板垣周平のYUBISUCKERDIARY 1月

板垣周平
1/1
三峯神社にて初詣。上田での新年は東京のそれよりシンシンとしている気もする。いまだ体調は悪く、鼻のかみ過ぎで鼻の孔の下が赤く腫れて痛い。メンタームを塗りたくり眠る。
1/2
東京へ。高幡不動尊に妻の両親と初詣。「FUJIU」で菓子を買ってもらいテンション上がる。ガストにて遅めの昼食。夜はひとり、東村山へ。サガミで出前。両親と食べたあと別宅へ。
1/3
国分寺へ。両親・妻・弟家族と「いらか」にて昼食。姪っ子の可愛さ。別宅にて眠る。
1/4
高速道路にて対向車の頭には堆い雪が……ビビりつつ帰宅するも軽井沢・上田共に積雪は控えめで安堵。
1/5
仕事始め。睡魔に勝てず、楽しみにしていた「ねほりんぱほりん」を見ずに眠る。
1/6
風邪、ようやく治る。約2週間ぶりのビールの旨さにビビる。神は黄金に輝く飲み物を俺に与えた。
1/7
土曜出勤。仕事後、信濃国分寺・八日堂縁日へ。この街にこんなにも人が居るのを初めて目撃し衝撃を受ける。夜店の連なる中を人々と肩をすり合わせながらすれ違う。メインの通りから離れた場所で刃物や鍋を販売していた初老男性の顔の陰影。
1/8
別所温泉「まるスビ」にてパン買う。「アリオ」の「サマンサモスモス」にて妻がセール品の服を買う。「スシロー」にて遅めの昼食。夜から予報通り雪。部屋にてリンクレイター「バッドチューニング」イーストウッド「愛のそよ風」と二本立て。「愛そよ」は5回目位だが……夜半に小便に行くついでにカーテンを開けたらすでにだいぶ積もっている。北側、キッチンの窓正面に2棟も新しいアパートが出来たので深夜でも街灯の灯りが届くようになったのだった。
1/9
アパートの周辺を雪かき。だが思ったより気温高く午後には日向では融雪。
1/10
職場の駐車場に積もった雪をスコップで掻いていたら、従業員の1人がスポーツカーで雪をまき散らせながら猛スピードで積もったままの部分に駐車し、手伝わずに颯爽と構内へと入っていったので皆で笑う。夜半、レコ発ファイナルのセットリストを考える。
1/11
仕事後、急いで歯医者へ。今日は左上の詰め物が取れた部分と右側のかみ合わせを直した。歯医者に来るといつも「サムサッカー」のキアヌ・リーブス(最高最高最高!)を思い出し笑いそうになってしまう。「ねほりんぱほりん」今週も楽しい。「人間観察バラエティ モニタリング」がただの番宣ツールになり下がった昨今、もはや心の支えはこの番組のみ。
1/12
「ピコ太郎」のリンゴやパイナップルにペンを突き刺す曲、年末年始でイヤというほど見せられたが、あれはあからさまにペンが男根のメタファーなのに、フェミニズム団体が抗議したりしないのだろうか。まあ、どうでもいいことだが…
1/13
仕事後、夜走りで東京へ。矢野から「マヤ・デレンを観ろ」とのメールが来た。今日で、上田市に転勤してきて1年が経ったのであった。
1/14
スタジオ。生きていると本当に色々ありますネ……新宿へ。「清龍」にて高校時代の同級と新年会。OJが来るとの事前情報があり憂鬱であったが、結果楽しい夜であった。西武線の終電で別宅へ。
1/15
関越に乗る中途、以前から気になっていた杉並「豚や」でうどん。寒空の中小一時間も外で並ばされた割には「小島屋」や「きくや」ほどの本流(?)の感動はなかった。
1/16
出勤時、車中に放置していたペットボトルの水がシャーベット状に凍っていた。外気、マイナス6℃。こんなバカみたいに寒いのに、みな無表情でゴミ出しをし、登校したり出勤したりしている。
1/17
妻が楽しみにしていたドラマ「カルテット」第一話を観る。俳優の頑張りに嬉しくなりつつも、なんだかノレない伏線と台詞の連続にやはりこの脚本家の作品は駄目だと確信。
1/18
友人・知人にレコ発ファイナルのお誘いメール送る。
1/19
「個人的見解」という言葉を盾に意見を振りかざす人が増えて来て本当に辟易。そういう無責任な意見は鏡に向かって言って下さい……
1/20
深夜、風の音で目覚める。暗闇の中、手をついた寝室の壁が結露でぐっしょりと濡れていた。異常な強風だが、まだ雪は降っていない。小便をして二度寝する。
1/21
朝より吹雪。昼、雪と風止む。アパートの前と駐車場を雪かき。途中より1階の母・子も参加。転勤してきて1年、久しぶりにじっくり観察する子(タカポンと呼称されている)がデカくなっている。年齢を聞くのを失念した。そろそろ小学生にでもなろうかというサイズ感。「アリオ」にて買い物。ゲームコーナーで「デッドストームパイレーツ」。川下りのステージは楽しいけれど難しい。「草笛」で蕎麦を食べ満悦。雪かきのあとのもりそばの喉越し。
1/22
「びんぐし湯さん館」いつもの近道は積雪のため通行止め。露天の屋根から融雪のしずくが落ちて来て額を濡らす。ご老体トリオの内の一人が、「この前マッサージに行ったらお姉ちゃんに「腕の刺青がシワで縮んで、道端の干からびたウンチみたいになっちゃいましたね~」って言われちゃった」と言い、二人がその老人の腕を見て笑っている。何とも美しい光景だったが、老人3人が湯船の中でウンコと連呼しているのはだいぶスリリングでもあった。瓶のコカ・コーラを飲んで、帰宅。
1/23
部屋で「ビフォアサンライズ」。もう10回目位だろうか。
1/24
引き続き、「ビフォアサンセット」。レコ発ファイナルの予約全く伸びず、もうほぼ諦め状態。
1/25
外気、マイナス12度。さすがにこたえる。夜、シュートンから電話来る。レコ発の宣伝はツイートするものの、心は既に死んでいた。現実から目を背けるため、今日は「ビフォアミッドナイト」。
1/26
仕事後、夜走りで東京へ。明日は関東出張のため。別宅に着く頃には日付も変わっていた。尋常じゃないくらい疲れ果てて眠る。
1/27
暗い内より出発。久しぶりの通勤ラッシュ。川崎駅から京急川崎への乗り換えで道に迷い、ビル清掃のオバちゃんに泣きつく。「あんたとっくに通り過ぎてる。マックまで戻って右に曲がれ」との簡潔な説明に救われ、遅刻を免れた。実家に帰宅後、割引券があったらしく「銀の皿」出前。別宅に戻り、眠る。
1/28
下北沢へ。スタジオ後、搬出しようとするも「しもきた天狗祭り」に行く手を阻まれ、リハ入りに遅れる。なんだかんだ、無事に企画は終了。当日まで予断を許さない状況だったが、かなり素晴らしい一夜となり安堵。今回のツアーでは、リピーターに支えられた部分も大きい。10年後も、20年後も、満足せずに出来るかな…これからもよろしくです。
1/29
小平の「ジョリーパスタ」にて昼食を食べ、タクオ宅に寄り息子のマキオと少し遊び、上田へ帰宅。
1/30
不意に、ここ最近で一番の憂鬱に襲われる。帰り道の車内、ラジオからEVERYTHING BUT THE GIRLの「the spice of life」が不意に流れて来て落涙。夕食を食べても、気持ちは晴れず。早めに入眠。
1/31
少し、気分が復調。今年も、何だか大変な1年になりそうだ。今週はそこまで寒くないので助かった。