INTO IT. OVER IT. 来日直前!岸野はじめ氏(the lost boys)インタビュー対談!

岸野はじめ

ーーはじめ君のツアーには同世代のemoバンドがサポートにつくことが多いよね。
どういった感じでサポートのバンドを選んでいる?はじめ君の企画に出たいと思っているバンドも沢山いると思うんだ。

気を使わなくていい間柄で自分がかっこいいと思う同世代バンドが多いのが理由です。
招聘するバンドが気に入ってくれそうかなってのと、最近はジャンルがある程度まとまっている方が集客に繋がる事が多いのでその辺も意識してます。
‎同世代で盛り上げたいと言うのもありますが最近は若いバンドマンとも交流が増えて来たので上の世代も下の世代も混ぜて面白い企画が今後組めたら良いなと思っています。

ーーはじめ君が組んでるツアーは東名阪が多いよね。仙台、九州、四国、北海道などにももちろんエモキッズはいると思うんだけど、なかなか、東名阪をでてツアーするのは難しいかな? 収支にも大きく影響する事だから、簡単には決められないけど。

これは完全に金銭面が大きいです。本当はもっと行きたい地域があるんですが資本がなく赤字に出来ないので現実的な選択をしています自身のバンドでも行ってない場所もあるので横の繋がりも薄いと言うのもあります。
実際東京だけで2、3日やった方がお金はかからないし収益も大きい (平日でも人が集りやすいのに加え平日だとライブハウスもいい条件をくれやすい)ので名阪も頭を悩ませながらやっているのが正直な所です。
あとはローカルのレコ屋が協力してくれるのもデカイですね。stiffslack, FLAKE, senseless, toosmellなど。toonice 井川くんとも長い付き合いだし四国行きたいんですが諸々の理由でまだ実現していません。
将来的には自身のバンド活動も含めて交流のエリアや質、量を高めていって四国、九州、北の方にもツアーのエリアを広げたい思っています。あくまで理想ですが。

はじめ君とINTO IT. OVER IT.のEvan

はじめ君とINTO IT. OVER IT.のEvan

ーー聞くに、はじめ君は実家暮らしだよね。それって、衣食住がある意味、保証されていて、恵まれていると思う。
アメリカでもレーベルをやる人間はバックに親のお金があったりするのが普通だしね。
SLAYERが成功したのもケリー・キングの親が金持ちで機材を全部買ってくれてたてのがある。
俺みたいな実家が広島な人間は仕事を辞めたら飢えるので、サラリーマンをなかなかやめれないから、バンドも頻繁に出来ない。(レーベルやったり、LIVEAGEやったりしてるけど。。)
There is a light that never goes out がD.I.Y.を唱えたとき、バンドで「共同生活」をしつつ、海外のバンドとツアーを回るような海外的なアイデアもあった。
はじめ君的には実家というアドバンテージをこれからも活かして行くかんじかな。俺はそれで良いと思う。富(アドバンテージ)があるものが、みなに分配するのが良いと思っている。

金銭面も勿論ですが個人的にはスペース的な問題もあります。例えば僕は楽器が好きでベースだけでも30本位所有しています。。。(ギターやその他の楽器も所有してます)
それと東京の西の外れのあきる野市在住ですが電車に一時間弱も乗れば新宿、渋谷等のエリアに行けるのもわざわざ23区等に住む必要性が薄いのもあります。
実家暮らしでなければ招聘やそれに伴う海外バンドのツアー同行という行為やツアーバンドを泊めたりする事もやりづらかった可能性を考えると今の所メリットと考えています。

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