text by Yoshinobu Yada
 Photo by Yoshinobu Yada, Takumi Shouji
Fixing A Holeの招聘でUKメロディックの至宝 ”Southpaw”が来日した。活動歴20年に及ぶベテランバンドである。
 その東京場所をDirty SatellitesとChippendaleの共同企画”下北沢UKメロディックサミット”として下北沢ベースメントバーで開催した。
まずはトップバッターのDAWNからレポートする。
DAWN
 


 正直、度肝をぬかれた。鶯谷What’s Upで二回ほどみていたが、今日のDAWNはベースメントバーの広いステージで持ち味を存分に発揮していた。
正直、度肝をぬかれた。鶯谷What’s Upで二回ほどみていたが、今日のDAWNはベースメントバーの広いステージで持ち味を存分に発揮していた。
 とにかく爆発している。ギター、ドラム、ベースが全員が爆発だ。
 特にギターの柴田君は素晴らしいプレイヤーだと思う。私が提唱する東京3大ギタリスト(林さん:quizkid, 酒井さん:Ohayo Moutain Road, よっちゃん:RENA)に続くようなギタリストだ。テクニック、表現力ともに申し分ない。
 サウンドの方はPEGBOY, MOVING TARGETS, NAKED RAYGUNのようなシカゴ系のギターパンク・バンドを感じさせながらもUKのマンチェスターのバンドも彷彿させるようなオルタナティブな一面もある。
 とにかく、この日から発売された10インチも素晴らしく、今、一番ノリにのっているバンドと言える。
SEGWEI
 


 DC HARDCORE特にレボリューションサマーのサウンドの集大成を聴かせてくれていたSEGWEI。
DC HARDCORE特にレボリューションサマーのサウンドの集大成を聴かせてくれていたSEGWEI。
 しかし、この日のSEGWEIは一味違うサウンドを見せていた。
 バンドのメンバーにも確認したのだが、あきらかにUK、特ににマンチェスターサウンドを取り入れている。一曲目などSTONE ROSESを彷彿させるようなサウンドであった。
 どうやら、レボリューションサマーを完結させ、彼らは新しい旅にでるようだ。
 今まで出した作品はすべて持っているが、彼らのこだわり、知性は特筆すべきものがある。明確なコンセプトのもと、サウンドとアートワークをコントロールし、非常にクオリティの高い作品をリリースしている。
 彼らの進化は止まらない。
Chippendale
 



UK メロディックサウンドにアメリカのNO IDEAのバンドの熱量をまぜ、シューゲイザーをプラスしたようなバンド”Chippendale”。
 共同企画者ということで、今日まで一緒に頑張ってきた。
 それが報われる非常にパワフルなライブであった。ドラムのサポートも今日までのようで、次のライブからオリジナル・メンバーがそろうようなので、今後の活動も要チェックだ。

