板垣周平のYUBISUCKERDIARY 10月

板垣周平
10/1
下北沢にてスタジオ三時間。実家にて明日の話を父にしたら「リラックスしていつも通り演奏しろ」と言われた。
10/2
シェルターワンマン。本当にありがたいとしか言いようがない一日。10年後もこの場所でこのオーディエンスの皆様にフレッシュな音楽を奏でようと決意……「珉亭」での打ち上げで「顔色が悪い」と皆に心配される。17曲歌って長野まで運転。こういう事を自分に課す度に年間100本以上ツアーしていたR.E.M.とか本当に凄いなと思う。
10/3
きのうの疲れ取れず会議でもキレのない発言をかます。
10/4
気圧の変化により体調の悪さがMAXに。終日軽い吐き気。
10/5
8月に撮影したMVを公開。ニッチに好感触なようで安堵。
10/6
アパートの前の稲刈りが終了した模様。夕食がオムライスだったのでテンションMAX。
10/7
上司に「つかえね~な~」と言われショックを受ける。久しぶりに耳鳴りも酷くさんざんな一日。
10/8
東京へ。渋谷でとうとうポスタルコのバッグを購入。四谷「忍」にて牛タン。ゆでタンも焼きタンも相変わらず最高。別宅に帰る前に平ちゃんに新しい音源を渡す。
10/9
吉祥寺「一寿司」にてご両家初顔合わせ。つつがなく進行し安堵。会計額にビビる。夕方頃に睡魔に襲われ2時間ほど眠ってしまった。深夜までフォローアップのメールインタビューに回答。
10/10
新所沢にて散髪。吉祥寺too smellに納品後、長野へ帰宅。寒くてビビる。
10/11
寒さで茫漠。アルバム店着日。
10/12
いくらなんでも寒い。アルバム発売日。レコ発ファイナルの詳細もだいたい決定。
10/13
何となく無視していたがアイアン&ワインは良いのかもしれない。昼休みに聴く。
10/14
この世で一番素晴らしい曲はリプレイスメンツの「unsatisfied」である事を「LET IT BE」リマスター盤を聞いて再確認。
10/15
東御市「開花亭」でかた焼きそば食べる。麺もワンタンスープも素晴らしい。アリオの東宝にて「ハドソン川の奇跡」「ウシジマ君」を見る。「ハドソン~」後半の何でもない廊下に感動。トム・スターンはこういうの撮らせるとすごい。「ウシジマ君」は女性がお金欲しさに下着のままプールに入る序盤で興ざめ。そこはフルヌードだろ……ゲームコーナーで大好きな「デッドストーム・パイレーツ」を2ゲームやる。ワンプレイ200円の価値は十分にある。
10/16
東御中央公園にてチル。紅葉が始まっている。居酒屋「のん」にてオラホの生ビールを飲む。
10/17
テツロウさんの訃報。西荻「青喜」に飲みに行くと、大抵いつもテツロウさんがいた。「青喜」はなくなり、テツロウさんも居なくなってしまった。何だか理不尽過ぎはしないか。
10/18
仕事の帰り道にあるラーメン屋「どさん娘」が今日も開いていない。開いていても食べに行くことはないであろうが、潰れてしまうのも寂しい。車窓から見るこの店のエドワード・ホッパー的面影が好きなのだ。
10/19
「どさん娘」今日は開いていた。安堵。晩飯後、レコ発ファイナルの詳細の調整。
10/20
長野市に出張。上田市より寒くてビビる。部屋でシーバス・リーガルのハイボールを飲みながら「キングオブザヒル」1話と2話を見直し最高の気分に。
10/21
夜走りで東京へ。悪魔的眠気に襲われ、「サンクス」の駐車場にて仮眠。フィリックスのガムを買ったら当りが出たので、もう1つ貰う。別宅にて眠る。
10/22
激しい下痢に襲われる。スタジオ後、西荻「戎」。今日はトロいおっさん店員の区画に案内されガッカリ。ニラおひたし旨し。「闇太郎」へ移動し日本シリーズを見ながらシメ鯖と日本酒。
10/23
疲れ果てて長野に戻ったら、NHKの人(?)が来る。テレビもワンセグもない生活が続いたので受信料支払い義務がない日々であったが、テレビを買ってしまい、朝の連続テレビ小説も視聴しているのでそろそろ支払わねばならぬと思いつつも相手の応対の態度が気に入らず、またも追い返してしまった。
10/24
BSでジョナサン・デミ「羊たちの沈黙」。レクターが逃げ出す時にメチャクチャ凝った内装を施している場面が、何度見ても最高。劇中のゴールドベルク変奏曲はグレン・グールドの演奏かとずっと思っていたが違った。
10/25
寒い。真冬の服装で出勤。
10/26
一転、温かい。心の安定。
10/27
宅急便、今日の発送だと土曜日札幌着は間に合わないとコンビニで言われ絶望。タイム便(空路)だと明日の午前集荷で間に合うと言われ、金額にビビりつつ集荷を頼む。
10/28
子会社の人に咬みつかれたのと気圧の変化でだいぶ暗澹とした気分に。タイム便は7700円との事。通常配送の倍以上の料金に思わず涙がこみ上げてしまった。
10/29
車で羽田へ。だいぶ怪しい駐車場の使用人に鍵を預け飛行場へ。札幌着。寒い。いくらなんでも寒すぎる。ラフィラ地下の寿司「魚一心」へ。貝の甘みに魂を救われる。サッポロクラシックの富良野ヴィンテージを飲みながらホテルで日本シリーズを観戦。日ハム優勝。ハロウィン+優勝で狸小路はさぞ盛り上がっているだろうと思いつつも寒さに負け外出を断念。
10/30
カウンターアクションへ。ツアー初日。デイライブ後の打ち上げは長い。シッポリと楽しむ。ゲンドウさん、エビナさん、エガワさんと竹田氏のコンビも快調。結局3次会まで。素敵な1日となった。
10/31
帰りの飛行場も修学旅行生が多い。羽田空港でトイレに入ったら大の方の扉を勢いよく開けて出てきた中年男性の手にエロ本が握られていた。トイレ内のごみ箱に本を投げ入れ念入りに手を洗ったあと、駆け足で出て行った。長時間のフライトのあとではそういう事もあるのだろう。