本題の考察というか音作りに移ります。
自宅に相応の機材が無い為、一人寂しく某お店で試奏をするフリして音出ししてきました。試奏の為か多く注文を付けられないので、それなりに近い物をという事でハムバッカー搭載のギター(ポジションはリア)、Gazが使用していたDunlop社の0.88mmのティアドロップ型のピック、最後にチューニングを2音下げた物を使用しました。
今回はMesa Boogie社Dual Rectifier、ROLAND社JC120の二つのアンプを使用しました。
アンプのセッティングはMesa Boogie社Dual Rectifierは全部センター(チャンネル1)、ROLAND社JC120はLOWにシールドを入れ全て9時の方向です。もしこれが本人と同様のMarshall社のアンプJCM800ならばベース8ミドル2トレブル3にすると限りなく近いと思います。アンプの特性やジャンルを考えての設定です。アンプの特性について語ると長くなるので割愛。
写真のセッティングですが日本のハードコアでも割と近いセッティングをしている事がライブで足元を見ると確認出来ます。しかし、ハードコアの多くはレギュラーチューニングなので印象は変わるでしょうけれど。
話が変わってしまいましたのでギター編の最後になります。
Cathedralのギターを再現するなら、ギター→ワウ→MT-2→ディレイ→アンプの順番で。
次にベース編。雑誌でも取り上げないしネットで調べても本当に情報が無いのでリアル考察!
この時のベーシストはLeoSmee。使っている機材は、この時期だとベースはB.C.RICHのEagleに指弾き。アルバムを通して聴いていると割とクリーンな音だし特徴的な音のベースを使っているから直なのでは?と思うが薄らヒートホークの様な音に聴こえてくる。
謎が深まるばかりなので97年の日本来日時の映像を観たところファズみたな音だけど決してベース用では無い音。肝心な映像には黒い物体が2つ置かれているが、一つは形状と色から察するにクライベイビーだ!しかも使ってない(笑)僕はその隣のやつが知りたいのだよ!と思い、無い知恵を絞り時代背景と音を思い出していくと…これはTHE RATの音ではないか?!と思い調べて聴いてみたところドンピシャ!多分THE RATだろう。現行品のRAT2では無く大きい箱のRATだ!数々の80年代から90年代のエクストリームミュージックには欠かせないペダルなのだと実感。特にUK、スウェーデンのバンドが多く使用して居たように感じます。
あくまで考察なので絶対ではありませんので悪しからず。
もし次回があれば名盤の音作り考察か名機(エフェクター)の正しいエクストリームな使い方をやらせて頂きます。
97年の日本来日時の映像: