―― 話はここで変わって、子育てについて聞きたいんです、お子さんは？

学：えっ！？ うちは、男、二人です。

池：うちは娘で二人だよ。長女は中二だよ。

―― 思春期まっさかりですね。『君の名は』観てるんじゃないですか？

池：もう大好きよ。そういうの。テイラー・スウィフトとかも大好き。
最初はベース教えてくれって言っていたけど、今はもうなくなっちゃったけど。
次女は最初はピアノやってたけど、いまはバトミントンに夢中だね。

―― マジですか、娘さんとテイラー・スウィフトの話、超したいですわ〜(笑)　歌詞が胸キュンでいいんですよ〜。
―― 学さんのお子さんはスケボー、ガチなんですよね。二人ともですか？

学：二人でやってるよ。結局お兄ちゃんがやってると弟もやるからね。長男は自分のスケボー動画アップするのにインスタ始めて、動画の編集とか異常に速い。（これ、うちの子のインスタといってinstagramをみせていただく)。

―― ホントだ、ROCK好きなんですね、LINKIN PARKのボーカルのチェスター追悼をあげてますね。でも小6でLINKIN PARKですか？

学：リンキンがトランスフォーマーのエンディング曲やったサントラを車で流してて、長男がリンキンにはまった、「かっけ〜！」って。
あと海外のスケート動画のBGMでピンとくると「パパこれ誰？CD持ってる？」ってなって、SUICIDALとかOFF！とか一緒に聞いたり。
それ位から長男はどっからかMAN WITH A MISSIONとかFACTとか見つけて「これ、かっこいいんだよ！パパ」て。で、親父もハマるみたいな感じで(笑)。
解散しちゃったけどFACTは超好き。

―― 純さんのご長男は大学を卒業して就職したとききます。ご長男はどういった遊びやスポーツに夢中でしたか？音楽(バンド)の道に導こうとはしましたか？

純：長男は小さい頃から自分や知り合いのライブに連れていってて周りのバンドマンからも可愛がってもらってて。ある日いきなりドラム教えてくれって言われてむちゃくちゃ嬉しかったな。
最初の頃は近所のスタジオに一緒に入って教えてたけどある程度叩けるようになったら自然とスタジオに入らなくなっていって。そのうちカミさんにから文化祭でバンドやるらしいって聞いたから観に行くって言ったら「いや、来ないでくれ」って言われて。多分照れくささがあったのだろうけど結構ショックで。仕方がないからカミさんに頼んで隠し撮りしてきてもらって観てみたらあまりに上手くてびっくりしたのを覚えてる。
俺が知らないところで練習してたんだなぁと思いながらしみじみとしつつもライブを観にいかせてもらえないもどかしさと寂しい気持ちのまま今まできてる。
最近は仕事が忙しいらしくドラムは叩いていないとのことだよ。

―― 今の子はいいですよね、成功しても成功しなくても、スケボーにしても音楽でも目指す世界があるから。僕が中学校の頃なんて家に帰って自分の部屋に篭って、BURRN!読んでメタル聴くしかなかったですからね。BURRN!読んでも外人しかメタルはダメなんだ。。って思って。夢が無かったです。
ウチの息子は虫が凄くすきですね。カナブンが特に。あとハナムグリ。カブトムシはアンチなんですよ。近所のオジサンが「カブトムシいる？」って聞いてきても「いらないって」（笑）カナブンのほうが身近で好きみたいです。

学：俺ら、みんな虫 好きだったじゃん。今の子は虫好きが減ってるよね、次男は触りたがらない。

―― 若い時に任天堂3DSとか渡しすぎてますよね。子供に。息子は僕のmacで世界中のカナブンみて、「これ、すげ〜な！」って興奮しています。

学：今は小6でスマホ持ってる子も多いからね。

池：うちは渡してないよ。iPadだけ。家のwi-fiで使ってる。
いやでも学さぁ、中学生でiPhone持ってたら、野郎だったら見るもの決まってるじゃん。俺らの時と違って刺激が強いし最近の動画はね〜。

学：やべぇ、でももう渡しちゃったもん。。。

―― XVIDEOSは刺激強すぎですからね〜。うちらの時代は川辺の林に捨ててあるエロ本(ローレンス系)でしたもんね。あと町中のエロ本の自動販売機の場所を無駄に覚えたり。

池：俺らの時代は想像力と妄想は果てしなかったもんねぇ。今の子は恵まれてるけど刺激になれすぎて、いざ本番で「こんなもんなの？」ってなるのかなぁ。

―― そうやって日本人のセックスの回数はどんどん減っていくんですよ。そして人口減少が。。。。

―― 随分と話が脱線してしまいました（汗）　では最後に純さんにお聞きしたいのですが、純さんがKENNY BAKERへの加入は驚くと同時に「純さんしかいない」と非常に納得できる加入でした。純さんが、KENNY BAKERヘ加入を決意した想いをお教えください。また、これからKENNY BAKERをどんなバンドにしていきたいですか？

純：KENNY BAKERとはLEAD SLEDやってる時によく対バンしてて古くからの付き合いでもあり大好きなバンドだった。ライブもよく観に行ってたしいつも好きだって声を大にして言っていたからそれで俺に声をかけてくれたのだろうね。
実際連絡をもらったのは今年の頭くらいかな。お誘いはもちろん嬉しかったのだけどまず最初に思ったのは自分が叩いたらライブが見れなくなるって事。ただ他の誰かが叩いて自分の好きなケニーじゃなくなるのは嫌だったので、だったら俺が叩くしかないと思って。ただあまりにも思い入れの強いバンドなので自分がケニーで満足できる演奏ができるまではヘルプでって事でお願いした。ただ曲を聴けば聴くほどヤマちゃんのドラムの凄さを思い知らされて。結局納得のいく演奏ができたのは6/25、この日に正式に加入して今に至ると。
そして改めてドラム叩くようになって思ったのはやっぱりKENNY BAKERは最高だなって事。まだまだ未熟者だけどこれからも楽しくやっていくので暖かく見守ってやってくださいませ。