僕が知っているRATだけで23種類もある。
1978年にアメリカはミシガン州カラマズーで生まれて約40年もRATだけを作り続けるなんてすごーい!
ギターやベースに繋ぐとたのしー!
RATというだけで生命力も繁殖力もハンパではない事を感じます。感じざるを得ませんね(笑)
RATというのは、これだけ作られて見た目も変わったりしているのに基本的には音はどれも変わらない。
厳密に言うと違うのだけれど、どれもRATの音しかしない愛さざるを得ないのである。
今のご時世RATを買う人は正直なところ少ないと思う。これより良いエフェクターなんて山ほどあるし
改善されているモディファイ品も山ほどある。でもRATを使う理由って何?と言われたら、それはもう
ロマンだよ!浪漫!RATを使っていたミュージシャンの様な音を出したくて買った人は多い筈。
RATと言えば80年代のJEFF BECKですが、僕はそう思った事は一度もない。
だってあまりその頃のは聴いてないから(笑)
詳しくもないが、その辺はこの後に…
RATの音というのは歪ませると低音がズブズブになるし何故か妙な倍音が出たり
決して使い勝手が良いわけでもないけど実は良いみたいな不思議なやつ。
そこにどうしても惹かれてしまう魅力というか魔力がある。RATを使った事による魔力の刻印なのだ!
その魔力の刻印を押されてしまった事によって生まれた音楽というのは、とてつもなく多いという事に
気付いているだろうか?
気が付かれていないだけでエクストリームミュージックシーンではよく使われている。
まずは僕が大好きなMELVINSだ!1995年までは確実にRATをBUZZが使っている。
MELVINSというのは不思議なバンドで何故かギターとベースのエフェクターを揃える傾向にある。
そんな考察的な事は置いといて…
MELVINSといえばグランジでありストーナーでありノイズロックであったり
色々なジャンルを作ってきた立役者だ!
そしてお次は大英帝国が誇るリバプールの残虐王CARCASSだ!
1ST,2NDのベースの音はRAT以外の何物でもない音がしている。裏付けとしてビルスティアー御大が
インタビューでベースで使いました。と答えているから間違いは無い。
CARCASSからの派生でもないが、この頃のEaracheからリリースしている多くはRAT使用をしている。
レコーディングスタジオが一緒で使い回しの可能性は大いにある。
グラインドコアのベースサウンドの始祖はRATの可能性が非常に大きい。流石です(笑)
内容がエクストリーム寄りになってきてウザくなってきたと書きながら正直思っています。
大英帝国流れで時代を少し戻るとN.W.O.B.H.M.もRATの功績が大きいジャンルと言える。
ヘヴィーメタルの音は割とRATをクランチ気味にしたサウンドとも言える。
クランチにすれば低音があまり潰れないので、それはそれで気持ちいい。気分はエクスタシーだ!
まさに悪魔に憑りつかれた様なEVILな音がする。
N.W.O.B.H.M.の功績によって世界はRATに支配されたのでは無いかと思うのですよ。
N.W.O.B.H.M.の影響を大きく受けたジャンル、スラッシュメタルにLAメタルだと思っている。
これはもうRATバブルです。FILTERの左に回すか右に回すか位の違いしかない。
1978年に登場して僅か2年ほどで頭角を現し1980年代のエクストリームミュージックに
バブルを起こしたと言ってもおかしくない。
ヘヴィーメタルが英国でブレイクしたのを切っ掛けにLAメタル、スラッシュメタルのギターサウンドは
RATに支配され、より激しい音楽を追い求めたベーシストがベースにRATを繋ぐ。
1980年代はRATバブルなのだ。