LIVEAGE : NEXT STYLEの最初ってWISE UPとのスプリットだと思うんですが、その前はストレートなユースクルーサウンドなんですか?
ヒグさん : そうだね、でも、要所要所に菅野がからんでくるんだ。
おれは割とストレートなのが好きだったんだけど、菅野の要素が入ってくる。
だから、ちょっと変わってるのさ。
93年とかは東京はどうだったか分からないけど、俺ら、鎖国だからさ。インターネットも携帯もないからさ。独自なんだよね。
亡くなった菅野は本当に、ENVYが好きで東京まで観に行ってて。
やっぱBONE SCRATCHとかへの流れになってると思う。
NEXT STYLEでやってたことと本質は変わらないんだけど。
NEXT STYLEとWISE UPとのスプリットはホント、負けた感があって。
シコシコも「8回じゃ済ませないぞっ!」て頑張って、でも学校行ったら13回やってる奴とかいるじゃん。そんな感じ(笑)
SNUFFY SMILEの栄森さんがいて、WISE UPがいて、それからNEXT STYLEがどんどん洗練されていった。
まわりは「ヒグさん負けてないすよ!」って言ってくれたけど(笑)
やっぱ負けた感があって。あれがなかったら解散してたかもしれない。
LIVEAGE : 僕もWISE UPのユースクルー感とEMOの融合とセンスがすごすて。”Responsibility”とか本当に名曲だと思います。
ヒグさん : 最初は4曲レコーディングして、色んなレーベルに送りつけたんだよ。
HG FACTの佐藤さんが栄森さんにその音源を渡して、栄森さんから手紙が来て。
「いい作品です。ほんとにウチからリリースしたいのですが、名前もまだ売れてないから、WISE UPというバンドがいてスプリットで出さないですか?」って。
4曲送って、その中から二曲選んだ。
そしたらユースクルーの頃のWISE UPのテープがWISE UPのメンバーから送られてきて。
「ふーん、ユースクルーなんだ~」って思ったんだけど、そしたらあの7インチでしょ。もう騙されたよね。
レコ発を昔の新宿LOFTでやったんだよね。
SNUFFY祭りだった。LIFEBALLとかでてたのかな。
ENVYのメンバーも観に来てくれて。
LIVEAGE : 反応どうでした?お客さんの。
ヒグさん : 俺らトリだったんだよね。札幌から来てたしね。
でも、あんまり盛り上がらないよ。エモいからね(笑)
ちょっとモッシュがあるくらい。
WISE UPかっけーなみたいな。