耳をすませばJERUSALEM / ストーナー・ロックの聖典SLEEPの”JERUSALEM”徹底解剖 by 丸山えれくとりっく

SLEEP

音源の音を考察していると自分がストーカーなんじゃないかって気になる。
そう、僕はきっと「天沢聖司」なんじゃないかって気になる。
正当化、美化されたストーカー…
「耳をすませば」の聖地(エルサレム)、東京都多摩市にある聖蹟桜ヶ丘に住んでいた時にハマっていたもの…
前置きはさておき本編へGO!

SLEEP

何度経験しても毎回感想が違う物というのが人には存在すると思っている。
それが僕にとってはSLEEPの大傑作「JERUSALEM」だ。
1994年には完成されていたらしいが色々有ってリリース出来ず1997年にブートでリリースされ
1999年、みんな大好きLee Dorrian先生のRiseAboveからのリリース。
このアルバムは好き過ぎて何度聴いた事か…という事でまずは聴きながら流し読みでもして下さい。

SLEEPのギターサウンドはMatt Pikeのシンプルなサウンドから繰り出されている。

エフェクターでも使っているのかと思ってしまう音だが実際はアンプの音だという不思議。
基本になるのがSLEEPの基本チューニングが2音下げ即ちCスタンダードチューニングだという事。
レギュラーチューニングで同じ機材では絶対に無理!ここ重要です!
僕が聴いている音楽に限定されているのかもしれないがDOOM/STONERの基本は2音下げと考えます。
MattPikeと言えば高めに構えたサンバーストのレスポールだが、たまにCUSTOMも使っている。

写真はMattPike使用の1992年製のGIBSON LesPaul Standard。写真自体は近年の物でピックアップ
交換されていたりするが、「JERUSALEM」の収録はこれで行われていたのかなと思いたい。
キャリアを通してLesPaulばかりなので正直区別は付かないが、Matt Pikeの好みは
プレーンな木目のスタンダードだ。SLEEPのサウンドとなればLesPaulはどうしても外せない!
しかし前身バンドASBESTOS DEATHそしてSLEEP初期ではL.A.METAL御用達な自家塗装ギターを使用している。

SLEEP

音の考察に移りますが…
足元にはAB/BOXと誰がどう見ても分かるDODのGRUNGE
GRUNGEはMATTの使い方ではブースターであろうと思われる。
全ての音源を聴く限りライブでしか使っていないかとも思える。
写真にもあるAB/BOXの行き先は…?!

お分かり頂けるだろうか?上段がMATAMP、下段がLANEYだ。
考えられるのは歪みをLANEYで作り、クリーンパートでMATAMPを使用している事になるのですよ!
後にSOLDANO SLO-100になるのだけれど、SLEEPの時に使っていたかは割と不明ではあるが音源で聴く限り
SOLDANOの音とは決して言えない歪みの質ですね。
BLACK SABBATH”フォロワー的バンドとしてはLANEYに行っちゃいたくなりますね(笑)

HIGH ON FIREでは確実にSOLDANOを使用しているが趣味が変わったのだろうか?!

SOLDANOの購入はコチラから!

1 2 3