GAMEFACE 2018 JAPAN TOUR 回顧禄(前編)

gameface japan tour

私のバンドDIRTY SATELLITESはツアーできるバンドではなかったため、
LIVEAGEのメンバー4人にGAMEFACEの来日を企画してみないかともちかけた。
メンバーの二人はGAMEFACEのファン。一人は知らなかったが、曲を聴かせたら「やってみたい」と。

TwitterでGEMEFACEを見たい人、協力したい人を募集してみた。
250を超えるRT、協力者も沢山手をあげてくれた。いけるかもしれない。

その夏から私の中の情熱がグツグツと燃え始めた。

まずはDrumkanのサトシさんとMTGを持った。LIVEAGEのフロントエンジニアのテル君がDrumkanのファンということで一緒に行った。
Drumkanといえば、D.I.Y.HARDCOREの真逆を当時行っていたリミテッドレコード(ハングアウトというテレビをやっていた)のバンドである。
彼らがSENSE FIELD, ELLIOT, FURTHER SEEMS FOREVERなどを呼んでツアーしていた事は知っていたが、関わりあうことはないと思っていた。
臨戦態勢でサトシさんと合った。そうすると、どうしたものか。
とても気さくで朗らか大きな大人のオジサンで、色々とアドバイスをくれた。何度もDrumkanはこういったツアーを仕切っているから圧倒的なノウハウがあった。
サトシさんは仕事でLAに行くことが多く、ジェフやFARSIDEのポパイ、亡くなったSENSE FIELDのジョンと飲み友達ということだった。

その後、サトシさんとBullionのダイスケ君と飲みに行った。
Bullionは今は活動を停止したレーベルだが、LUCEROやGAMEFACEの日本盤だしていたPOP PUNKレコードレーベルだ。
ジェフがソロで来日したときもダイスケ君は私が当時やっていたMOD LUNGを誘ってくれた(が、当時私は息子が産まれたばかりで出れなかった)
ダイスケ君はValve Driveというバンドをやっていた。GAMEFACEが好きだということ、その辺りのパンクが好きということですぐに打ち解けた。
自分たち以外のコミュニティとこうして話し合う場をもつ事は重要だなと思った。

そして、ジェフと私のメールのやり取りは続いた。
条件面から航空券、ホテル、楽器、移動手段。
条件面はクリアにしておくためにエクセルに100行くらいのチェックリストを作ってそれにジェフが回答し、それにまた、私が回答するスタイルですすんだ。
ときどきサトシさんがアドバイスをくれた。
(このチェックリスト欲しい方がいましたら、メール[info@liveage.today]をください。使えると思います)

条件は、往復の航空券、ホテル代、移動代、打ち上げ代をこちらが持つ。それだけだった。
GAMEFACEは幸運にもエージェントが付いていないバンドだったので特に利益については言ってこなかった。
彼らは普通の会社員なのである。音楽で飯を食っているわけでないので、ツアーでの利益は気にしてないようであった。

チェックリストは非常に細かいことまで書いた。
レイシズム(そういった発言があった場合はツアーは中止になると書いた)、ドラッグの持ち込みなど、基本的な事だけど書きにくいことまで書いた。
GAMEFACEというかジェフは非常にまっとうな人間であり、トランプ政権に強く反対するアメリカ人。
ドラッグも一切やらない。そして、ヴェジタリアンのメンバーが一人いる。ヴェジタリアンのギタリスト・トッドは「ピーナツバターとパンがあれば大丈夫。ミソスープを飲む覚悟もある!」ということだった(笑)

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