ことの発端は今年の春先、旧知の大先輩、NAVELトミさんからのメール「BROILERとTORIKORONAのsplitレコ発名古屋編をやるからTHINK FIX出ない？」とのお誘いでした。ほどなくして矢田さんからも同様の連絡あり。ひさしぶりにお二人のバンドとからめることに盛り上がり日時の検討に入り紆余曲折を経て秋口に、ということになりました。しかしその頃THINK FIXはメンバー不在につき休止状態…無念な気持ちをグッと押さえて企画だけでも、とトミさんと相談を進めた結果、東海地区のお互いの呼びたいバンドを誘いあってメロディックもメタリックもエモもパンクロックも老舗も心身気鋭も混ざりあった東海エリア地下音楽烏合の衆集結させてＢＲＯＩＬＥＲとTORIKORONAを迎え撃とうと決めました。

日程を11月25日土曜日と決めハコもおさえ、バンドに声をかけ始めた頃、THINK FIXのスタジオだけのヘルプでもとex9CVEのドラム、トクに連絡を取った時とほぼ同時にギターの竹内がFacebook上に出現！！なんとなく３人で呑みにいく約束をした時からよからぬ企みが私の頭をよぎり始めます…そう、企画の日に9CVE復活です。前回ライブをしたのはあの（詳細は各自調査）HIRAXドタキャンツアー名古屋編でなんと１２年前！！の２００５年。この時も実は一日だけの復活ライブ、きちんと活動していたのはさらに前、２００３年ごろでしょうか。（ちなみに１２年前の対バンはSABATTとトリオ編成時代のOUTRAGEと盟友EASIES etc…いうどうかしすぎな組み合わせでした）最初は活動当時の私がベースボーカルを務めるトリオ編成で復活を考えましたが弾いてみてブランクありすぎを痛感しあっさり断念。１２年前にベースを弾いてくれたexメンバーのもりっしーへ連絡。彼は１２年前のライブ後から全くバンド活動をやめておりシーンからも離れギターを多少家で弾くくらいでベースなんかもちろん弾いていない状況だったにもかかわらず気持ち良すぎるくらいに快諾してくれました。この快諾が私の背中を押し、覚悟は決まり迷いは消えました。

並行して企画名を考えようと何気なくトミさんに相談すると「who cares？じゃないの？」という返事。一瞬思考が止まり記憶を巻き戻す…そうだ、私は過去に自分のバンドが出演しない個人企画を打ったことがあり、その時の企画名がwho cares？でした。自分のバンドのスタイルとは違うけど大好きなバンドを名古屋に呼ぼう！と考えvol.１にNAVELと当時矢田さんがやっていたMOD LUNGを呼んでいたのです…ちなみにvol.２には赤い疑惑を招聘、フライヤーは２回ともinowledgeことSHUT YOUR MOUTHのVo、井上君が描いてくれました。正直、言われるまで忘れていた(笑)この件といい9CVE復活を思いついたことといいこの頃私は知らず知らずのうちに過去の自分と対峙したがっていたのかもしれません…そして過去から未来へのヒントを発掘しようと試みていたのかもしれません。