっているのかもしれません。
ギターに関しては、Pavementのような、型にはまらないスタイルが理想です。
 
Shoko:まず曲作りは、歌詞にしたい曲にしたいと思ったことを大事にしています。真っさらの状態から創り上げることは私には出来ません。怒りだったり、昨日の出来事だったりそれを歌詞にして曲を作ります。ただ、バンドアレンジはすずこと直也君におんぶに抱っこです。2人居なかったら私の作る曲は成立してません。いつもありがとう!
 
ベースのサウンドについては、隙間を埋めるようなベースの音、安心する演奏をしたいのですが、自分の理想には近づけずまだまだ精進が必要です。
 
Naoya:曲の原案を持ってきてくれたメンバーの意向を尊重するようにしたいと考えていますので、自分がそのイメージに近づけるには何ができるのか試行錯誤していましたね。それぞれの曲でイメージを出し合い、すり合わせをして行くのはとても楽しかったです。
 
 
LIVEAGE:日本語の歌詞と英語の歌詞がありますが、どういった方針がSuzukoさん、バンドの中にあるのでしょうか。また歌詞を書く時に大事にしている事をお教えください。
 
Suzuko:日本語詞と英語詞については、明確な方針は無く、自然とこうなりました。自分の場合はデモを録音するときに、伝えたい言葉が日本語で浮かんだときは日本語詞にして、それ以外はてきとうなハミングをまずのせています。そのハミングを、英語にしたら曲の雰囲気に合うかなと思い、結果的に英語詞にすることが多かったです。
 
歌詞を書く時は、「かっこ悪い姿もすべてみせてしまえ」と思いながら書いています。ときには、自分を励ますような気持ちで歌詞を書く時もあります。
 
LIVEAGE:”Idly”は以前からYouTubeできけますよね。ソウルフルな名曲だと思います。極限まで音数を減らした演奏に日本のfOULやperfectlifeを感じました。この曲の成り立ちとfOULやperfectlifeからの影響がありましたらお教えください。
 
Suzuko:”Idly”は、最初にギターリフができて、そこから他のパートや歌を付け足していった曲です。歌詞はほとんどしょうこに考えてもらいました。
 
Shoko:“Idly”出来たてのデモの段階ですずこは歌詞が決まらず悩んでいるようだったので、ええい私が書いてしまえ!と恥をしのんで書いて送ったら気に入ってもらえて嬉しかったです。insane という言葉が自然と出てきて、歌詞にいれてみました。デモを初めて聴いたとき、なんてかっこいいんだ…としばらく茫然としたのを憶えています。
 
Suzuko:音数を減らした演奏という点では、ドラムの直也くんに「この曲ではソリッドかつミニマルでタイトなドラムを叩いてほしい」と欲ばりなお願いをして、苦労をかけさせてしまいました・・・。ギターのコードも改めて考えたら2つのコードしか使っていないですね。
 
Naoya: すずこも言うように、「タイトなドラムで!」と言われてできるかな〜という感じでしたが、少しは理想に近づけたのかなと思っています。
 
Suzuko:fOULやperfectlifeとの関連性は、そう言っていただくまで自分では考えたことがありませんでした。「関連性」なんて言っていいものか恐れおおいくらい光栄です。
perfectlifeは何度かライブを観に行っていました。とくに、ボーカルの板垣さんの歌が大好きです。まっすぐな、まるで心を見つめられているかのような歌声が、スッと胸の奥に刺さる感覚がありました。fOULはリアルタイムではライブを観ることができなかったのですが、今度公開される映画は観に行きたいと思っています。
 
 
LIVEAGE:クレジットを見ていて気づいたんですが、4曲目の弾き語り(never be found)はShokoさんが歌っているのでしょうか?
 
Suzuko:はい。”never be found”はしょうこの歌です。この曲のみしょうこが自宅で録ってくれたスマホのボイスメモを、そのまま収録させてもらいました。あえてバンドアレンジや再録をしなかったのは、しょうこの送ってくれたボイスメモがすばらしくて感動したのはもちろん、今回カセットということもあってこのままのかたちで収録してみるのもおもしろいのではないかと思ったからです。
 
また、こういった経緯があって、”never be found”はカセット限定の曲となっています。今後サブスク等の配信には含まれない予定です。
 
Shoko:この曲は鼻歌で作りました。初めての試みでした。コードの切り替え場所もめちゃくちゃでテンポも一定で無く本当に支離滅裂な曲なのですが、鈴子に聴いてもらったら凄く気に入ってくれて驚きました。「そんなに…!」と 人生でこんなに褒められることもそうそう無いので嬉しかったです。
Same Hereに入れたいと言ってくれて、ぎょえ!と思いましたが、鈴子には絶対的信頼を置いてますし、収録となりました。とても光栄な出来事です。
 
Suzuko:なお、5曲目の”So You Are Happy”も、クレジットはわたしが書いた曲とはなっていますが、こちらもメインで歌っているのはしょうこです。
 
この曲はしょうこの声で聴きたい!と思ったときは、しょうこに歌ってもらっています。繰り返しになりますが、自分はしょうこのファンなので・・・。できることなら全曲歌ってもらいたいくらいの勢いで思っています。
 
 
LIVEAGE:テープ作品 “Same here”のレコーディングは順調でしたか?うまくいった点と難しかった点をお教えください。
 
Suzuko:今回、ドラム・ベースとギターの一部は、よくライブ出演でお世話になっている、新宿ナインスパイスというライブハウスで録っていただきました。
 
それがletniyとしては初めてのレコーディングで、”never be found”を除く5曲すべてを1日で録り切ったので、体力的にも大変だった覚えがあります。
 
でも、これを皮切りに着々と制作が進んでいったので、ご協力いただいた新宿ナインスパイスの皆さまには本当に感謝しています。この日が無かったら、来年まで長引いていたかもしれません。
 
Shoko: レコーディングが生まれて初めてだったのでとても緊張しました。よくわからないまま開始していました…いつもお世話になっている新宿ナインスパイスさんに一から準備していただき、ベース間違えた箇所の取り直しにも快く応じてくださり本当に感謝しています。1日で取り終えたのは音源発売に大きく関わっています。本当にありがとうございました。
 
Naoya: 私も初めてのレコーディングでクリックを聴きながら演奏ということに慣れていなかったため、ロストすることが何回かありました。自分のスキル不足を実感しましたね。二人も言っているように、新宿ナインスパイスの皆さまのご協力を賜り、スムーズに録音することができました。本当にありがとうございます。
 
 
LIVEAGE:letniyは日本の現行ギターポップバンドとは一線を画すように感じました。失礼かもしれませんが”いなたさ”と”洗練”を同時に感じます。また強い”意志”や静かな”怒り”のようなものも感じます。意識的に差別化を図ってはいないとは思いますが、letniyをやる上で一番大事にしている事はなんでしょうか。
 
Suzuko:ありがとうございます。差別化はとくに気にしたことが無くて、そう言っていただけるなんて思ってもいなかったです・・・。嬉しいです。
 
一番大事にしている事は、音楽性とは関係がないかもしれませんが、3人でたのしくお酒でも飲みながら音楽をのんびりやっていけたらいいな、ということはいつも一番に考えています。だから、たまには休んだっていいし、何か話したいことがあるときはなるべく時間をとって直接話し合うようにしています。
 
Shoko: 曲にしたい気持ちと、3人で居るときの雰囲気を大切に考えています。私が作った曲も少しあって、ライブでも演奏しています。自分の拙い作詞作曲が3人集まることによって完成して、それを聴いた人にさまざまな感想を与えられることはとても嬉しく感じています。
 
Naoya: 先にも申し上げましたが、メンバーそれぞれの抱いているイメージは違うものなので、それを重ねて作り上げていくことを楽しさやバンドを続けていくモチベーションにしています。そして出来上がった曲がいろんな人に聴いていただけて、とても嬉しいです。曲作りとは異なりますが、聴いていただける、ライブを観にきて下さる人がいるということを忘れずに演奏していきたいですね。
 
LIVEAGE:バンドメンバーが共通して影響をうけたアーティスト、個人的に影響を受けたアーティストをお教えください。
 
Suzuko:メンバー全員が共通して好きなバンドは、スーパーカーです。
個人的には、Teenage Fanclub、The Pastels、The Muffs、toddle、my ex、THE PATS PATSなどに影響を受けました。
 
Shoko:スーパーカー大好きです。snail mailやclairo, Frankie cosmosのような女性ボーカルも好きです。
ベースの音としてletniy の楽曲に活きているわけではないのですが、MASS OF THE FERMENTING DREGSが好きで、バッカスのベースを買い今も使っています。
 
Naoya: スーパーカーはメンバー全員好きですね!個人的にはASIAN KUNG-FU GENERATION、Number Girl、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、Stevie Wonder、D’Angeloなどが好きです。
 
 
LIVEAGE:letniyのサウンドは現行の海外インディーバンドともリンクしていると感じました。Julien Baker、Phoebe Bridgers、Lucy Dacusの一派や、アジアンアメリカンのJapanese Breakfast, Mitski, Jay Somのようなアーティストは聴きますか?また、影響は受けていますか?
 
Suzuko:挙げていただいたアーティストの中だと、Japanese Breakfast と Mitski がとくに好きでライブにも行きました。Japanese Breakfastの儚くもチャーミングな曲調と、Mitskiの力強いパフォーマンスには、初めて聴いたり観たりしたときに衝撃を受けました。
 
Shoko:挙げていただいたアーティストの中だと、最近Japanese Breakfast の最新アルバムをたくさん聴いています。最近のお気に入りです。Jay Somも友人に勧められて知り、大好きになりました!
 
Naoya: Japanese Breakfast好きですね!このバンドを始めるまでインディーロックには明るくなかったのですが、メンバー含め色んな方から知らない音楽を教えていただいて発見の毎日です。
 
 
LIVEAGE:個人的に影響を受けたレーベルや、リリースしてみたいレーベルがありましたらお教えください。
 
Suzuko:自分は、4ADや、Merge Recordsの音楽から影響を受けていると思います。PixiesとSuperchunkがずっと好きです。
 
リリースしてみたいレーベルは、とくに考えたことがなかったです。たまに「○○っていうレーベルっぽいね」と言っていただく機会はあるのですが、情報に疎くてあまりよくわかっていません。
 
 
LIVEAGE:現在、アーティストのリリースやプロモーションはオンラインで各種サブスクリプションやYouTube, SNSでできるようになり、メジャーとインディペンデントの垣根がほとんどなくなった状態といわれています。今後、letniyはどのように活動をしたいと考えていますか。
 
Shoko:気軽にたくさんの音楽を聴ける手段がたくさんあります。時代とともに音楽との距離感は変わってきているのではないかと思います。私は、私達の音楽を多くの方に親しみを持って聴いてもらいたいと思っています。サブスクリプション、YouTube、SNSあらゆる手段を駆使して、精一杯私達をアピールしていきたいです。
 
Suzuko:日本だけではなく、海外の方々にも音楽を届けられるような活動ができたらなと考えています。
 
 
LIVEAGE:皆さん仕事をしているとお聞きしました。仕事とバンド活動の二足のワラジはうまく機能していますか?
 
Shoko:仕事しながらということを考えるととても精力的にバンド活動が出来ていると思います。仕事場にベース背負って行って、退勤後に練習することもあります。体調が優れないときはもちろんありますが、うまく機能していると思います。無理のないように2人も気遣ってくれるし、素晴らしい環境で活動できています。仕事もletniy もどちらも大切にしていきたいというのが今の私の答えです。
 
Suzuko:メンバーが一番大事なので、だれかが忙しい時期はなるべく練習やライブの数を調整するようにしています。あくまで自分たちのペースを崩さずに、今後も活動していけたらと思います。
 
 
LIVEAGE:コロナ禍でもletniyはライブを行っていますが、なかなか大変だと思います。実際、このような状況の中のライブ活動をしてみて、何を感じましたか。
 
Shoko:ライブって素晴らしい!最高と思いました。改めてそう思います。コロナ禍でのライブは、人数制限やライブハウスの営業時間制限などで、今までとは異なっていることを肌で感じます。このような状況下で多くの工夫をして、いかに安全にライブを継続していくか、ライブハウス側の苦悩がたくさんあると思います。たくさんの知恵を絞って環境を整えて私達を出演させてくださる数々のライブハウス、観に来てくださるお客様、対バンのバンドの皆様、全ての存在が本当に愛おしいと感じています。私自身、感染対策や自分の振る舞い行動が安全なのか?と悩むことがたくさんあります。正しいって何?と思います。自分のライブしたい、観たいという気持ちと世の中の状況と他人の気持ちに齟齬が生じていると思います。正解は難しいです。正解よりも、開催して元気に参加するためには自分がどうしたらいいのか、最近はそれをよく考え大切にしています。
 
Suzuko:ライブハウスで知り合った方々はたくさんいますし、やっぱり直接お会いして観ていただく機会や場所は尊いものだと感じました。いつかまた安心して笑顔で乾杯できる日がくることを待ち望んでいます。
 
 
LIVEAGE:最近、笑ったこと、怒ったこと、それぞれ、一つずつ、メンバーそれぞれお教えください。
 
Shoko:自分の寝言がうるさすぎて、そのせいで目が覚めて一人でこっそり笑いました。
自分で作ったスパゲッティが信じられないくらいまずくて、怒りました。
 
Naoya: 言われてみると最近怒ってないですね。。。笑ったことは、家族で屋外を歩いていて「暑い」って言ったら負けゲームが始まって言い出した本人が開始1分で「あづい〜」って言ったのには笑いました。
 
Suzuko:髪型を変えたら知り合いに気づいてもらえなくて、目の前で自分の話がされ始めたときに笑いました。コントみたいに「ここにいまーす!」ってなって。(笑)
怒ったことは、テレビで突如心霊映像が流れてきて怒りました。怖いのとびっくりするものが苦手で・・・。夏はゲリラ的にこういったことがしょっちゅうあって怯えています。
 
 
LIVEAGE:このテープを引っさげてのツアーなどは行われますか?今後のライブ予定をお教えください。
 
Suzuko:今のところツアーの予定はありませんが、レコ発企画を 2021年11月3日(水祝)に行う予定です。そのほか現在決まっているライブは以下の通りです!
 
*2021/9/19(日)@新宿NINESPICES
 
“Paper moon -NINESPICES 14th Anniversary-“
 
w/THE PATS PATS、Jan flu、etymon、Donut Real Elephant、Kensei Ogata Band
 
ADV/DOOR ¥2,000/¥2,500+1D
OPEN/START 13:00/13:30
 
 
*2021/9/23(木祝)@調布Cross
 
“Suburban Home”
 
w/What goes up、Hoach5000、THE TREES、SaToA、Are You a Buffalo?
 
DOOR ¥2,000+1D
OPEN/START  15:30/16:00
 
LIVEAGE:ありがとうございました!
 
letniy一同:ありがとうございました!
 
 

『Same Here』インフォメーション

2020年2月に結成した東京を拠点とするインディーロック・バンドletniyのカセットテープ『Same Here』をTESTCARD RECORDSよりリリース!

letniyは、ボーカルSuzuko、ベースShoko、ドラムNaoyaからなるスリーピース・バンド。

2020年に結成して以来サウンドクラウドでdemo音源を公開し、東京を拠点にライブ活動を行う。

今作は初のフィジカル作品となり、新曲や宅録として公開していた音源も再録音した全6曲を収録。

Teenage FanclubやThe Pastels、Hindsの影響を受け、海外インディ〜ギター・ポップ勢ともリンクする音楽性、SuzukoとShokoのダブル・ボーカル、更には3人によるコーラス・ワークが光る、輝かしいデビュー作となっている。

また、女性に向けて作られたリード曲「A girl」のMVを公開。

監督は死んだ僕の彼女やcattleのMVを担当する、山下晃平氏が手掛けている。

<作品情報>

アーティスト:letniy

タイトル:Same Here

フォーマット:カセットテープ

レーベル:TESTCARD RECORDS

規格番号:TCRD-017

価格:1,000円(税込)

発売日:2021年7月31日(土)

<トラックリスト>

A1:Bloom

A2:A girl

A3:Idly

B1:never be found

B2:So You Are Happy

B3:Early Summer Boys