- 4/1
- 夜、「死霊のはらわた」を見る。久しぶりに見直したらだいぶ印象が違う。特殊メイク、手仕事の楽しさ。特典の屋外ファンパーティーでの映像(出演俳優とジャンケンして勝ったらDVDもらえるとかそういうやつ)がめちゃくちゃダラダラしてて最高。エイプリルフールだったが結局ウソはつかなかった。もはや、ウソだろうが本当だろうがその差に誰も敬意など払いはしない国になってしまったのだから…
- 4/2
- 軽井沢へ。憧れだったイッタラのグラスがセール品となっていたので買う。靴下も買う。友人・知人にとあるメールを配信した。返信がかなりあり、安堵。
- 4/3
- 新年度始まる。ピンスポ的に仕事量が落ち着いている今こそやらなければならない事が大量にある気がしたが、備忘録をとり忘れた。まずい。
- 4/4
- 妻が見ていた「エル・スール」をチラ見した。一瞬、数カット見ただけでも全てが桁違いにスゴい。「カラマーゾフの兄弟」もエルスも、未完であることがその作品の強度を深めているような気もする。俺が未完フェチなだけなのかもしれないが…
- 4/5
- 長野へ。新入社員の職場研修に発表者の助手として参加。助手として特にやる事もなかったので壇上から新人を観察。「可愛い子ちゃんセンサー」が反応したのは1名のみ。仕事後、妻と友人「ウノちゃん」をピックし「びんぐし湯さん館」へ。部屋に戻り三人で夕食。
- 4/6
- 有給休暇。ウノちゃんを「刀屋」「パニ」へ案内。別所温泉にて足湯。ウノちゃんと別れ、「サイゼリア」にて天使の壁画を眺めながらチキンを食べ一日が終わる。
- 4/7
- 心臓が痛い。毎年、春にこの痛みがある。年々痛みは増していく気がする。
- 4/8
- 主夫として一日を過ごす。車内で久しぶりにセイント・ヴァイタスを爆音でかけ、最高の気分に。春とヴァイタスの相性がここまでとは…(スノッブ)。「悪魔のいけにえ」見る。何度見ても最高以外の言葉が出てこない。心の底から大爆笑。
- 4/9
- 朝から「グランドブタペスト・ホテル」見る。新宿で見た以来2度目。「俺達にはウェスがいるぜ!」と拳を握りしめる。ディーラーにてタイヤ交換。洗車してもらえずガッカリ。上田城址公園にて「アルクマ」に会う。ツタヤ大屋店への抜け道をとうとう発見した。夜、ショウタから電話あり。
- 4/10
- 何となく落ち着いた一日。帰り道、課長を送る時にエンジンをかけたらティム・バックリィのライブ盤が爆音でかかってしまったので慌てて音量を下げる。テレビでやっていた「ハムナプトラ2」を見る。
- 4/11
- 真田の倉庫はまだまだ寒かった。温度計は6度であった。終日、雨。
- 4/12
- ヴォネガットを読んで以降、伊藤典夫が訳したものにハマる。今日は「プリティ・マギー・マネーアイズ」。題名も中身も最高。痺れる。
- 4/13
- 職場の健康診断。診察時、巨漢の女医に「最近、体調で気になることがあるか」と聞かれたので「毎年、春に心臓が痛くなる」と言ったら「病院に行け」と言われる。「どこの病院に行けばいいのか」と聞いたら「自宅から近い所でいい」と言われた。夜、「やっちゃば」にて飲み会。健康診断後のビールは益々黄金色に輝くのであった。帰り道、歩道橋の下で「病院なんか行かねーよ…」と小さく叫ぶ。
- 4/14
- 夕刻、大便を流した直後に山口君からのメールを見ようとしたら手が滑り便器の中にアイフォンが水没。即座に手を便器に突っ込み何とかキャッチしたので端末が流されるのは回避できたものの、右手も端末も汚水まみれになり久しぶりに本格的に泣いてしまった。購入後、たった2ヶ月で水没。アップルに問い合わせ、交換の手続き。妻との約束があったので上田城址公園で花見をするも心は虚ろ。自分を責め続けながら眠る。
- 4/15
- 昼より外出。「ミユカフェ」にてテラスで花見をしながら茶をしばく。この界隈の平屋の集合住宅感(小津の「お早う」的な)にうっとりする。夜は「田吾作」にて晩酌。隣の席の男女(男は自意識を押し殺した山男、女はアイデンティティーを確立していると思い込んでいるスレンダー美人)は多分不倫だったのであろう、久しぶりにアンテナが全開になった。
- 4/16
- 「悪魔のいけにえ2」を再見。少し寝てしまったが相変わらず最高。
- 4/17
- 新しいアイフォンが来た。宅配便のあんちゃんの態度が今シーズン最大に悪かったので、「あんな乱暴な奴が運んできたスマートフォンには何か不具合があるのでは…」と不安な気持ちに。テレビで「ロード・オブ・ドッグタウン」がやっていたので再見。ヒースレジャー演ずる、最初はチョずいてたけどのちに身の程を知る田舎のお兄さん役の佇まいが胸を締め付ける。
- 4/18
- 急に暖かい一日。心臓の痛み。夜より強風。風の音を聞きながら眠る。
- 4/19
- 午後より再び強風。気付けば事務所で最後のひとりとなってしまったので戸締まりをし、火災予防日誌を書いてから退勤。帰り道、車内のラジオで「ねこの森には帰れない」という曲が流れて来て強風と相まって不安な気分に。
- 4/20
- 今日も最後のひとりとなってしまった。火災予防日誌を書いて退勤。
- 4/21
- 「ズートピア」見る。あまりの素晴らしさに生きている喜びを噛みしめた。
- 4/22
- 矢野とハルカちゃんが来た。「草笛」、ダム、東御公園、「ジェラートちるちる」、別所温泉へ。夜は「田吾作」。ここのだし巻き卵とつくねは世界一旨い。深酒。映画の話もだいぶした。「パラジャーノフ」と発話したのは何年振りであったろう。中学からの知り合いである俺と矢野に、まさかこのような平穏な一日が訪れようとは…
- 4/23
- 春と秋に必ず聞きたくなるコリン・ブラムストーンの「一年間」、聞いたらやはり感動。何もかもが完璧すぎる。7月のライブ告知開始。夕刻「湯楽里館」にて温泉。夕日が背中(高倉健ぽくセナカではなくセナと言おう)を焼く。「チャイルドプレイ2」を見る。チャッキーの言葉遣いが下品過ぎてウケる。
- 4/24
- 狂った奴と対峙し、大変消耗。心臓も益々痛む。夜は「ベイマックス」見る。少し脚本が弱い気もする…
- 4/25
- 妻が飲みに行ったので久しぶりにひとりで夕食。この町は本当に風が強い。
- 4/26
- 次のアルバムの構想が不意に固まる。しかし、諸事情あって名古屋のライブ以降メンバーには会っていない。大変寂しい。
- 4/27
- 何となく帰れる予感がしたので、明るい内に帰宅してしまった。ギターに触ろうとも思ったが、止めた。ネットを開くとジョナサン・デミの訃報。世界一敬愛するロビン・ヒッチコックのライブ映像作品…何回見た事であろう。「サムシング・ワイルド」で一瞬出てくるフィーリーズの演奏場面…そこだけ何回も繰り返し見たものだ…「レイチェルの結婚」でTVオン・ザ・レディオの人が歌う「アンノウン・レジェンド」(鳥肌もの!)そして…「羊たちの沈黙」のジョディ―フォスターが着る緑のコートの素晴らしさ…合掌。
- 4/28
- 仕事を終え、東京へ。別宅にて眠る。
- 4/29
- 「エミュー」にてカントリーサンドを食べ、吉祥寺へ。「オオイシ」にて結婚式で私が着る衣装合わせ。試着後、店を出るとゲリラ豪雨。「ロフト」で雨宿り後、「いせや」へ。オダッチが合流し、「串鳥」へ。マリさんも合流し、酩酊。マリさんとは初対面なのに何度も「目が死んでいる」と言われ最終的に落ち込む。ほぼ終電にて帰る。
- 4/30
- 銀座へ。松屋にてディック・ブルーナの展示を見る。渋谷へ。「ヨーデル」にて結婚パーティーで私が着る衣装合わせ。強烈な体験をまたもやしてしまった。吉祥寺「トークバック」にて妻と、妻の母と三人で夕食。別宅に戻り、泥のように眠る。