板垣周平のYUBISUCKERDIARY 6月

板垣周平
6/1
仕事後、レイトショーにて「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」を観る。いきなり若メイクのカート・ラッセルが出て来てテンションMAX。細かい技がこれでもかと盛り込まれているが雑多な印象もなく最後までかなり最高。
6/2
週末なのに気圧の変化に耐えられず、すぐに眠る。昼には3度目の冷蔵庫の修理があった。どうしようもない。CMで嵐の大野君がこの冷蔵庫から刺身を出して旨そうに食べているのを見る度にイライラする…
6/3
長野へ。「リゼット」という雑貨屋で温泉用のトートバックを購入。長野駅前周辺で仕事で必要なものを買う。まだ昼間でも風が冷たい。気圧と腸の痛みに耐えかね今日も早く眠る。
6/4
坂城町のバラ園へ。海外からの観光客も多く、賑わい。斜面に陽光が降り注ぎ、満開の花々は微風に揺れる。馥郁たる香りに包まれ、妻のインスタグラムのために撮影係として張り切る。昼に寄った「デニーズ」で長渕剛ファンの会合に出くわす。擦り切れたCDやら雑誌やらをテーブルに段積みにし、鼻を突き合わせ語らっているのが何とも暑苦しい…「アリオ」のダーバンにてとうとうスーツを買う。
6/5
スーツが仕上がったとの報が入ったので仕事後引き取りに。自分にとってそれなりに高い買い物が、さしたるトラブルもなく気持ちよく終わり安堵。部屋で何故か今まで見ていなかったデ・パルマ「アンタッチャブル」。かの有名な(?)最後のベビーカーシーンはキャリーのパーティーシーンには劣るがやはり良かった。
6/6
妻の顔痩せのために近所のケーズデンキで「PAO」を購入。
6/7
5月分の日記をまとめて書く。大変な消耗。
6/8
日記を終え、明日の準備。前から気になっていた「ピエール」にてケーキを購入。お客で来ていた可愛らしい体操着姿の女の子にシュークリームを激押しされたがモンブランとキャラメルのケーキを買った。女の子は「昨日もテントで寝た。今日もテントで寝る。」と何度も誇らしげに宣言していた。素晴らしい。
6/9
朝、自身のデスクでメールをチェックしたあと自家用車で東京へ。午後は日野で会議。今回も空気を読んだつもりが(悪い方向に)カマす。豊田駅前でオダッチと話し、別宅へ帰宅。さすがに疲れ果てた。
6/10
朝より別宅で曲作り。夕方よりスタジオ。夜はリニューアルした青葉町の「くるまやラーメン」にて独り夕食。店長のハイトーンヴォイスが健在だったので、20代前半、深夜まで泥酔し、半分記憶が欠けたままここの味噌ラーメンを食べていた頃の思い出がしょぼしょぼと蘇る。
6/11
上田への帰り道を間違えてウンザリ。
6/12
朝から真田にて廃棄作業の立ち合い。迫りくる山々の緑を仰ぐ。空気は旨い。水も旨い。しかし通奏低音のように静寂が漂っているこの感じは中々馴染めず、癒されるというよりは不安になる事の方がいまだに多い。
6/13
「らら和ん家」にて下請け業者さんとの飲み会。痛風の発症に怯えつつ飲むビールの旨さ…この背徳感…
6/14
朝から妻に「結婚式まで禿げないでね」と真顔で言われる。レイトショーにて「ローガン」。こちらが不安になるくらい容赦なく愛なき世界を描き切ったマンゴールドに感動。

6/15
トイレでエリスン「ソフト・モンキー」を読み大感動。きのうのローガンとのシンクロを勝手に感じる。
6/16
仕事後、「ゆう杉」にてセンター長送別会。おおいに飲み、タクシーで帰宅。
6/17
夜、塩尻の用水路にホタルを見に行く。近隣のホテルとも提携したイベントを打っているようで、浴衣姿もちらほらと結構な人手。ホタルの数は去年よりも少ないものの、しんみり楽しむ。
6/18
岐阜へ。「タイルミュージアム」にて目の保養。オリベストリートにて蕎麦を食べ帰宅。
6/19
長嶋有「三の隣は五号室」読了。これは作者の最高傑作では…
6/20
夜に近隣を散歩。数匹、ホタルを発見。
6/21
気圧の変化に耐えかね早くに寝てしまおうと思うも何だかんだといつも通りの時間に。他人を羨んだってどうしようもないと思いつつも毎日、長野県上田市にて一体何をして過ごしているのかと不安に。しかし、10、20代の頃と違いアラフォーは不安な気持ちも満たされた気持ちも長くは続かない。明日からも一生懸命働き、家族や友人との時間を積み重ねるのみ。
6/22
DVDにて「50回目のファーストキス」を観る。なんだか「恋はデジャブ」(最高!)を思い出しつつも大いに楽しむ。
6/23
昼仕事後、東京へ。「くるまやラーメン」にて夕食。今日は店長が居なくて残念。別宅にて眠る。
6/24
「ドリアングレイ」にてウェディングドレスのフィッティング。久々の「福田屋」(最高!)にて蕎麦。渋谷をぶらつき、夜は下北沢「宿場」にて飲む。レジ前に掲示してある手書きのなぞなぞを素早く解き、爽快な気分で店を出る。
6/25
スタジオへ。新曲をひたすらプレイ。発表する前の新曲をアレンジしている時がこの世で一番楽しい…上田へ戻る。
6/26
ショウタと小津さんに連絡。10月のパーティーについての。
6/27
おとといのスタジオでの新曲をサンクラアップ。メンバーと共有するための。
6/28
ヴァルザー「ヤーコプ・フォン・グンテン」読み始める。
6/29
ゲリラ豪雨のなか「しなの鉄道」で長野へ。「ナガノアヴェニュー」というホテルで懇親会のようなもの。ワイングラスを落として割ってしまい大恥。
6/30
朝から長野へ。昼、セブンイレブンの駐車場にて独り弁当を食べる。長野FMから流れて来た歌、ビリーエイリッシュというシンガー、まだ15歳だという。15歳で世界に羽ばたく人も居れば、「アイドリング・ストップ!」の看板を見つめながら弁当を食べている極東の36歳も居る。上田に戻り、午後もタップリ働き、帰宅。