Broccoli reunion JAPAN TOUR 2016 熱狂の初日をレポート!

Broccoli

Text, Photo by Yoshinobu Yada

Broccoli JAPAN TOUR 熱狂の初日 熱狂レポート!

伝説のUK MELODICバンド”Broccoli”が解散から約16年の時を経てreunionそして、1998年から18年ぶりの3度目の来日を果たしました!

いわゆるUK MELODICの第一世代(SNUFF, LEATHERFACE, MEGA CITY FOUR, H.D.Q., SENSELESS THINGS)が解散やフェイドアウトしていく中、新たに立ち上がった世代がいた。名付けるなら、SECOND WAVE OF UK MELODIC PUNK。
その筆頭がBroccoliです。Chopper, Hooton 3 carとともに新しいUK MELODICの形を作りました。

当時私は大学1年生ということもあり、上京したてでシーンを把握しておらずsnuffy smileが招聘したBroccoliの初来日の1996年は見逃しています。
1998年の再来日のころはアメリカのバンド(BRAIDやHOT WATER MUSIC)、マンセーの自分がいて、これも見逃してしまいました。(馬鹿)

しかし、その後、Broccoliの2ndを聴いたり、シングルコンピを聴いたりすることで急激にこのバンドにのめり込んでいきました。
There is a light that never goes outのメンバーがインタビューで「メロディックならBroccoliが一番好き」と答えていたのも大きいです。
とにかく、緻密なコード進行、イギリスらしく陰鬱で美しいメロディ、時折カオティックになるコード、バーストするギター。スルメのように何度も聴けるバンドだということに解散してから気づきます。
最近だと大きめのフェスでUSのインディーバンドCloud Nothings を観たとき「これ、まんまBroccoliじゃん!しかもBroccoliの曲のほうが全然いいな。」なんて思っていました。(ファンの方ごめんなさい)

Broccoliのドラマー、グレアムは10年前?くらいから日本に住んでおり、LONGBALL TO NO-ONE(ex-lovemen, pre-MIDDLE)のメンバーとして活動した後、広島の福山に引っ越をし、現在では山口県の大学で教鞭をとっています。福山でバンド(minor AURA)をやってもいます。なかなか日本語を話さないちょっと一癖ある人です(笑)
日本に居住を移して結婚し、子供をもうけ暮らすグレアム。そして、イギリスからやってきた二人のBroccoli。その邂逅に胸熱。
しかしたった2回の練習でどれだけのライブができるか不安でもありますが。続きはレポートで。

前置きがめちゃんこ長くなりましたが、熱狂の鶯谷what’s upの模様をレポート。
鶯谷は東京の中でも最もカオスな街といえます。博打打ち、売春婦、サラリーマン、ヤクザ、アル中がうずまく街、そこにバンドマンが夜な夜な集まる場所。そこが鶯谷what’s up。
この日はシークレットでのBroccoliの出演だったのですが、「緑の野菜がUKから来る」という情報が周り。。会場は人が入りきれないほど満員!

では一バンド目CHIPPENDALE

CHIPPENDALE

CHIPPENDALE

CHIPPENDALE

CHIPPENDALE

ボーカルTAKEを中心とする若手?メロディック・パンク。個人的にはアメリカのNO IDEAのバンドのような力強さを感じます。
言ってみればAVAILやHOT WATER MUSICにUK MELODICがまざったような感じか。
彼らいわく、そこにシューゲイザーの要素をぶち込みたいらしく、ギタリストがかなり色んな種類のエフェクターで彩りを添えます。
ベースのエレ君はかなりの手練。この日のドラマーは代打でATARIのメンバーが叩いていました。
Broccoliに対する想いが伝わる非常に熱いライブでした。

二バンド目 THE URCHIN

THE URCHIN

THE URCHIN

THE URCHIN

THE URCHIN

言わずもがな、東京メロディック・パンクの代表。JUST ONE DAYのマサさんを中心にMIDDISHADEのBIGさん。そこに最近DISGUSTEENSのフロントマンのキヨシさんがまさかのベースで加入!これが、大正解の人選!新生URCHINは往年の名曲を披露しまくり満員のお客さんはシンガロングしまくりでした。
サウンド的にはdillinger fourとLIFETIMEとGorilla Biscuitsが融合し、そこにBOOWY的日本的布袋的なソロが入るという最高なバンドなのです。
マサさんの作る曲には強烈なフックがあり、大合唱するための音楽です。最近リリースされたシングル集は必聴です。

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