東京エモーティブ/オルタナティブバンド”HOLLOW SUNS” ディスコグラフィー盤のリリース!& 東名阪ツアー決定!

2014年にAS WE LET GO / DOGGYHOOD$のBONES氏を中心に結成されたエモーティブ&オルタナティブバンド”HOLLOW SUNS”が4枚の作品を一つにまとめたディスコグラフィー盤をICE GRILLSからリリースする。それに伴い東名阪ツアーも。

どちらかと言うとニュースクール周辺のバンドAS WE LET GO / DOGGYHOOD$のBONES氏(Vo/Gu)がHOLLOW SUNSを結成して1st EPをリリースした時、かなり、驚いたのを覚えている。
非常に練り込まれたエモーティブ&オルタナティブサウンドは今までハードコアをやっていたバンドとは思えないクオリティだったし、そのサウンドは90年代のNYの伝説のエモバンド”GARDEN VARIETY”を彷彿させたからである。

エモーショナルで泣きなメロディーにロッキンなパートを挟むというのは非常にGARDEN VARIETYを感じたし、自分の周囲にはそう感じたと言った人が実際、何人かいた(今回のCDだと最後のほうに収録されている1st EPの頃のサウンド)。
何回かBONES氏とやりとりをすることがあったので、LIVEAGE&KENNY BAKER&CAMUS招聘のSAMIAM日本ツアーの東京場所にHOLLOW SUNSに出演してもらった。
自分たちのシーン以外からのバンドを呼ぶこともこのツアーの一つの方針だった。(2日目には若手スケートロックのMEXICAN AGEに出演してもらった)
確か、その時に「GARDEN VARIETYぽいよね?」といった事を話したはずなのだが、返答は「GARDEN VARIETYは知らないですね。FOO FIGHTERSに強い影響を受けています!」とのことだった。
なるほど!と思った。私より約10歳弱若いBONES氏は90年代の音楽をリアルタイムではないのでGARDEN VARIETYというマニアックな存在は発見しにくいかもしれない。
そしてFOO FIGHTERS!そう、FOO FIGHTERS/NIRVANAのデイヴ・グロールはJAWBREAKERのようなバンドを組みたくてFOO FIGHTERSを始めたという。
そう、HOLLOW SUNSのエモーティブ&オルタナティブなサウンドはJAWBREAKERの”DEAR YOU期”のサウンドに近いかもしれない。
デイヴ・グロールはSCREAMというDCハードコアのバンドのドラマーとしてキャリアをスタートしており、もちろんDC EMOの洗礼を受けている。
NIRVANAでもFOO FIGHTERSでもJAWBREAKERを前座として指名している。(これがJAWBREAKER解散の引き金にもなるのだが、、、)
そして、FOO FIGHTERSはJAWBREAKERの名曲中の名曲”KISS THE BOTTOLE”をカバーしている。

現在、FOO FIGHTERSのベースは元祖ビューティフルEMOの元SUNNY DAY REAL ESTATEのベースNate Mendelだし、ギターはJAWBREAKERの大ファンを自称する哀愁メロコアの元NO USE FOR A NAMEのChris Shiflettだ。
非常にFOO FIGHTERSというバンドはEMOとりわけJAWBREAKERに影響を受けたバンドなのである。

個人的にはデイヴ・グロールは気に入った人物をバンドから引き抜きまくったり、SUNNY DAY REAL ESTATEのドラマーが録音したテイクを全部自分のプレイに差し替えてCDをリリースしたりするので音楽的には非人道的な完璧主義者だと思っている。自分の理想を求めるためなら他の犠牲はいとわない。漫画「ベルセルク」のグリフィスのような、、、というと言い過ぎか(笑)

LIVEAGEの読者にはEMO/メロディックの読者が多いと思う。上記理由でそんな皆さんにこのニュースクール周辺から産まれた”HOLLOW SUNS” は大変おすすめなのである。
泣きのメロディーでもくさ過ぎず清涼感があり、非常に聴きやすい。そしてニュースクール出身だけあり、演奏がメタリックで上手い。
サウンドプロダクションもプロフェッショナル。

HOLLOW SUNSはアメリカの新世代バンドNOTHING、CITIZEN、THE MENZINGERSと日本ツアーもしているし、TURNOVERやCEREMONYのようなバンドのファンも入りやすいと思う。
日本のTHE FIREWOOD PROJECTやCOUNTRY YARDといったプロフェッショナルなエモーティブPUNKが好きな人も問題なく入り込めると思う。と同時にJIMMY EAT WORLDのようなロッキンなEMOやSAMIAM, HOT WATER MUSICのような熱い泣きの90年代のEMOメロディックファンもイケルと思う。

この鬱陶しい梅雨とCOVID-19の閉塞感をぶち抜いてくれる清涼感あるパワーがこのディスコグラフィー盤にはある。是非手に入れて、行ける人はツアーを観に行こう!

いつか彼らはFOO FIGHTERSの超名曲”Everlong”を超えるような曲を作るかもしれない、、、

 

<下記インフォメーション>

Hollow Suns – “Process of Losing” CD

http://www.icegrillsnerds.com/?pid=159481877

2021年ICE GRILL$リリース
Release date: 6/4/2021


東京のオルタナティブ・ロック・バンド、HOLLOW SUNSの2作のEP、日本未発売EP「Into The Water」とAND PROTECTORとのスプリット曲を含む、彼らの楽曲すべてを収録したキャリア集大成となるディスコグラフィー・アルバム!

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Track Listing //
01. Waiting For The Time
02. Into The Water
03. It’s All There
04. Heavy In The Air
05. No One Stays
06. Back In My Head
07. Believe In
08. Drift Me Off
09. Out Of Touch
10. Caller
11. Longest Night
12. A Blaze of Light
13. Veins
14. Chasing Time

Biography
2014年に東京にて結成後、2015年に3曲入りEP「Hollow Suns」をセルフ・リリース。JIMMY EAT WORLD、FOO FIGHTERS、SMASHING PUMPKINSらに代表されるオルタナティブ・ロック、グランジ、パンク、シューゲイザーなど様々な音楽的影響と、バンドのルーツにあるハードコアのグルーヴやメロディック・パンクのフックをブレンドさせたアグレッシブかつパワフルで骨太なロック・サウンドで、結成間もないながらCOUNTRY YARD、SHADOWS、AND PROTECTOR、PALM、waterweedら国内勢から、NOTHING、CITIZEN、ANGEL DU$T、THE MENZINGERSを始めとする数々の海外アーティストのツアー・サポートをこなす。2017年に4曲入り2nd EP「Hollow Suns II」を発表後、カナダのDAGGERMOUTHとUKのGNARWOLVESのジャパン・ツアーに帯同。2018年にcosmicnoteより静岡・三島の盟友AND PROTECTORとのスプリットをリリースし、全12本に及ぶツアーを行うとKOTORI、bacho、ATATA、MEANINGらとも共演。2019年9月にアメリカのSunday Drive Recordsより、5曲入り3rd EP「Into The Water」をリリース。オルタナティブ特有のアグレッシブさの中に、メンバーが思い描くグランジ・サウンドを現代版にアップデートさせたキャッチーでメロディアスな楽曲は、シンプルながらも随所に多様なアイデアを盛り込んだストレートなパンク/ロック・サウンドで話題となり、バンドの成長を感じさせる作品となった。また、同作より使用されているバンドロゴは、TITLE FIGHTのギタリストでPoison Thorn名義でデザイナーとしても幅広く活動するShane Maronが手掛けている。同作リリース後は、自身のレコ発に加えて、シカゴのHOMESAFEとのカップリング・ツアーも行なっている。現在までにCOUNTRY YARD、SHADOWS、bacho、HAWAIIAN6、PALM、waterweed、AND PROTECTOR、FOR A REASONら国内勢から、THE STORY SO FAR、THE MOVIELIFE、THE MENZINGERS、SAMAIM、NOTHING、CITIZEN、ANGEL DU$T、CHUNK! NO, CAPTAIN CHUNK!、RED CITY RADIO、MODERN COLORら海外勢と共演。2021年6月にICE GRILL$より、これまでの4作品を完全網羅した「Process Of Losing」をリリースする。また、7月には新代田FEVER、大阪PANGEA、名古屋stiffslack VENUEにて同作のリリース・ツアーの開催が決定している。

RIYL: JIMMY EAT WORLD, SAVES THE DAY, QUICKSAND

 

<ツアー予定>